砂川信哉 公式twitterアカウント(@sngw22)より
11月11日放送『東大王』は、東大王チーム3連勝を賭けた一戦。前回、大将の鶴崎修功は公式インスタで「京都・奈良に行きたい」と言っていたが、10連勝を目指さず3連勝のご褒美で妥協してしまうのか? それとも伊沢拓司率いる芸能人チームが3連勝を止めるのか?
【東大王オフショット】
まだ慣れないベレー帽に
みなさん困惑の様子…?(絵文字)と、思いきや鶴崎さんの画伯感(絵文字)
もう様になっておりました(絵文字)
芸術の秋(絵文字)にぴったりですね本日11月11日(水)よる7時から!
お楽しみに(絵文字)#東大王 #鶴崎修功 #鈴木光#林輝幸 #砂川信哉 #伊藤七海#紀野紗良 #岡本沙紀 pic.twitter.com/ul1CAwGIIy— 東大王【次回は11月18日放送】 (@toudaiou_tbs) November 11, 2020
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難易度急上昇に苦戦「お絵かきリレー」
1stステージは、鶴崎が「いいゲームだよホントに」とべた褒めする「お絵かきリレー」。前回は両チーム正解が続出したが、2回目となった今回はお題の難易度がアップした。
例えば、1回戦先攻の芸能人チームに出されたお題は昔話「わらしべ長者」。桃太郎や浦島太郎のように主人公に特徴がなく、ストーリーも基本的に「物を交換する(わらしべ→ミカン→反物→馬→屋敷)」だけ。記号はNGなので矢印は書けないし、“儲かった”という意味で小判を描いても「花咲かじいさん」や「舌切り雀」など大判小判が出てくる昔話はたくさんある。芸能人チームは続くお題「自業自得」でも苦戦し、このステージでは正解が出なかった。
一方の東大王チームは、画力とアイデアで困難を乗り越えようとする。1回戦のお題「能ある鷹は爪隠す」は砂川信哉がサラサラと鷹の絵を描き、爪の部分を真っ黒に塗りつぶして「爪隠す」を、頭部を指す吹出しの中に脳を書き「能ある」を表現。スタジオは盛り上がったが、解答者の鶴崎は脳が「卵」に見え、「とんびが鷹を生む」と誤答。お題を知っている者と知らない者では、見える景色が変わってしまうのか。
2回戦のお題「勝海舟」では、今度は鶴崎がお絵かき担当に。伊藤七海が城(江戸城)を、鈴木光が似顔絵を描くなか、鶴崎は「勝」「海」「舟」の3つを表現した絵を並べた。名前そのものをイラストにする、ひらめき問題のような発想だったが、解答者の岡本沙紀には届かず。
結局両チームとも正解が出ず、このステージはドロー。とは言え、さまざまなアプローチが登場しており、次につながる回になったかもしれない。
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相談禁止!「難問オセロ」衝撃の新ルール
2ndステージは「難問オセロ」で、出題は「小学校・中学校で習う漢字の難しい読み方」。今回から新ルールとなり、戦略の相談が禁止に! 「じゃぁ一朗太さんがいる意味なくなってくるじゃないですか」というFUJIWARA藤本に、「ちょっと待って!」とツッコむ宮川一朗太。
芸能人チームの連勝を支えてきた“オセ朗太”の指示がなくなるのは、どう考えても痛い。各自が好きなマスを指定できるようになったため、どうしても心理的に「自分が読めるマス」を優先してしまうのだ。芸能人チームは下段・中段の解答者の正解率が上がったが、上段にいる宮川一朗太に出番が回ってくるころには「相当不利な情勢(宮川)」になってしまっていた。
そうなると東大王チームが強い。読める漢字が多いため選択肢が広く、先を読む力もある。角に配置された超難読漢字も、鈴木光が6番「為人(ひととなり)」、砂川が1番「幼気(いたいけ)」、鶴崎が27番「賀ぶ(よろこぶ)」を難なく正解して、着実に端へ赤マスを固めていく。最後、芸能人チームは山下真司が32番「感ける(かまける)」を当てる見せ場があったが、このとき既に勝負はついていた。結果は東大王チーム20枚、芸能人チーム16枚。東大王チームがオセロで芸能人チームに勝ったのは、9月9日以来2ヶ月ぶりのことだった。
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「僕が入ったら完璧」芸能人チームの追撃
ファイナルステージは「全員一斉早押しバトル」。今回は7問先取したチームの勝利だ。MCのヒロミに「そろそろあの男が起きるころだと思います」と振られ、「おはようございます」と返すロザン宇治原(まだランクE)。そろそろ早押しでいいところを見せたい。
今回は東大王チームの3連勝がかかっているので、伊沢が大将としてフル参戦している。早押しバトルでも、1問目のひらめき問題「貝+貝+貝+ノ+コ+貝」を「贔屓」で正解。2問目の「テーマパークの名称は?」では宮川が「東映太秦映画村」を一瞬で見抜いた。映像は10月3日オープンの新アトラクション(エヴァンゲリオン京都基地)の一部で、FUJIWARA藤本も「エヴァ!エヴァ!」とわかっていた様子。時事問題をしっかりチェックしている。
東大王チームも追い上げる。4問目の音楽問題では、演奏する音に「レ♭」「ミ♭」が出た時点で紀野紗良が「パプリカ」を正解! “音階押し”を見事決める。5問目「東京BRT」、6問目「国勢調査」の時事問題も東大王チームが連取。時事問題は覚えるスタート地点が全員同じ。いかに早く引き出せるかの勝負だ。
7問目を終えて5-2。東大王チームが5ポイントを立て続けに取って波に乗る……かと思いきや、ここから芸能人チームの逆襲が始まった。国名(モーリシャス)、広辞苑の見出し語(肩)、絵画の作品名(着衣のマハ)と、東大王チームが得意としてきた問題を次々と正解してみせる。戦いが始まる前、伊沢は「(自分が)出られなくても強いチームに僕が入ったら完璧なので、そこを見せたい」と言っていた。ポイントは5-5。その言葉に嘘は無かった。
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「TV」か? 「television」か?
事件が起きたのは11問目。「英英辞典に載っているある英単語をお答え下さい」。スターウォーズのオープニングのように英文が出てくるクイズで、先に押した鶴崎が答えた「TV」が不正解。その後、ロザン宇治原が「television」と答えて正解になった。EからDにランクアップしてガッツポーズの宇治原だが、東大王チームは「あれ?」という表情。
杉山アナの「英英辞典に載っている単語としてはtelevision」という説明に、「どの英英辞典ですか?」と鋭く声をあげる岡本沙紀。判定に使われたロングマン現代英英辞典では、“TV”は見出し語として載っていて、意味は“television”になっている。ただ出題では「見出し語をお答え下さい」とは言っていないので……と、判定としては「グレー」に。
じゃぁTVでも正解では……と、なんともモヤモヤした判定だが、結局この問題はドローとしてノーカウント。ロザン宇治原のランクアップも取り消しでEランクにステイ。「グレーでドローでステイ?」と翻弄された宇治原、「出来たら面白い感じで放送してもらえたら……」という願いはなんとか叶った。
気を取り直して5-5から再スタート。12問目「物の名称」では、伊沢が「富岳」で正解して芸能人チームがリーチ。13問目は「世界遺産」。お馴染みとなった地球の衛星画像が、ヨーロッパ上空で止まり、ゆっくりと下降を始める……と、ここで地球押しを見せたのは、芸能人チーム大将・伊沢……!
カメラ目線でコールしたのは、ベルギーの世界遺産「グラン・プラス」。伊沢を見上げる鶴崎。結果は……正解! 杉山アナの「地球は青かった!伊沢は早かった!」の声を聞きながら、伊沢は両サイドの2人とガッツポーズ。伊沢に始まり、伊沢に終わった早押しバトルで、東大王チームの連勝を止めた!
次週11月18日放送予定の2時間スペシャルでは、東大王チームに新しい候補生が加入!ジャスコの復活も待ち遠しい。
#東大王 負けました……。ジャスコごめん!京都奈良行けなかった!
やっぱり5-2で勝ってたのに5-5にしちゃったところが良くないですね。またもう少し対策してきます。
— 鶴崎 修功 (@Tsurusaki_H) November 11, 2020
#東大王 ありがとうございました!
音階押し成功して嬉しい(絵文字)
次回は新候補生が登場するそうです
ワクワクしますね— 紀野紗良 (@sakuramochisara) November 11, 2020
今週もありがとうございました!最近もうちょっとの問題が増えつつあるけど、もうちょっとに思えるその差が感覚以上にまだ大きいんだろうなと。また頑張ります #東大王 pic.twitter.com/vnEaMJ6iip
— 砂川信哉 (@sngw22) November 11, 2020
『東大王』(2020年11月4日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:伊沢拓司、朝日奈央、宇治原史規 (ロザン)、須貝駿貴(QuizKnock)、武元唯衣(櫻坂46)、天明麻衣子、富永美樹、中間淳太(ジャニーズWEST)、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川一朗太、山下真司
【ライタープロフィール】
井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。