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『東大王』鈴木光&砂川信哉不在で候補生フル出場!3連勝の壁を越えろ

東大王『東大王』twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

7月29日放送『東大王』は、東大王チーム今季初の3連勝がかかった一戦。しかし、正規メンバーの鈴木光と砂川信哉が欠席のうえ、芸能人チームは伊沢拓司が大将として君臨。逆境のなか、フル出場となった候補生3人が力を合わせた回になった。

関連記事:『東大王』閃きもオセロも冴えた東大王チーム!勝負を決めた「鶴の一声」

「難問オセロ」前回の大逆転劇の記憶が覚めやらぬうちに……

1stステージは「ランキングサバイバル」。1問目は「2019年テレビCMの放送回数が多かった芸能人」だった。この問題、ポイントなのは「CM契約本数」ではなく「CMの放送回数」であること。いろんな会社のCMに出ている人ではなく、よく流れるCMに出ている人が答えになる。

ランキングをよく見ると、3位「桐谷健太」、5位「濱田岳」、8位「松田翔太」はいずれもau「三太郎」シリーズの出演者。これに気がつくと、難問の9位「あ??? ???」がかぐや姫役の「有村架純」だとわかる。芸能に弱い鶴崎修功は「あんどうなーつ」と珍回答を放り込んでしまったが、ここは伊藤七海が押さえてドロー。2問目「人口が多い漢字3文字の市」は芸能人チームのファインプレーが続いたが、東大王チームがパーフェクトで押さえてステージを勝利した。

2ndステージは「難問オセロ」で、出題は「植物の名前」。東大王チームはジャスコ林が角の32番「土常山(アマチャ)」を開けるなど、危なげなく正解を重ねリードを奪うが、どうしても前回の大逆転劇(19枚vs2枚から芸能人チームが逆転勝利)が脳裏にちらついてしまう。

そしてやはり今回も“オセ朗太”こと宮川一朗太は冴えていた。「11番に打たれたら打つ手無くない?」とチーム内で相談する鶴崎の声が聞こえていたかのように、次の手番でしっかり11番を打ってくる。21枚vs6枚となったところで宮川は「ここから行きますか?」とニヤリ。角の難読漢字・27番「献歳菊(ふくじゅそう)」を自らオープンすると、その後はなんと東大王チームが4回連続パスという事態に……!

こうなると東大王チームは相手の全滅を待つしかないが、28番「草取頭(トリカブト)」を富永美樹が、29番「八仙花(あじさい)」をQuizKnock山本祥彰が、31番「茱萸(グミ)」を馬場典子がしっかりと正解。最後、芸能人チームの手番で角の6番が残ったが、両チームとも取れるマスがないため、26枚vs9枚で終了となった。

相手のパスを誘い、最後の角で全滅するリスクも避ける。その完璧な試合運びは「敵だと思ったらゾッとするよ一朗太……!」というFUJIWARA藤本敏史の叫びそのまま。漢字もオセロも仕上がった芸能人チームに、今後東大王チームがどう対抗していくか注目だ。

関連記事:『東大王』鶴崎&鈴木が不在!勝負をかける水上と援護する候補生たち

「候補生にバンバン押してほしい」鶴崎の思いが届いた早押し

ファイナルステージは「全員一斉早押しバトル」。6点先取の全員一斉早押しだ。鶴崎は「今回候補生が全員出ているので、バンバン押してほしいと思います」とコメント。全員が早押しに挑む機会はそうそう無いため、成長の機会としても重要な回だと言えるだろう

序盤は「建物の名称は?」でFUJIWARA藤本が「原宿駅」を正解するファインプレーを見せるなど、芸能人チームがリード。ここでも宮川が文学作品問題でジャスコ林に押し勝ち、「野菊の墓」を当てる。もはやオセロだけではないその強さに、MCのヒロミも「東大受験しろよ。そしたら東大王に入れるから」とスカウトを申し出るほど。

東大王2ポイント対芸能人4ポイントで迎えた7問目は、祭りの映像から都道府県を当てる問題。鈴木光が得意としてたジャンルだけに、MCの2人から「これは光ちゃんが……」「頑張れ……!」と声が漏れるが、映像がスタートしてすぐにボタンを押したのは岡本沙紀だった。「大分県」を当て、先輩の不在を見事にフォローする。

8問目は大将・鶴崎が世界一小さい公園(ミル・エンズ公園)を正解し、9問目は世界遺産問題。ドイツ北西部付近のはるか上空で、ランプが付いたのは紀野紗良。緊張で声を震わせながら「ヴィルヘルムスヘーエ丘陵公園」をコールし、見事正解! 理由を問われた紀野は「賭けなんですけど」と、ドイツ北西部にある4つの世界遺産のうち、問題の答えになりそうなものを選んだという。確かに他の世界遺産は「カルパチア山地のブナ原生林とドイツの古代ブナ林」など名称が長すぎるのだ。このエリアにある世界遺産を全て押さえていないと賭けすらできないし、そもそも「ヴィルヘルムスヘーエ丘陵公園」自体覚えにくいのに……!

これで東大王チームがリーチとなった10問目。出題は「生き物の名前をお答え下さい」。生き物と言えば「東大王のいきものがかり」……という期待通り、伊藤が芸能人チームに押し勝った。ランプが点いたことを確認して小さくガッツポーズをした七海、「アオミノウミウシ」がラストコールに!

MCから「なんでわかったの?」と解説を求められた七海は、「見た目はキレイなんですけど、何か、そう、カツオノエボシって……」と興奮のあまりしどろもどろ。逆境のなかでつかんだ3連勝、興奮するのも無理はない。

いちおう、3連勝すると「京都・奈良修学旅行」の権利が与えれるが、大将の鶴崎は「京都奈良がいい人〜?」「もっと上がいい人〜?」と、もっと上にいくことを民主的に決めた。来週も引き続き鈴木&砂川不在のまま、相手はロザン宇治原史規率いる京大軍団。まだまだ厳しい戦いは続く。

『東大王』(2020年7月29日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
東大王チーム:鶴崎修功、林輝幸、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:伊沢拓司、岩岡徹(Da-iCE)、富永美樹、馬場典子、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川一朗太、やくみつる、山﨑ケイ(相席スタート)、山崎怜奈(乃木坂46)、山下真司、山本祥彰(QuizKnock)

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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