『東大王』twitter公式アカウント(@toudaiou_tbs)より
7月8日放送の『東大王』は、3ヶ月ぶりとなる芸能人チームとのバトルとなった。解答席の間にはアクリル板、芸能人チームのひな壇には屋根も設け、飛沫感染対策は万全。鶴崎が大将となった新シーズン初回(4月8日放送)では負けてしまった東大王チーム、念願の初勝利をもぎ取ることができるか。
【東大王オフショット】
3ヶ月ぶりの
最強芸能人チームvs東大王チーム(絵文字)収録日は伊藤くん21歳の誕生日でした(絵文字)
本日よる7時から2時間SPです!
お楽しみに〜(絵文字)#東大王 #鶴崎修功 #鈴木光 #林輝幸#砂川信哉 #紀野紗良 #伊藤七海#岡本沙紀 pic.twitter.com/IumxYm91hJ
— 東大王【次回は7月8日放送】 (@toudaiou_tbs) July 8, 2020
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「難問オセロ」ドローの裏に密かなピンチが
1stステージは「ランキングサバイバル」。1問目の「平成30年間のアーティストセールスランキング」は、CDの売上が多かった平成初期のアーティストがランキングの中心に。CHAGE&ASKAやglobeなど懐かしい名前が並び、最後の18位は「え」から始まるアーティスト。この流れならEvery Little ThingやX JAPAN……と昭和生まれは思ってしまうが、鈴木光が冷静に「EXILE」を正解。先入観は大敵である。
続く2問目「大人が苦手な野菜ランキング」では、富永美樹が15位「スイカ」を当てるファインプレーを見せるも、東大王チームは最後まで不正解者を出さず、2問連続パーフェクトでこのステージを勝利する。
2ndステージ「難問オセロ」、テーマは「虫の名前」。小島よしおが「竹節虫(ナナフシ)」、ゆきりぬが「金鐘児(スズムシ)」を当てるなど、芸能人チームは下段からもファインプレーを連発。山下真司は「毎日2時間勉強していた」というし、ステイホーム中に勉強が捗ったのかもしれない。
終盤はギリギリまで一進一退の攻防が続いた。結論から言うと、この勝負は18枚対18枚のドロー。しかし、そこに至るには、芸能人チームは3つも角を取る必要があった。角の超難読漢字が読めなければ、全滅による敗退もありうる。
密かなピンチだったが、山下が「豆娘(イトトンボ)」、富永が「蝸牛被(マイマイカブリ)」、伊沢拓司が「歩行虫(オサムシ)」を正解し、なんとか同点に持ち込んだ。互いに死力を尽くした大接戦となったが、手に汗握る展開はこの後も続く。
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ハッピーな国を答える井上、考えるのをやめる鶴崎
3rdステージは、先日の「東大王vsQuizKnock」で久々に復活した「早書きバトル」。1問目を1位抜けで通過した岡本沙紀は「点数配分として、誰かが伊沢さんに勝たないとリードしていけないので、間違ってもいいからと思って書きました」とコメント。QuizKnock戦で伊沢のスピードを目の当たりにし、勝負に出ないと勝てない、と学んだのかもしれない。
しかし続く2問目。観光PR動画から都道府県を当てる問題では、勝負を急ぐあまり早とちりする解答者が続出。じっくりVTRを見て「宮城県」を当てたのは砂川信哉、伊沢、FUJIWARA藤本敏史の3人だけだった。伊沢は早いだけじゃないのだ。
7問中6問を終え、勝負はまたも接戦。どちらもチームも、勝利するためには1位抜けが必至だ。出題はGoogleロゴが表す国名を当てるもの。1位抜けしたのは……芸能人チームのノンスタ井上だった。ロゴの中にはシタールやタージマハルが描かれていたが、井上が決め手にしたのは一番最初に出た「風船」。「なんとなくハッピーな国」を思い浮かべて「インド」と書いたという。こんなミラクルに勝てるわけがない……!
4thステージ「12アンサーズ」。波乱が起きたのは1問目「答えが全て『ら』から始まる問題」。最後に残った「ズボンの股上の部分」に両チームとも苦戦する。不正解が続き、次は鈴木光の番。これを外すと相手チームは伊沢。絶体絶命の状態で「ラインズ」と答えるが……無情にも不正解のブザー。
終わった……という空気が流れ、伊沢が「ラインアンダー」と解答。全員が小さく「へぇ〜」とうなずいたが、これがなんと不正解! 「正解のテンションで言ったじゃん!」と驚かれ、伊沢は「1個答えを決めてあったので焦る必要がなかった」「(焦らずいれば)あっちが考えるのやめてくれる」と言う。そんなことないよね!と次の鶴崎を見てみると、本当に考えるのをやめていた(笑)
ただ、この作戦、味方も「考えるのをやめてた」という証言も。
伊沢さんいる!!考えなくていいや!
って思ってたのは味方もです。
わかりませんでした。 https://t.co/MUCx1ikm2q— こうちゃん (@Miracle_Fusion) July 8, 2020
結局このあと両チーム正解は出ることなく、東大王チームの全滅でこの問題は終わった。正解は「ライズ」。「ローライズ」の「ライズ」である。
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逆王手をかけるこうちゃん、興奮が壁を抜けるジャスコ
ここまでの4ステージで、戦績は1勝1敗2分け。五角に渡り合う両チーム、ファイナルステージは「全員一斉早押しバトル」も大接戦となった。
序盤に活躍したのが、芸能人チーム小島よしお。ニュース映像問題では押し勝って「ブルーインパルス」を正解。伊沢が得意とするグラフ問題でも、映像の序盤で「ガラケーとスマホの普及率」を言い当てた。当てた興奮でギャグもスベってしまう。
しかし東大王チームも「辞書の見出し語」で伊藤七海が、「寺院の名称」で鈴木光がポイントを奪い返し、同点に。その後は両チームが交互に正解を重ね、歴史問題ではジャスコ林が「明智秀満」を正解。前回のQuizKnock戦で歴史のライバルとなったこうちゃんに「またの挑戦をお待ちしております」と告げる。
そう言われて黙っているこうちゃんではなかった。9対8で東大王チームリーチとなった場面。出題は「国名しりとり」。「ジンバブエ→?→?→クロアチア」が出た瞬間、こうちゃんにランプがついた。必死に考えを巡らせ、絞り出したのは「エクアドル→ルクセンブルク」! 土壇場で逆王手をかける。
国名しりとり、こうちゃんのいいとこ出ててにっこりしちゃった 彼はいつだって思い切りがいい #東大王
— 林輝幸 (@jusco_hayashi) July 8, 2020
勝負が決まる最終問題。出題は「観光名所の名称」。一部分から全体が見えるようになる映像だが、ポーズを取る人物が出てきた段階で小島にランプがつく。さっきの2連続正解を見ているだけに、スタジオに緊張が走る。勝負をかけた答は「ピサの斜塔」……しかしこれは不正解。
問題の続きに戻る。カメラが引いていくと、人物が立っている薄い岩が見えてきた。ここで押したのはジャスコ林! ランプがついたことにガッツポーズし、興奮した様子に「顔が違うよ!」「スナイパーの目やん!」と芸能人チームから飛んでくるガヤ。横で爆笑している鈴木光。そんな状態で答えた「ポテトチップロック」は、見事東大王チームに勝利を呼び込んだ。
ジャスコの解説中も鈴木光は笑いが止まらない。MC・山里亮太に「どうした?」と聞かれ「壁越しに伝わる振動がすごい(笑)」とまた笑う。ジャスコの興奮は、アクリル板をも通すのだった。
#東大王 勝ててよかった。ジャスコ林の振動押しはおもしろい。
— 鶴崎 修功 (@Tsurusaki_H) July 8, 2020
#東大王 ありがとうございました。昔自分の誤答で向こうに勝ちを渡した記憶が過りましたが、今回は上手くいきました。良かった。
また次回。アクリル板倒さない程度に頑張ります。— 林輝幸 (@jusco_hayashi) July 8, 2020
『東大王』(2020年7月8日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:アンミカ、井上裕介(NON STYLE)、北原里英、小島よしお、富永美樹、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川一朗太、山下真司、ゆきりぬ、渡辺航平
【ライタープロフィール】
井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。