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『東大王』新シーズン開幕!一軍&二軍を決めるサバイバル勃発

東大王『東大王』公式twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

3月で鈴木光&ジャスコ林が卒業した『東大王』。前回、MCのヒロミから「東大王を一回白紙に戻す」と発表があった通り、4月の新シーズンからは「一軍&二軍制度」がスタートすることになった。
「一軍&二軍制度」では、これまでの正規メンバー&候補生6名に、Paraviで放送されていた『プロジェクト東大王』のメンバーたち8名を加えた計14名が、一軍の5枠を争う。「本当に強い東大王」を目指し、成長をうながすシステムだ。

そこでシーズン初回は2週にわたり、一軍&二軍を決めるサバイバル対決を実施することに。ヒロミから「強い東大王であるべき、そう思うよね?」と振られた鶴崎は「まぁねぇ……強くなければやっぱ良くないでしょうねえ……」と覇気のない返事。それはそうである、結果によっては現在の正規メンバーが二軍落ちすることだってありうるのだ……!

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クイズ未経験vs高校生クイズ優勝vs開成高校席次1位

一軍決定戦は、「プロジェクト東大王選抜」から行われた。『プロジェクト東大王』で伊沢拓司を1vs1早押しで破る実力を見せ、成績1位となった川上諒人は一軍が確定。残り7名が早押しバトルで戦い、上位3名が東大王チームとの入れ替え戦に進む。3問先取で勝ち抜けだ。

まず飛び出したのは和田空大。1問目のひらめき問題で先制し、3問目のピアノ問題でも「ミ♭」と「ソ」だけで「夜に駆ける」を正解する。伊沢からの「結果が全て」という言葉を胸にリーチをかける。

2問目の世界遺産問題では、河野ゆかりが果敢に地球押しで挑むも「ラホール城」で誤答。これに川村はゆが「アグラ城」で正解。ラホール城はパキスタン、アグラ城はインドの世界遺産だ。世界遺産を得意とする2人がしのぎを削る。

高校生クイズ優勝を経験した東言も黙ってはいない。4問目と5問目を連取し、リーチの和田に並ぶ。6問目は「ABに入る二字熟語は?」。画面に映し出された「ABは甘い」「BAは昆虫」に、解答席の時間が一瞬止まる。その沈黙を破ったのはまたも東言だった。「A=蜂」「B=蜜」を正解し、3問連続正解で入れ替え戦まで駆け上がった。

残り2枠となり、和田が動く。7問目、境界線から2つの都道府県を当てるクイズでは、複雑な海岸線をヒントに「佐賀県と福岡県」を正解する。本人は「左に島と入り組んだ海岸線が見えて佐賀県かと思い、右上に伸びたので福岡県かなと」とコメントしていたが、正解VTRを見ると佐賀県の海岸線はほんの僅かしかない。ピアノ問題でも「ミ♭」を頼りに勝負をかけたと語っていた。クイズ未経験者ながら、その勝負勘で2位勝ち抜け。きちんと結果を出す。

残りは1枠。ここから開成高校席次1位・後藤弘が追い上げる。8問目の生き物問題で「カツオノエボシ」を正解し、10問目の文学作品記憶も即答。川村が再び世界遺産問題を正解し追い上げるも、12問目「星座の名前」で後藤が「きりん座」で勝利をつかみ取る。「きりん座」は確信が持てなかったが「分かるところまで待っていたらボタンが点かない」と思い、勝負をかけた。知識だけでは生き残れないのだ。

これで入れ替え戦に出場するメンバー3名が決定。残り4名は二軍が決定する。

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鶴崎怒りの「どうするつもりだったんですか!?」

続いて「現役東大王チーム選抜」。プロジェクト東大王選抜同様、現役東大王チームも早押しで争い、一軍を勝ち取るのだ。1位抜けは一軍が確定、2位〜4位が入れ替え戦進出となる。つまり、2人はここで二軍決定だ。

東大王チーム内での戦いといえば、昨年7月1日に「正規メンバーvs候補生」の回があった。しかし今回は個人戦。先輩も後輩も同期もない。昨年秋に候補生になった猪俣大輝は、先輩たちとの初めてのバトル。「自分の成長を見せたい」と意気込む。

1問目は空欄に四則演算記号を入れて数式を完成させる問題。数学科の鶴崎が仕掛けるも誤答、その瞬間にボタンを連打する音が響き、ランプが点いた伊藤七海がこぼれ球をしっかり拾っていく。

これしきのミスで動揺する鶴崎ではない。2問目「魚の名前は?」では一瞬で「ヨコヅナイワシ」を見切った。3問目は「1秒間に1つずつ出る数字を7個覚えて問題に答える」という新形式の問題。1つずつ8・2・5・9・1・6・3の順に表示され、「4番目の数字×6番目の数字-2番目の数字」という問題文が映った瞬間に鶴崎が押した。数字を確実に記憶した自信があるからこその勝負。問題文の残像から落ち着いて「52」を正解し、計算問題の借りを返す。

4問目ピアノ問題では、砂川信哉が「レ」「ミ♭」の段階で音階押しを決める。正解はDISH//の「猫」。砂川は「ミ♭」が決め手とだったと語るが、そういえば先ほどのピアノ問題「夜に駆ける」も「ミ♭」が決め手になっていた。先に「夜に駆ける」が出たことで選択肢が消え、勝負をかけやすくなったのかもしれない。

5問目画像問題では岡本沙紀が「宝くじ」を、6問目「建物がある国名」では猪俣が「タイ」を正解し、候補生も存在感を見せる。そして7問目のひらめき問題。7つの漢字とふりがなが画面に出た、その一瞬で鶴崎が押した。

鶴崎はひらめき問題を誰よりも早く押し、脳内の残像からシンキングタイム中に答を導くのを得意とする。今回はあまりに情報量が多すぎるのだが……コールした「てら」は見事正解!「それぞれ曜日の漢字を加えると、ふりがなが示す漢字になる」という複雑な構造の問題だった。


一軍が確定した瞬間、鶴崎は珍しく立ち上がり、力強くガッツポーズ。「ホッとした」というMC陣に「僕が一番心配しましたよ!」と堰を切ったように本音があふれ出す。「なんてことをやってくれるんだと!」「僕がいなかったらオセロは? 12アンサーズは? 熟語陣取りは?」「どうするつもりだったんですか!?」と、肩にのしかかっていたプレッシャーを降ろしていく。これにはMC陣も「ごめんって!」と謝るしかない。

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実力伯仲が生んだ「4人全員リーチ」

鶴崎の一軍入りが決まり、これで残りは入れ替え戦の3枠。冒頭の「よりハイレベルな戦いを見せていただきたい」という伊沢の言葉通り、ここから早押しのギアはどんどん上がっていく。

8問目、小説イントロでは猪俣が「それから」を、9問目「国旗の国名」では伊藤が「トルクメニスタン」を正解し、2人ともリーチ。10問目ひらめき問題「粉−D=?」では伊藤が押し勝ち、「力(POWER)」を正解して2位抜け。入れ替え戦に駒を進める。

残り2枠。11問目「100番目のカードの図柄は?」では、ここまでポイントがなかった紀野紗良がようやく正解。さらに12問目「自然現象の名称」でも「しぶき氷」を決め、一気にリーチに追いつく。

さらに13問目「生き物の名称」を砂川が、14問目ひらめき問題を岡本が取り、なんと4人全員がリーチ! 落ち着いた表情の紀野紗良、祈るような仕草を見せる猪俣大輝、前方を鋭くにらむ砂川信哉、笑顔を絶やせない岡本沙紀。異なる表情を見せる4人。この中の2人が二軍になってしまう。

15問目「企業のマークの原案」では、時事問題として抑えていた紀野が「クロネコヤマト」を正解。杉山アナが「一軍へ一歩前へ!」とクロネコヤマトのキャッチフレーズを絡めて叫び、紀野が3位抜け。残りは1枠。


運命の16問目はひらめき問題「空欄に入るひらがなは?」。またも出題と同時にランプが点く。解答権は猪俣。眉間に指を当てて思考し、顔を上げ、確信を持って「こ」をコール。しばしの静寂のあと、鳴り響く正解音。猪俣が入れ替え戦最後の1枠を手に入れた。

次週は、プロジェクト東大王メンバーと現役東大王チームの入れ替え戦。対戦カードは伊藤七海vs後藤弘、紀野紗良vs和田空大、猪俣大輝vs東言。心臓に悪すぎる、ヒリヒリした戦いはまだまだ続く。

『東大王』(2021年4月7日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
ゲスト:井上裕介(NON STYLE)、サーヤ(ラランド)
東大王 正規メンバー&候補生:鶴崎修功、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海、猪俣大輝
プロジェクト東大王:岡田哲明、川上諒人、川村はゆ、河野ゆかり、後藤弘、勝田りお、東言、和田空大

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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