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『東大王』クイズ王&ダブル伊沢拓司との対決! 5連勝で北海道に行きたい鶴崎

東大王レイザーラモンRG twitterアカウント(@rgizubuchi)より

9月12日放送『東大王』は東大王チーム5連勝を賭けた2時間SP。芸能人チームは大将・伊沢拓司が全ステージに登場し、「伊沢推薦枠」にはクイズ王・古川洋平が。そしてレイザーラモンRGが扮する「ある沢拓司」も加わり、クイズ王が2人+1人いる状態。勝利はどちらの手に?

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「読めるのに読めない」難読オセロが大接戦!

オープニングは新クイズ「限定2択クイズ ワンorニャー」。答えが犬か猫になる2択クイズで、全員が一人ずつ解答。解答数によって「ある人物」を隠すパネルが開く。最後に隠された人物を当てるのだが、選ばれた代表者は芸能に疎い鶴崎修功と、流行りに疎い山下真司で、ここは鶴崎が「あいみょん」を答えて勝利。ゆるい形式でオープニングにはぴったりの温度であった。

続く1stステージは「円卓スピードアンサー」。従来はボタンまで走って答えていたスピードアンサーだが、コロナ対策のため、円卓の中央で回るカメラに向かって答えるようになった。「考える時間が短くなって焦る」とコメントする伊沢に、ある沢拓司は「食器棚を本棚にしがち」と“伊沢あるある”を添える。

出題は「偉人の名前」と「2文字が含まれる国の名前」。後者はいかに国名を知っているかに加え、「トラ」→「オーストラリア」など閃きも必要になってくる。ここで東大王チームは紀野紗良が「ソト」→「レソト」、砂川信哉が「エリ」→「エリトリア」などを悩まず解答し、20秒差で圧勝。知識と閃きのバランスの強さを見せた。

2ndステージ「難読オセロ」では、「小学校で習う漢字の意外な読み方」を出題。「林い」「中たる」「案える」など、知っている漢字なのに読めないフレーズが並ぶ。動植物などの難読漢字に当て字が多いのとは違い、「的中」から「中(あ)たる」、「思案」から「案(かんが)える」など、意味から答えを導けるかが鍵だ。

先攻は東大王チーム。1人目の岡本沙紀が「店子(たなこ)」を「たなご」と誤答してしまう波乱のスタート。しかし、ここで鶴崎が方針転換し、19番「兆い(うらない)」を芸能人チームにぶつけるように作戦を変更。その狙い通り、芸能人チームは「兆い」で6人が連続失格してしまう。

その後は東大王チーム優勢で進むが、ジャスコ林と鶴崎が誤答し、残りは紀野と砂川の2人。芸能人チームはオセロの司令塔・宮川一朗太と、ランクSSSの富永美樹が粘り、角の超難読漢字「陽る(いつわる)」「易る(あなどる)」を正解。ギリギリまで続いた攻防は、18枚vs18枚の「ドロー」で幕を閉じた。

「先攻でドローだったので上々かな」と振り返る鶴崎。「オセロで、先攻で、同点。そりゃもう勝ちですよ!」と鼻息が荒いMC陣。しかしドローはドローなのであった。

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長い法律名を頭に入れてきた鶴崎、最長ワードをたたき出す古川

3rdステージ「12アンサーズ」では、1問目「『え』で始まる問題」で最後に残った「寺の名前」で両チームが苦戦。「円覚寺」「延暦寺」「回向院」でもない。結果、この1問だけで東大王チームが全滅。正解は比叡山を借景にした「円通寺」だった。

途中まで順調でも、たった1問で結果がくつがえるのが12アンサーズの怖いところ。2問目「『て』で始まる問題」でも、最後の「歴史上の人物」が両チームわからない。5人連続不正解の流れを止めたのは、富永の「天璋院篤姫」だった。今回初めて芸能人チームがステージ勝利を決める。

4thステージは2回目となる「穴埋めワードバトル」。圧巻だったのは最終組の林&鶴崎 vs 宮川&富永&伊沢。「け???う」という穴埋めに、鶴崎が「原子力損害賠償支援機構法」の23文字で圧勝する。前回悔しい思いをしたので「長い法律を頭に入れてきた」というのだ。

その鶴崎の努力を知ってか知らずか、最終問題も「と???う」という「う」で終わる穴埋め。鶴崎は「独立行政法人日本高速道路保有債務返済支援機構法」と答えるが……惜しくも不正解。「支援」の文字が余計だった……!(正確には「独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構法」)

結局このステージは東大王チームの勝利で終わったが、最後に気になる解答が。最終問題の「と???う」、解答権がなかった古川が書いていたのは「東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構」という、47文字の最長ワード! もし最後の組で出場していたら……と悔しい表情の古川、「今日のピークここだと思います」と言い残す。

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鶴崎が覚醒!5連勝で「北海道行きてー」は叶うか!?

ファイナルステージは「全員一斉早押しバトル」で、今回は10問先取で勝利。ある沢拓司が「構えると目をパチパチしがち」という“伊沢早押しあるある”を披露してからの1問目、伊沢はボタンに手を構えながら恥ずかしそうに目をパチリとさせた。

その1問目「空欄に野菜を入れてできる女優」を「小松菜奈」で正解したのは、乃木坂46の山崎怜奈。出題で既にひらめき、一瞬でボタンを押したという。その早押しに乃木坂ファンの古川も大喜び(しかし古川の推しメンは堀未央奈)。

その後も両チーム、ファインプレーが続く。6問目「日付の共通点は?」という問題では、5つあるヒントの1つ目「3月26日 バングラデシュ」で砂川が「独立記念日」を正解。3月26日がバングラデシュの独立記念日とは知らなかったが、「日付+国の形式なら最後に(5つ目のヒントも)最も有名なアメリカが来るだろう」と予測しての解答だった。見事に最後のヒント「7月4日 アメリカ」まで的中させ、全員が納得する解答となった。

10問目、伊沢の押しも早かった。「映像から連想される心理学の用語は?」という問題で、勉強している女の子が映っただけ「セルフ・ハンディキャッピング」を正解。勉強してるのに「全然勉強してないよ~」と言い訳する展開まで一瞬で見抜いた。これにはある沢拓司もガッツポーズ。

中盤まで5-5の接戦だったが、ここから東大王チーム大将・鶴崎が覚醒。「日立駅」「月の模様」「大英博物館」など立て続けに当て、9-6のマッチポイントに。ここまで獲得した9ポイント中5ポイントは、鶴崎が叩きだしたものだ。

勝利がかかった15問目「建造物の名称をお答え下さい」。お馴染みの地球の衛星画像が回転し、イギリス上空で止まる。高度が下がる様子を全員が固唾を飲んで見守るなか、ボタンを押したのはある沢拓司ことレイザーラモンRG! 杉山アナも「押してきたのはある沢拓司!」と絶叫する。解答した「ストーンヘンジ」は不正解だったが、この局面で「地球押しをする伊沢拓司のモノマネ」を完成させるハートの強さよ。

問題再開。さらに下降するカメラを止めたのは、ジャスコ林だった。「スピットバンク・フォート」がラストコールとなり、ジャスコポーズで締め。東大王チームが5連勝にたどり着いた。さて、気になるのはご褒美。5連勝で「沖縄or北海道 修学旅行」を獲得するか、10連勝「世界修学旅行」を目指すか。

大将の鶴崎は「僕は北海道がいいな~」と言うが、紀野(北海道出身)は「ここで北海道と言ってしまうと、10連勝を目指す気持ちが……」と納得しない。それでも「北海道行きて~な~」と言い続ける鶴崎に、MC山里亮太が「光ちゃんも世界って言ってた!」と強引に目標を10連勝に設定。鶴崎の「え~~~~~~~」という叫び声で番組は終わった。ここぞという時に頼れて、そうでない時は和めるリーダーである。

『東大王』(2020年9月12日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
東大王チーム:鶴崎修功、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:伊沢拓司、アンミカ、井上裕介(NON STYLE)、お侍ちゃん、富永美樹、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、古川洋平、宮川一朗太、山崎怜奈(乃木坂46)、山下真司、レイザーラモンRG

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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