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『東大王』閃きもオセロも冴えた東大王チーム!勝負を決めた「鶴の一声」

東大王紀野紗良 twitterアカウント(@sakuramochisara)より

9月9日放送『東大王』は、学業のためしばらくお休みしていた鈴木光が復帰。「アットホームな空気で安心しました」と笑顔を見せる鈴木に、MC陣は「ここがホームじゃないと困る」「『プレバト』でも同じこと言ったら……」とイジりつつも歓迎。全員揃って6連勝を目指す。

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「閃きバトル」を克服した東大王チーム

オープニングは答えが「牛(モー)」か「馬(ヒヒーン)」の「限定2択クイズ」。正解が出るたびに1枚ずつパネルをめくっていき、隠された人物が誰かを当てたチームが勝ちとなる。両チーム後半に正解が出ず、顔の肝心な部分がなかなか開かない。ようやく見えた右目をヒントに、芸能人チームは「上白石萌音」を正解。「無理無理」「困るなぁ」とぼやく、芸能が苦手な鶴崎修功。

1stステージは久しぶりとなる「閃きバトル」。芸能人チームは伊沢拓司推薦枠に落語家・古今亭今輔を迎え、謎かけへの体制は万全……と思いきや、最初から東大王チームが飛ばす。1問目では「甘口カレーとかけて、花を育てるのが上手な人と解く」の段階で砂川信哉が閃き、ジャスコ林&紀野紗良も続いた。問題文を言い切る前に、あっという間に解答権をゲット。「どちらも“からさない(辛さない/枯らさない)”でしょう」を正解する。

2問目もジャスコ林・鶴崎・紀野の3人が正解をそろえ、60ptの大量リード。これまで東大王チームは閃きバトルを苦手にしていたので、この正解は嬉しい。

このあと3問目4問目も東大王チームが解答権を奪うが、1人不正解が続いて10ptずつマイナスに。東大王40pt、芸能人0ptで最終問題を迎えるが……1問で得られるポイントは最大30ptのため、芸能人チームは逆転不可能。最初の2問の貯金で東大王チームが逃げ切った。

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圧勝の鶴崎に宮川一朗太「性格悪いなぁ〜!」

2ndステージ「難問オセロ」は「植物の名前」の難読漢字を出題。ここしばらく“オセ朗太”の逆転劇に翻弄されていた東大王チームだが、鶴崎も「色んなソフトを使って考えてきた」とオセロの研究に余念がない。

芸能人チームは後上翔太(純烈)が「山女(あけび)」を当てるファインプレーを見せる。しかし中盤、17番「扁柏(ひのき)」と22番「棗(なつめ)」を迷う場面で、「扁柏」を選択したのが大きな分岐点となった。芸能人チームは盤面の中央に駒を集めてしまい、東大王チームに21番「芒(すすき)」などの外周を埋られめると、取れる駒がなくなってしまったのだ。「ちょっとマズいな……」とつぶやく宮川一朗太。

その予感は的中。東大王チームはジワジワと敵を追い詰め、芸能人チームが4連続パス!真っ赤に染まる盤面に圧勝ムードが漂うなか、さらに鶴崎は「2を取れば相手は1しか置けない」と相手に角を読ませる作戦に出る。「性格悪いなぁ〜!」と叫ぶ宮川に、「そういうことをやってきたじゃないか!」とツッコむMC山里亮太。1番「接続草(すぎな)」は富永美樹が正解したものの、残り3マスを残して勝敗が決まった。

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東大王全員が活躍!勝負を決めた「鶴の一声」

ファイナルステージ「全員一斉早押しバトル」、今回は7問先取したチームの勝利。久々の早押しになる鈴木は「(鶴崎に)『とりあえず押していいよ』って言われたので、とりあえず押してみようと思います」とコメント。さっそく1問目のひらめき問題で「とりあえず押して」正解してしまう。

2問目の「空欄に入る英単語」は岡本沙紀が正しい発音で「fire」を正解。3問目の「映像が撮影された都道府県」は、シートに包まれた何かを積んだトラックが映っただけでジャスコ林が押して「秋田県」で正解。一見、秋田には何の縁もない映像だが、これは「渋谷駅前に置かれていた車両(通称:青ガエル)が、ハチ公の出身地である秋田県に移設された」というニュースから導きだしたもの。東大王チームのなかで「時事問題として出そう」と話していたそうだ。

4問目5問目は富永が正解し、芸能人チームは2点を返す。6問目の音楽問題はこれも鈴木がすぐに反応し「マリーゴールド」を当てた。さらに7問目を岡本が取り、8問目の都道府県問題は砂川が『鬼滅の刃』のコスプレ姿が見切れただけで「奈良県(劇中の岩を斬るシーンを再現できる撮影スポットがある)」を見破る。今日の東大王チームは早押しが冴えている。

ここまで、鈴木、岡本、ジャスコ林、砂川が正解してきた。東大王チームは6ポイントでリーチ。10問目、建物名を答える問題では、白黒の映像に玄関が映ったところで大将の鶴崎が押した。コールしたのは「東京都庭園美術館」。旧朝香宮邸であり、首相公邸として使われた建物。鳴り響く正解音に、「最後は『鶴の一声』で決まった!」と叫ぶ杉山アナ。

苦手だった「閃きバトル」を克服し、「難読オセロ」では圧勝して、「早押しバトル」では全員に活躍の場があった。当初は接戦が多かった新生東大チームも、今回は余裕の勝利。10連勝に弾みを付ける6勝目だった。

『東大王』(2020年9月9日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:飯尾和樹(ずん)、井上裕介(NON STYLE)、後上翔太(純烈)、古今亭今輔、武元唯衣(欅坂46)、富永美樹、中間淳太(ジャニーズWEST)、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川一朗太、本村健太郎、篠原梨菜(TBSアナウンサー)

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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