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『東大王』7連勝をかけ歴代大将5人と対決! トレンド入りする「ジャスコ彼女」

東大王でんがん twitterアカウント(@dengan875)より

第99代内閣総理大臣が誕生したのと同じ日に、99回目を迎えた『東大王』(9月16日放送)。東大王チーム7連勝をかけた相手は、大将経験者が5人揃った芸能人チーム。しかしネットをざわつかせた一番の話題は「ジャスコ林の彼女」だった。

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交際3日目のジャスコにヒロミ「大事にしろよ」

オープニングクイズはすっかりお馴染みになった『限定2択クイズ』。今回のテーマは「男or女」で、「日本でスマホ利用率が高いのは?(女)」「ことわざ一押し二金三?(男)」など難問が続き、これまでで一番多い7枚のパネルを残してフィニッシュ。最後にパネルの下に隠れた人物を当てるのだが、芸能が苦手な鶴崎修功が「田中みな実」を当てた!

鶴崎は事前に「困ったら田中みな実さんと書いたほうがいい」と鈴木光から教えてもらったという。どうして困ったら田中みな実なのかというと、前回までの傾向から「今、有名な方でTBS関連の人」が続いていたから。確かに9月2日放送ではあいみょん(TBS『私の家政夫ナギサさん』の主題歌を歌う)で、9月9日放送では上白石萌音(TBS『恋はつづくよどこまでも』主演)だった。田中みな実は元TBSアナ。こんな所まで傾向を読む鈴木光である。

1stステージは『ランキングサバイバル』で、出題は「好きな日本の昔話ランキング」。3位・5位・12位に「か」から始まるものがあり、「かぐや姫」「かちかち山」「笠地蔵」がどこに該当するかが鍵だ。

3位の「か」を砂川信哉が「かちかち山」で外し、順番が回ってきたジャスコ林。「最近クイズが絶好調で何かあったのかな?と思ったら……」「彼女ができたんですか?」「どうなんですか?」と探るMCのヒロミ&山里。そんな大人たちの詮索に「ハイ」と素直に答えるジャスコ林! これには視聴者もどよめいて、Twitterでは「ジャスコ彼女」がトレンド入りするほど。ヒロミは「大事にしろよ」「一番気をつけなきゃいけないのは別れ際」とアドバイスするのだった。

肝心のクイズは、3位「かぐや姫」をジャスコが正解。残り2つの「か」は、5位「笠地蔵」、12位「かちかち山」だった。両チームとも1ミスのみで14位までを開け、このステージをドローで終える。

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「いっぱい取って勝ちたい」前回の雪辱をはらす芸能人チーム

2ndステージ『難問オセロ』の出題は「小学校で習う漢字の難しい読み方」。「北げる(にげる)」「白す(もうす)」など読めそうで読めない字が並ぶ。前回の放送では29枚対4枚と完敗した芸能人チームは、再び助っ人に伊沢拓司を迎えた。伊沢は「前回終わったあと、一朗太さんは既に次のことを考えていた」という。このまま負け続けるわけにはいかないのだ。

芸能人チームは押田岳が「討ねる(たずねる)」「展ねる(つらねる)」を当てるファインプレーもあり、6番の角を取って盤面の右上を青で固める。東大王チームも32番の角「存える(ながらえる)」を砂川が押さえるも、27番の角「谷まる(きわまる)」を宮川一朗太が開け、じわじわと青いマスを増やしていく。

気がつけば東大王チームの赤いマスがあるのは盤面の左上だけ。勝利を確信する芸能人チームだが、相手に角を取らせるか迷う場面で「いっぱい取って勝ちたい」と富永美樹が1番の角を指名! 前回、東大王チーム圧勝のなかで角を読まされた雪辱を晴らすべく、今度は自分たちで角の難読漢字を切り拓く。一歩間違えれば全滅の危険もあるが、そこは“漢字の守護神”富永、「革める(あらためる)」を難なく正解。

終わってみれば芸能人チーム33枚、東大王チーム3枚で芸能人チームが圧勝。まさに「倍返し」な結末となった。

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伊藤七海の活躍に立ちふさがる、最年長・辰巳琢郎

ファイナルステージは『全員一斉早押しバトル』。芸能人チームは伊沢獲得チャンスに失敗し、両チームとも7問先取で勝利となる。

東大王チームは伊藤七海の早押しが光った。1問目のひらめき問題を征し、4問目のランキング問題では「8位・東京都青梅」だけで「歴代最高気温の観測地点」を見抜いた。今年の夏、浜松市が41.1℃の1位タイを記録したことから、時事問題として押さえていたという。その後は音楽問題でも「Lemon」を当て、この日3つの正解を重ねる。

時事問題では砂川も活躍。「撮影された都道府県は?」を問う問題で、山間にかかる橋の写真を見ただけで「岐阜県」を正解! 今年8月にオープンした、日本一高いブリッジバンジーがある場所だった。高低差215mのバンジーは、これからバラエティ番組でもよく見かけそう。

一方の芸能人チームは、元祖芸能人クイズ王・辰巳琢郎が底力を見せる。観光PR動画から温泉地名を当てる問題では、映り込んだ馬車を見て「由布院温泉」を正解。読み聞かせから偉人を当てる問題では、ミラノをヒントに「レオナルド・ダ・ヴィンチ」を当てる。知識と経験の蓄積はいくつになっても色あせない。

スコアは6-3となり、東大王チームがリーチの場面。10問目は「国宝の名前をお答え下さい」。下から徐々に全体が見えてくる。台座、裸足の足元、胸元まで順に映像がオープンしたところで鈴木光が押した。コールしたのは「十一面観音」。手に持つ壺が映ったことから仕掛けた勝負だったが、結果は成功! 東大王チームが7問を先取し、7連勝を飾った。

来週は100回記念スペシャルの「東大王vs全国の視聴者」企画。予選を勝ち抜いた200名が生放送で戦う。いったいどんなバトルになるのか楽しみだ。

『東大王』(2020年9月16日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:オカリナ(おかずクラブ)、押田岳、グローバー、河野純喜(JO1)、辰巳琢郎、でんがん、富永美樹、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、松嶋桃、宮川一朗太、山崎怜奈(乃木坂46)

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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