『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』公式twitter(@tvasahi_qsama)より
カズレーザー率いる関東軍団と、宇治原史規率いる関西軍団が「マスドリルSP」で対決した7月1日放送の『Qさま!!』。大好評の「漢字ケシマス」に早くも新バージョンが登場。今度の相手は「英語」である。
まもなく(絵文字)
このあと よる8時40分から #Qさま
リアタイ是非お願いします(絵文字)大反響クイズ#ケシマス もあります(絵文字)pic.twitter.com/ZcEvTi4ac4
— クイズプレゼンバラエティー Qさま!!(テレビ朝日) (@tvasahi_qsama) 2019年7月1日
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新クイズ「英語ケシマス」ポイントは「2文字」
今回新たに登場した「英語ケシマス」。「英語」と冠がついているが、パネルの文字は全てひらがな。「『ソ』から始まる英語」といったお題に沿った単語を、「漢字ケシマス」同様にパネルの中から見つけて消していく。
「く」「つ」「し」「た」のパネルを消したかったら「ソックス」、「し」「お」を消したかったら「ソルト」と答えればいい。アルファベットを全く必要としないので、単語の綴りを知らなくても解ける親切設計である。
先行の関西軍団のお題は「『ア』から始まる英語」。「どうぶつ(アニマル)」「こおり(アイス)」などが読み取れるなか、一番手の霜降り明星 せいやが、いきなり「あり(アント)」を消してスタジオがどよめく。「あ」「り」もこの先使うかもしれない。2文字を消すのはかなり勇気がいる選択だ。
結局この判断は正しかったのだが、終盤で南海キャンディーズ しずちゃんが再び「2文字」に直面。パネル上は「にく」「あし」「くず」などの単語ができるが、どれも「ア」から始まらない。ダミーに阻まれて「しま(アイランド)」を見つけるのに時間がかかってしまう。
続く関西軍団は「『ス』から始まる英語」。ジャニーズJr.那須雄登が、膠着状態から「へび(スネーク)」を消すファインプレー。リーダーのカズレーザーは「良いねぇ!」とボディタッチ多目に出迎える。その後「じょうき(スチーム)」「はんこ(スタンプ)」「ちょくせん(ストレート)」とつないで、見事パーフェクトを達成した。
漢字に比べ、ひらがなは2文字の単語が偶然生まれやすい。プレイヤーを翻弄する面白さもあるが、想定外の答えがいくつも生まれると、問題として成立しなくなるだろう。「漢字ケシマス」以上に、問題制作者の苦労がしのばれる。
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緊張感が人を狂わせる「助けマス」
両チーム10点差で迎えた最終問題。「助けマス」のお題は生き物の名前。関西軍団には「上野動物園にいる生き物」の写真が出題された。一番手のせいやが「カバ」を正解。二番手の霜降り明星 粗品がまさかの大パニックに陥った。
粗品がとんでもないことなってます https://t.co/OMx2FX1vyj
— 霜降り明星 せいや (@simofuriseiyam) 2019年7月1日
正解は「カピバラ」なのだが、「カワウソ」と答え不正解。ヒントで4文字目「ラ」をもらうも「インパラ」に。再び1文字目「カ」をもらい、ようやく「カピバラ」にたどり着く。この時点で残り時間は半分。続くしずちゃんも「オカピ」がわからない。1文字目「オ」をもらうが、ヒントが尽きてタイムアップ。
続く関東軍団の純烈 後上翔太も、「イルカ」がなかなか出ずに苦悩する場面があった。「助けマス」は問題をパスすることができないので、答えを知らなかったり、パニックになると行き詰まってしまう。そのためにヒントがあるのだが、浪費すれば後続に影響してしまうのが難しい。
思い出すのは今年3月、霜降り明星 粗品がR-1ぐらんぷりで優勝したときのこと。フリップネタのひとつに、「受験生が東大入試で『3×30=』を間違える」というものがあった。そのとき、粗品がお馴染みのポーズでフリップにツッコんだフレーズがこれだ。
「現場の緊張感は人を狂わせる!」
『Qさま!! プレッシャーマスドリルSP 関東デキマス軍団VS関西デキマス軍団』(2019年7月1日放送)
解答者(五十音順)
関東軍団:カズレーザー(メイプル超合金)、石原良純、伊集院光、後上翔太(純烈)、那須雄登(美 少年、ジャニーズJr.)、弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
関西軍団:宇治原史規(ロザン)、しずちゃん(南海キャンディーズ)、せいや(霜降り明星)、粗品(霜降り明星)、村井美樹、山西惇
【ライタープロフィール】
井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。