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『東大王』東大王チーム連敗脱出なるか?鈴木光が攻めて岡本沙紀が守る

東大王伊沢拓司 公式twitterアカウント(@tax_i_)より

東大王チーム2連敗で迎えた10月28日の『東大王』。芸能人チームはジャーニーズWEST、乃木坂46、純烈、そしてQuizKnockと、人気グループからの刺客がそろう。初の3連敗を退け、10連勝への1歩を踏み出すことができるか?

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こうちゃんローラー作戦で「怒られ」が発生

1stステージはすっかりお馴染みになった「ひらめきルーム」。1回戦は、画像ひらめきに芸能人チームが苦戦。2問目で中間淳太(ジャニーズWEST)、山崎怜奈(乃木坂46)が倒れ、3問目の回文(ねぎすごすぎね)を宮川一朗太が答えられずOUT。扉の向こうから「(東大王の)法則のほうが簡単だった」、宮川一朗太の負け惜しみが聞こえる。

2回戦にはQuizKnockから渡辺航平(こうちゃん)が登場。東大王チーム大将・鶴崎修功と「こうちゃんってこういうの苦手じゃない?」「シー!」と友だちの会話を繰り広げたあと、最初からしゃがんで構えるこうちゃん。上から閉まる扉を最後まで意識しないようにする工夫かも。

そのこうちゃん、1問目「空欄に入るひらがなは?」で、「あ、い、う……」とローラー作戦に打って出た。前回(10月21日放送)で井上裕介(NONSTYLE)がとった作戦だが、このときはアルファベット27文字。ひらがなは効率が悪く、なかなか正解が出ない。ヒントが出てようやく「れ」で正解したが、解説席の伊沢拓司から「QuizKnockの解き方じゃない」と苦言を呈されてしまった。

東大王チームは1問目で砂川信哉が倒れ、その後の鶴崎も3問目でパニックに。結局、2回戦は芸能人チームが勝利し、このステージはドローで終わった。

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「周く」「億る」「資ける」……ルーキーたちが大活躍

2ndステージは2週ぶりとなる「難問オセロ」。出題はこれで3週連続となる「小学生で習う漢字の難しい読み方」で、東大王チームは2連敗中。オセロの研究も続けているが「一朗太さんが(戦略を)ズラしても変化に対応してくる」と嘆く鶴崎。

その鶴崎、今回も戦略をズラしてきた。セオリーと異なる12手目「演べる(のべる)」には、宮川一朗太も「変えてきたね」とポツリ。終盤では芸能人チームに角を読ませるように動くが、27番「周く(あまねく)」を皆川勇気(ネイビーズアフロ)が、1番「億る(おしはかる)」を後上翔太(純烈)が正解。さらに中間も「資ける(たすける)」「評う(あげつらう)」と難読漢字を開ける。ルーキーたちの大活躍もあり、終盤は東大王チームが3連続パスに追い込まれ、芸能人チームが勝利。「小学生で習う漢字の難しい読み方」で、東大王チームはオセロ3連敗になってしまった。

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「2回いけるから軽めに」気負わない攻め

いよいよファイナルステージ……の、その前に、1ステージで勝った芸能人チームの「伊沢獲得チャンス」。最近、カードを配置する鶴崎のノリがおかしなことになっていて、今回は2枚あるカードの1枚を満面の笑顔で指差し続けていた。誘いに乗ってみる大将・富永美樹だったが、カードは「はずれ」。爆笑する一同。最近この時間が楽しみになってきている。

さてファイナルステージの「全員一斉早押しバトル」、今回は7問先取で勝利だ。3連敗を阻止したいプレッシャーもあるが、「間違えても……2回いけるから、それを思い出して軽めにいってもいいかなって」と、気負いなく攻める姿勢を見せる鶴崎。その声に応えたのは、岡本沙紀と鈴木光だった。

1-2で芸能人チームリードで迎えた4問目の音楽問題。「ドラマの主題歌にもなった大ヒット曲」というヒントから、鈴木光は音が鳴った一瞬で果敢に攻める。コールしたOfficial髭男dismの『I LOVE…』はドラマ『恋はつづくよどこまでも』の主題歌だったが、無情にも不正解。問題再開後、岡本が星野源の『恋』で正解し、同点に追いつく。ちなみに『恋』はドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌。『恋つづ』も『逃げ恥』もどちらもTBSドラマである。

その後、鈴木光は5問目「高知県(皿鉢料理)」を正解し、一気にギアをあげる。7問目の浮世絵問題では「本能寺の変」を正解。10問目の英単語の問題も解答権を得るが……英単語を聞かれているのに「傘」と日本語で答えてしまううっかりミス! あまりの恥ずかしさに身もだえて、アクリル板にぶつかってしまう。

鈴木光のこぼれ球を後上が「umbrella」で拾い、これで5-5のイーブン。気持ちを切り替えねば……となった11問目。「植物の品種名は?」で岡本が「グラスジェムコーン」を正解し、流れを東大王チームに引き戻す。東大王チームがリーチ!

12問目は「絵画の作品名」。茶色や黒の絵の具が塗り重ねられた画像を一瞬見て、鈴木光が押した。「タッチを見た瞬間、どうみても厚さがゴッホなのであとは絞るだけ」「馬車の絵があるので、馬かと思って」という思考を経て導いたのはゴッホの「アルルの跳ね橋」。正解音が轟いたあと、実際の絵を振り返ってみる。水辺の向こうにかかる跳ね橋の、その上を渡る馬車の、その馬の頭の一部分……!

誤答をしても、うっかりミスをしても、攻めの姿勢を崩さなかった鈴木光。そして先輩のピンチのあと、すかさず空気を戻した岡本。悪夢の3連敗に陥ることなく、東大王チームが1勝目を踏み出した。

『東大王』(2020年10月28日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:後上翔太(純烈)、富永美樹、中間淳太(ジャニーズWEST)、八田亜矢子、藤井サチ、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、皆川勇気(ネイビーズアフロ)、宮川一朗太、山下真司、山崎怜奈(乃木坂46)、渡辺航平(QuizKnock)

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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