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『東大王』2020年を振り返る3時間SP。最後は東大王チーム全員に見せ場が

東大王『東大王 公式twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

12月16日放送の『東大王』は、2020年をクイズで振り返る3時間SP。鈴木光とジャスコ林の卒業まであと3ヶ月。現在1勝の東大王チームは10連勝まであとがない。年内最後の放送を勝利で飾れるか?

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ゆきぽよの誤答が経済を回した!?

オープニングクイズ「限定2択クイズ」のテーマは「去年or今年」。このクイズにしては珍しく顔のほとんどの部分が出るも、鶴崎は困り顔。「人間興味ないんだよな〜」というつぶやきにMC山里亮太も「少しでも人間好きになろう!」と励ます。結局「生見愛瑠」を正解し、このステージはドロー。

1stステージは新ステージ「カレンダークイズ」。2020年の出来事を11月からさかのぼって出題する、時事問題のステージだ。一般正解率が15%と特に低かったのが「今年2月、日本の新型パスポートのデザインに採用された芸術作品は?」という問題。鈴木光は「富嶽三十六景」を正解するが、対するゆきぽよはまさかの「バンクシー」。MCから「間違えたけどいい答え」と絶賛される。

そういえば、ゆきぽよは前回の3時間SPで「川崎フロンターレ」を「川崎マドレーヌ」と誤答したのだが、その放送翌日、なんと川崎フロンターレから本当に「川崎マドレーヌ」の販売が決定してしまった。誤答が経済を回す時代である。

1stステージは芸能人チームが勝利し、2ndステージは「お絵かきリレー」。2020年を振り返る3時間SPなので、お題は全て「今年の流行語」か「今年流行したもの」。

1回戦、東大王チームが選択したのは「今年の流行語」。飛行機や車、温泉、食事というヒントから砂川信哉は「GoToトラベル」と答えるが不正解。流行語大賞にノミネートされていたのは「GoToキャンペーン」だったのだ。惜しい。

2回戦で芸能人チームが選んだ「今年流行したもの」で描かれたのは「爆弾」「複数の人間」「マイク」「歌う人」というヒント。解答者の伊沢拓司はこれを「BTS」と解答。歌う人はアーティストを、爆弾はヒット曲「Dynamite」を表していたのを読み取り、見事正解。富永美樹が描いた棒人間たちはよく見ると8人おり、BTSのメンバー(7人)と異なるのだが、あまり気にしすぎないのも正解するコツかもしれない。

1回戦の誤答がひびき、東大王チームはこのステージも落としてしまう。芸能人チーム2勝で3時間SPは折り返した。

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コロナ知識チェックのはずが「ダイアン津田クイズ」に

3rdステージは「12アンサーズ」。いつもの「○ではじまる答え」ではなく、12個全てが「今年話題の○○」になる特別仕様。芸能人チーム下段にはゆん(ヴァンゆん)、ゆきぽよ、藤田ニコルが並んでおり、3人ともトレンド問題に強い。1回戦では「トゥンカロン」「100日後に死ぬワニ」「地雷メイク」とトレンド問題を開け、見事に仕事をこなした。続く飯尾和樹、追い詰められたかと思いきや、TikTokで流行った「きゅんです」を正解!「ロケでゆきぽよに散々やられた」から覚えていたらしい。ここでもゆきぽよが軸に。

1回戦2回戦ともに東大王チームが取り、3回戦は「今年話題の人物」。先攻の芸能人チームは「ホセ・ムヒカ」「ポン・ジュノ」など快調に正解するが、FUJIWARA・藤本が「YOASOBI」を、宮川一朗太が「神田伯山」を先に取ってしまい、難問を残された下段の若者たちから不満が漏れる一コマも。

結果、3回戦も東大王チームが征し「12アンサーズ」はパーフェクト勝利。4thは新企画「コロナの知識チェッククイズ」。伊沢がダイアン・津田、あばれる君、ゆうちゃみの3人を引き連れ、戸越銀座商店街の映像をバックに雑な合成でロケに出るコーナー。「コロナウィルス感染症の正式名称(COVID-19)」「感染爆発をカタカナ語で?(オーバーシュート)」など、ニュースで見た単語が並ぶ。

趣旨が変わってきたのが「緊急事態宣言で最初に対象になった都市、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・福岡県とあとひとつは?」という問題。VTR中にダイアン・津田が「僕住んでますもん」というヒントを出したため、富永が「東京と大阪の両方で仕事があるから間に住んでいるのか」と「愛知県」と推理するなど、「津田が住んでいるところはどこ?」というクイズになってしまった(正解は「兵庫県」)

その後、富永は「特別定額(給付金)」を「特別低額」と書くという、漢字の女王にあるまじき痛恨のミスも。2回もカードを引けた伊沢獲得チャンスも外してしまい、踏んだり蹴ったりの状態でファイナルステージに突入する。

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「見たことのある目元」が勝負を決めた

今年を締めくくるファイナルステージは、8問先取で勝利の「全員一斉早押しバトル」。1問目2問目を大将・鶴崎修功が正解したのを皮切りに、3問目を砂川信哉、5問目を猪俣大輝、6問目が鈴木光と東大王チームがバランス良く正解を重ねていく。

芸能人チームも要所要所で反撃。4問目の都道府県問題を富永が取り、7問目「今年ヒットした商品」は藤田ニコルが「Yogibo」を一瞬で正解!「最近ゲットしたので……」と話していたが、これは『王様のブランチ』(11月21日放送)の「買い物の達人」で買っていたものだろう。同じTBSで元を取った。

8問目「今年11月に完成したモニュメントがある都市名」は、映像が出た瞬間に岡本沙紀がボタンを押し「所沢」を正解。『となりのトトロ』のモニュメントだった。これで東大王チームは全員が正解。

9問目は世界遺産の問題。映像が引いていくと、何やら鉄骨の様な足場がどんどん見えてくる。正解は「厳島神社」。去年6月から大規模な修理工事が行われ、夜のライトアップが話題なのだ。いつもの世界遺産問題に見せかけた時事問題。これは富永が押さえる。

10問目英英辞典問題は、鶴崎のミスを鈴木光がカバー。これで東大王チームがリーチ。勝利がかかった11問目、出題は「絵画の作者名は?」。一部分から徐々に全体が見えていくが、猪俣「ゴヤ」、天明麻衣子「ラファエロ」も正解ではない。VTRは終わり、絵の全体像が見えている。ここで悩む素振りを見せながら、鈴木光が押した。

絵画問題を得意とする鈴木光が、シンキングタイムギリギリまで伏し目がちな表情。絞り出したのは『ヴィーナスの誕生』などが有名な「ボッティチェリ」。長い無音の時間が続き、正解音が轟く! 飛び跳ね、拍手し、喜びを隠さない鈴木光。この絵自体は知らなかったが「目の描き方が『プリマヴェーラ』とそっくりだったから」というから驚きだ。

ちなみにこの絵画、来年1月のオークションで84億円以上で落札される見通しだと9月にニュースになっており、最後まで「2020年を振り返る」問題であった。東大王チームはこれで2連勝。今年の放送はこれでおしまい。2021年の『東大王』にも期待が膨らむ。

『東大王』(2020年12月16日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海、猪俣大輝
芸能人チーム:アンミカ、飯尾和樹 、井上裕介 (NON STYLE)、小島よしお、天明麻衣子、富永美樹、原西孝幸(FUJIWARA)、藤田ニコル、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川一朗太、ゆきぽよ、ゆん(ヴァンゆん)

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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