QuizKnockのYouTubeチャンネルで先日、「サマーウォーズの暗号、ガチで解けるかやってみた【RSA暗号】」が公開された。この動画が公開された翌日に映画『サマーウォーズ』が金曜ロードショーで放送、さらに同作を手掛ける細田守監督作品の最新作『竜とそばかすの姫』が劇場公開された影響もあってか、動画は公開1週間で再生数500万回を突破。2017年4月に開設後、現在は約1000本の動画を公開しているQuizKnockチャンネルだが、再生数が500万回を超えているのはそのうち10本ほどで、早くも再生数TOP10入りを果たした。
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『サマーウォーズ』の暗号の仕組みを解説
これまでにも、「アレシボメッセージ」など様々な暗号の解読に挑戦してきたQuizKnockチャンネル。今回の動画は、東大理科二類出身の須貝駿貴と、東大理科一類出身の鶴崎修功が『サマーウォーズ』に登場した暗号の解読に挑戦し、謎解きを得意とするクイズ作家でもあるふくらPが考察を交えながらその解き方を解説する、という内容のものだ。
作中では、数学が得意な主人公・小磯健二のもとへ突然、数字の羅列が記載されたメールが届き、小磯はそれを手計算で解読していく。具体的な解き方に関する描写はないのだが、この動画をチェックすることで暗号の仕組みを理解することができる。
動画では5つの暗号が用意されており、まずは01→A、02→B……26→Zといった具合に数字をアルファベットに変換する、簡単なルールの暗号から始まる。
徐々に難易度が上がっていくのかと思いきや、2問目では早くもRSA暗号が登場。3つの数字をもとに暗号文を復号することができ、ネット通信などでもよく使われる暗号である。しかしその分、計算が複雑になるため、手計算を強いられた鶴崎は「めっちゃめんどいやん」「パソコン使うて これは」などと本音のツッコミを連発する。数学専攻の鶴崎ですら弱音を吐いてしまうような計算式には、須貝も「地獄?」とコメント。
その後、コンピュータでも計算が難しいとされる第3問からは電卓の使用が許可され、最後は3人で小磯のキャラクター性や暗号について熱論を交わした。
約25分にわたる長編の本編動画だが、数学が苦手でもバラエティとして楽しめる一本で、サブチャンネルでは早送りシーンやカットされたシーンの一部が公開中だ。2人それぞれで異なる解読方法も見どころとなっている。