『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』公式twitter(@tvasahi_qsama)より
「はいどうも!QuizKnock編集長の伊沢です!」「山本です」「川上です」「福良です」「こうちゃんです」「ナイスガイの須貝です!!」
ついにQuizKnockが『Qさま!!』に参戦! 8月19日放送の『Qさま!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系列)は、伊沢拓司率いる「QuizKnock軍」、宇治原史規率いる「Qさま!!正規軍」、乃木坂46・欅坂46・日向坂46のメンバーをカズレーザーが率いる「インテリ坂道軍」の三つ巴対決。マスドリルに新クイズも登場した。
まもなく(絵文字)今夜7時(絵文字)#Qさま 真夏の三つ巴決戦(絵文字)
3時間SP(絵文字)(絵文字)#伊沢拓司 率いる
天才クイズ集団 #QuizKnock(絵文字)#カズレーザー 率いる
インテリ坂道軍団(絵文字)#宇治原 率いるQさま正規軍(絵文字)Qさま史上に残る激戦(絵文字)
お見逃しなく(絵文字) pic.twitter.com/3bbJOabNRf— クイズプレゼンバラエティー Qさま!!(テレビ朝日) (@tvasahi_qsama) August 19, 2019
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予選:パーフェクトなQuizKnock軍と「にんでマン良純」
序盤は「漢字ケシマス」「助けマス」と、略語の正式名称を答える新クイズ「戻しマス」。初の『Qさま!!』参戦となるQuizKnock軍だが、対策は万全。「漢字ケシマス」では、トップバッターの須貝が時間をかけてじっくりと全体を眺め、メンバー全員がマスを取る道筋をイメージし、確実に全消しする。
インテリ坂道軍も食らいついた。「戻しマス」では、キャプテンのカズレーザーが「特保」を「特定保険用食品」とするが不正解に。答えを見失ったカズレーザーを、山崎怜奈(乃木坂46)が「特定保健用食品」とフォロー。Qさま!!正規軍も順調に正解を重ね、番組開始から1時間経過しても全チームがパーフェクトを継続するという、ハイレベルな戦いが続く。
最初に均衡が崩れたのは「難問漢字ケシマス」でのこと。インテル坂道軍の元乃木坂46・齊藤ちはるアナが、「円舞曲」の「円」を「まどか」で消してしまう。ここは「円舞曲」を「ワルツ」で消すか、「円舞(えんぶ)」「曲(きょく)」で消さねばならなかった。
続く「英語ケシマス」では、Qさま!!正規軍の石原良純が捕まった。残ったマスから「マからはじまる英単語」が導けない。苦し切れに「にん」を「マン」とするも不正解。
正解は「やま(マウンテン)」「きかい(マシーン)」「にんぎょ(マーメイド)」「じしゃく(マグネット)」の順なのだが、この場面で消せるのは「やま」のみなので、これに気づかない限り突破できない。結局80秒を消費して全消しにならず、番組の最後まで「にんでマン良純」とイジられ続けることになった。
QuizKnock軍は最後の「上級助けマス」まで全てパーフェクト。「漢字ケシマス」はオール全消し、「助けマス」では助けマスを一枚も使わなかった。さまぁ~ず三村の「(メンバーに)穴いないのよ!」という驚きに、「そういうチームなんです!」と笑顔で応える伊沢。QuizKnock軍とQさま!!正規軍の2チームが決勝に進出する。
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決勝戦:白熱のシーソーゲーム「読み上げマス」
決勝戦は新クイズ「30マスを読み上げマス」。1対1の早押しクイズ対決なのだが、問題文は全て30文字。正解すると残りの文字数×10点を相手の得点を減らすことができる。相手の得点を0点にしたチームの勝ちだ。
ここまで両チームの持ち点は、Qさま!!正規軍1810点、QuizKnock軍1990点。QuizKnock軍が優勢だが、その差は180点しかない。最初の対決では伊集院が「北里柴三郎を師に持ちガーナで/」の14文字で「野口英世」を当て、すぐに1810対1830と追いついた。
その後、Qさま!!正規軍は3連勝するなど勢いに乗るが、伊沢は「点数はまだまだあるので、自力で行けば勝てると思いますから、いつも通りやります」と落ち着きを崩さない。その言葉通り、宇治原との直接対決を制し、Qさま1470 対 QuizKnock 1210で最初のターンを終える。
順番が最初に戻り2周目。問題ジャンル「国語(文学作品)」で、初戦で伊集院に敗れた須貝が「友を/」から「走れメロス」を当てるスーパープレイ!
これがナイスガイの須貝だ!!!!!#Qさま #QuizKnock
— 須貝 駿貴 (@Sugai_Shunki) August 19, 2019
その後も両者一歩も譲らず3周目へ。本日3回目の宇治原vs伊沢対決のころには、520対540の大接戦になっていた。出題は地理(建造物)から。「戊辰戦争/」で伊沢が押す。天を仰ぐ宇治原。「五稜郭」で決め、点数は260対540。ついに300点=30文字の射程圏内に入った。
しかし、Qさま!!正規軍も意地を見せる。4周目。伊集院が「流刑地や金山で知られ/」で「佐渡島」を取り、弘中アナは「浪費癖で/」で「マリー・アントワネット」を当てる勝負強さを発揮。一気に形成が逆転し、260対80。QuizKnock軍が大ピンチに。
続く対決は石原良純vsふくらP。これまでの3戦は石原良純が全勝。出題は理科(用語)。「写真や通信に利用される可視光線より/」でふくらPが「赤外線」を正解!残り13文字のダメージを相手に与え、130対80に。
共にギリギリの戦い。次の岩永徹也vs川上も、これまで岩永の全勝。出題は国語(文学作品)。「江戸を発ち奥州を/」で川上が押した……! 「奥の細道」をコールし、正解音と共に、ハイタッチでもみくちゃになるQuizKnock軍。
ふくらPも川上も、0勝3敗をはねのけての勝利。「確率論的には我々が勝っていた」という伊沢のコメントに、「みんな震えてたよね?」とツッコむ伊集院。『Qさま!!』という大舞台、クライマックスの大勝負での大逆転。震えないわけがないだろう。
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300万円チャレンジ:神様が決めた「100秒」
優勝を決めたQuizKnock軍が最後にチャレンジするのは、賞金300万円をかけた「超難問漢字ケシマス」チャレンジ。制限時間は100秒。
トップバッターの須貝で10秒を使ってマスを見極める。須貝は「付箋(ふせん)」を消したのだが、正規ルートは「属」と組み合わせた「付属(ふぞく)」「箋(てがみ)」だった。「付箋」を消すことで「属」が残ってしまったが、伊沢が「属(しょく)」で消し去るファインプレー!
しかし時間が足りず、最後に「気軽」を残してタイムアップ。あと3秒あれば……という絶妙の時間設定に、解説席の山崎弘也も「(100秒は)神様が決めてるんですか?」とうなった。
あと3秒か~
セシウム133の原子の基底状態の2つの超微細準位間の遷移により放射される電磁波の周期がもうちょっと長ければな~
— ふくらP(QuizKnockクイズノック (@fukura_p) August 19, 2019
300万円のかかった100秒間、あんなに緊張・集中した正誤判定は初めてでした(絵文字)(絵文字)(解き筋や別解が多数、1秒の逡巡が結果を左右してしまうため、一瞬の判断が要求されるのです(絵文字))
QuizKnockチーム、あと3秒あれば…でも素晴らしい戦いでした!
#Qさま #QuizKnock #にんでマン— 日高大介 (@hdkdisk) August 19, 2019
放送後、Twitterのトレンドは「#Qさま」「#QuizKnock」「伊沢さん」「川上さん」「須貝さん」と、QuizKnock関連で埋め尽くされた。確かな実力と勝負強さを見せつけたQuizKnock。また力を合わせて戦う姿を見せてほしい。
改めて#Qさま ありがとうございました。最後はギリダメでしたが、優勝でまた一歩 @QuizKnock を広めることが出来ました。立ち上げ時を考えると感慨深い。
クイズノックは俺たち6人だけではありません。河村さんも、ライター陣、動画班開発班、みんな!応援してくれる人も!
ありがとう!また来るぜ! pic.twitter.com/qsUZB9L3uD— 伊沢拓司 (@tax_i_) August 19, 2019
『Qさま!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系列:8月19日放送)
【解答者(五十音順)】
<インテリ坂道軍団>
カズレーザー(メイプル超合金)、佐々木久美(日向坂46)、中田花奈(乃木坂46)、原田葵(欅坂46)、山崎怜奈(乃木坂46)、斎藤ちはる(テレビ朝日アナウンサー)
【解答者(五十音順)】
<QuizKnock軍団>
伊沢拓司、川上拓朗、須貝駿貴、福良拳、山本祥彰、渡辺航平
<QQさま!!正規軍団>
石原良純、伊集院光、岩永徹也、宇治原史規(ロザン)、天明麻衣子、弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー)
【ライタープロフィール】
井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。