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『東大王』新東大王メンバーは残り3枠!現役vs新人、1対1の3番勝負

東大王『東大王』公式twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

4月15日放送『東大王』は、先週から続く一軍&二軍を決めるサバイバル対決の完結編。現役東大王チームから3人、プロジェクト東大王チームから3人が、それぞれ1vs1早押しで対決し、一軍の残り3枠を争うことになった。

勝負は5ポイント先取。『東大王』の1vs1早押しでは長丁場となるポイント設定だが、プロジェクト東大王を率いていた伊沢拓司は「東大王が芸能人チームを止めるために必要な形式」「東大王に相応しい人物を試せる場」と話す。のしかかるプレッシャーをはね除け、これまでの蓄積をぶつける。真の実力が試されるときが来た。

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伊藤七海vs後藤弘:焦りと落ち着きと

初戦は伊藤七海vs後藤弘。「胸を借りるつもりで楽しみたい」と話す後藤に対し、「怖いかなと思いつつも、叩き潰さないといけない」と闘志を見せる伊藤。そのプライドで1問目と2問目を取り、2ポイントを先制する。

3問目は、伊藤が得意とする生き物問題。しかし勝負を焦ったか、最初のヒントで押すも誤答してしまう。ここは後藤が落ち着いて最後のヒントまで確認し「アイアイ」を正解。4問目の画像間違い探しも「値段のカンマの位置」を目ざとく見つけ、同点に追いつく。

5問目は15枚のカードを10秒で暗記し、3文字の熟語を答える問題。両者ともスルーとなるが、ここで控え席の砂川信哉が「子守熊(コアラ)」を当ててみせる。スルーされた問題はカットされがちだから、先週敗退してしまった砂川の見せ場を残してくれて良かったと思う。

このあと、伊藤は6問目の見出し問題、7問目の世界遺産問題を連取し、ポイント4-2で一軍入りにリーチ。しかし後藤の表情は終始落ち着いていた。8問目のクロスワードを取り、9問目の都道府県シルエットでは相手の誤答を受けて取り返す。同点に追いついた瞬間のガッツポーズで、ようやく感情をあらわにした。「楽しみたい」とはいえ、負けたくはないのだ。

負けたくないのは伊藤も同じ。はやる気持ちは「押し」にも現れた。両者リーチで迎えた10問目の四字熟語問題。画面はアップのあまり「====」に見える状態から徐々にズームアウトしていくが、始まって早々に伊藤が仕掛ける。「已己巳己(いこみき)」をコールするも……無情にも不正解のブザー。落胆する七海、大きく息を吐く後藤。解答権は後藤にしかない。問題再開。後藤は答が確定するところまでしっかり確認し、「品行方正」を正解する。2ポイント差を諦めず、逆転勝利で後藤弘が一軍入りを決めた……!

伊藤は「自分の焦りが首を絞めた」と敗因を語り、「自信を持って臨めるようにもっと知識をつけなきゃいけない」と前を向く。

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紀野紗良vs和田空大:怖いものがない者、守るものがある者

2枠目を決めるのは、紀野紗良vs和田空大。伊藤の敗戦を見て「自分のことのように悔しかった」という紀野。それでも「クイズが楽しいという気持ちを忘れずに、押していこうと思います」と決戦に臨む。

対戦相手は、クイズ未経験者ながら最終決戦に進んだ和田。その武器は、積極的にボタンを押していく勝負強さ。1問目こそ焦りから誤答したが、2問目の国旗問題ではユニオンジャックの他に水色が出た瞬間に押し、「ツバル」を正解する。ユニオンジャック+水色の国旗は、ツバルとフィジーもあり、ツバルのほうが若干色が濃い。その微妙な違いを一瞬で見切った。

相手の早さはプレッシャーにもなるが、紀野は焦らないよう心がけていた。3問目の計算問題では、かけ算で最大の答になる組み合わせ「168」を時間をかけて見極める。しかし流れは和田に。4問目の川柳問題で押し勝ち、5問目の絵画問題では絵のタッチから勘で答えた「モネ」が正解。6問目の立体漢字も素早く「桜」を答える。怖いもののない挑戦者と、守るものがある候補生。ポイントは2-4で、和田がリーチに。

7問目はグラフ問題。横軸が2020年3月からの「月」、縦軸が100刻みの「万円」。年月を経て徐々に上昇していくグラフに、ここでも先に押したのは和田。「ファイザーの株価」をコールするも……不正解。チャンスが巡ってきた紀野。グラフが600万円近くまで描かれたのを見届け、勝負をかけた「ビットコイン」が正解に。ポイントは3-4。

8問目は「穴が開いていないブロックの数」を答えるもの。上下左右からくし刺しになったブロックがクルクル回っている。ブロック群が半回転したところで、またしても先に押したのは和田。時間をかけて導いた「8個」が正解となり、和田の一軍入りが決まった。

敗れた紀野は「こんなに押す経験ができたのが初めて」と最後までクイズを楽しむも、「悔しいところはしっかりと反省して……」と話した。

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猪俣大輝vs東言:「東大王メンバーとしての矜持」

ここまで新東大王の枠に決まったのは、鶴崎修功と3人のプロジェクト東大王メンバー。若いメンバーに「やばいよ!」とうろたえる鶴崎を、「引率の先生感」と的確に例えるMCの山里亮太。

最後の1枠を争うのは、どちらも高校生クイズ優勝を経験している猪俣大輝vs東言。「本気で挑んで迎え撃つ」「全力でいきたい」とコメントを交わす。

勝負は開始早々、猪俣が2ポイントを先制。1問目「撮影された都市名」では白い建造物が映った瞬間に「ワシントンDC」を、2問目「施設の名称」ではコインが映った瞬間に「造幣局」を、確定ポイントを見逃さず押し勝っていく。

3問目は東言が「蟹工船」で1ポイントを返し、4問目。アメリカの50州のクロスワードで、早々に猪俣が押すも、答えが出てこない。問題では5文字の州と「ア」から始まる4文字の州が交わっているのだが、「ア」から始まる4文字の州はアラスカ、アラバマ、アイオワ、アリゾナ、アイダホと5つあり、確定させるのが難しい。東言は5文字目の最後に「マ」が出てからも悩み、シンキングタイムぎりぎりで「アイダホ」「オクラホマ」を絞り出す。対戦相手の猪俣も思わず「すごい」と声を漏らした。

5問目は猪俣が、6問目は東言が正解し、お互い一歩も譲らずポイント3-3。7問目は「1〜25までの中で『重複している数字』と『表にない数字』を答えよ」という、これまでない形式の問題。バラバラに並んだ25個の数字に、たった9秒で答えを出してみせたのは猪俣。ポイント4-3で一軍にリーチをかける。

運命を決めたのは「絵画の作品名」問題だった。カメラが徐々に引いていくと、右下に出てきたのは鼻の長い妖怪のようなもの。力強くボタンを押したのは猪俣! 少ない情報から「百鬼夜行(図)」を正解する。

本来なら、これまでの戦いぶりを評価され、正規メンバーに昇格してきた候補生たち。鈴木光&ジャスコの卒業で空いた2枠を、こんな形で争うとは思ってもみなかっただろう。候補生としてただ1人正規メンバーに残った猪俣は、「東大王メンバーとしての矜持を見せられた」とコメントするも、「強かった……」と安堵の声を漏らした。

鶴崎以外全員が新メンバーになる可能性もあった、今回の入れ替え戦。先週の鶴崎の言葉を借りれば、「どうするつもりだったんですか!?」というほどガチンコの戦いだった。二軍入りしたメンバーにもまだ入れ替えのチャンスはある。次週からが本番。彼らのスタート地点を見守りたい。

『東大王』(2021年4月14日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
ゲスト:井上裕介(NON STYLE)、サーヤ(ラランド)
東大王 正規メンバー&候補生:鶴崎修功、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海、猪俣大輝
プロジェクト東大王:岡田哲明、川上諒人、川村はゆ、河野ゆかり、後藤弘、勝田りお、東言、和田空大

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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