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『東大王』プレバト・YouTuber・アナウンサーとの3番勝負!鈴木&砂川が覚醒

東大王『東大王 公式twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

1月13日放送の『東大王』は新春3時間特別編。「プレバト!!俳句チーム」「人気YouTuberチーム」「アナウンサーチーム」との3番勝負が行われた。

各チームとの対戦は、ゲストに有利なジャンルの「ゲストステージ」、東大王でお馴染みのクイズである「東大王ステージ」、そして5問先取の全員一斉早押しクイズ「ファイナルステージ」の全3ステージで行われる。通常の1時間枠の内容×3チームの、3時間SPなのだった。

各チーム5人に対し、東大王チームは3人で戦うハンデマッチとはいえ、芸能人たちがファイナルで勝ったらいつも通り賞金100万円である。全部負けたら300万円放出だ……!

関連記事:『東大王』2020年を振り返る3時間SP。最後は東大王チーム全員に見せ場が

千原ジュニア「東大王楽しい〜!」

1戦目はプレバト!!チーム。昨年9月、東大王チームが『プレバト!!』で俳句に挑んだときは敗北してしまったので、この戦いはリベンジマッチでもある。

ゲストステージは「俳句・川柳早書きバトル」。季語や川柳穴埋めといった問題はプレバト!!チームの正解率も高いが、このステージは早書きなので早さや思い切りの良さも求められる。後半は5つの川柳に共通する都道府県を当てるクイズになり、知識面ではやや東大王チーム有利の展開に。結果は東大王チームの勝利となった。

東大王ステージは「お絵かきリレー」。東大王初登場の千原ジュニアはこのステージがすっかり気に入り、お絵かきリレーが大好きな鶴崎修功と、いかにお絵かきリレーが好きか張り合う場面も。東大王チームはお絵かき担当が2名という厳しいハンデだったが、鈴木光が「フワちゃん」を見事に表現するなどファインプレーが続き、このステージも東大王チームの勝利。勝利コメントを求められ「(ジュニアより)僕の方が楽しい!」と言い切る鶴崎だった。

プレバト!!チームは伊沢拓司獲得チャンスを得ることなく、ファイナルの「全員一斉早押しクイズ」へ。開始早々、鶴崎が2問、猪俣大輝が1問、鈴木光が1問立て続けに正解し、あっという間に東大王チームのリーチになってしまった。しかし、ここで踏みとどまったが千原ジュニア。5問目「画像が撮影された国名」では、鈴木光の誤答を受けて「イギリス」を正解。6問目のひらめき問題では「フランクフルト」を見事当ててみせる。お絵かきの活躍もあり、MC陣から「同期のフジモンの代わりに東大王に」とスカウトを受けるほど。

7問目もプレバト!!チームの皆藤愛子が正解し、ポイントは4-3。……しかし反撃もここまで。8問目のひらめき問題「次の文字が表す都道府県名は」では、出題とほぼ同時に鶴崎にランプが点いた。答えが「都道府県」と限定されているので、一瞬でも問題が見えればボタンを押してから考えやすい。鶴崎のウイニングアンサー「岐阜県」で、1戦目は東大王チームの勝利で終わった。

関連記事:『東大王』11ヶ月ぶりの1対1早押しで絶体絶命のピンチ「僕まで来たら終わり」

狩野英孝の活躍と鈴木光の覚醒

2戦目の相手は「総再生数38億回超え(収録時)」を誇る人気YouTuberチーム。38億回のうち20億回は大食いYouTuber・木下ゆうかのもの。ちなみに大将のNON STYLE井上は1300万回である。

ゲストステージは「早書きYouTubeサムネイルクイズ」。YouTubeのサムネイルを見て、誰のYouTubeチャンネルかを当てるというもの。プレバト!!俳句チームと同様に早書き形式のクイズだったが、東大王経験者のNON STYLE井上が早抜け1位の高ポイントを稼いでいく。後半は架空の“偉人YouTubeチャンネル”から偉人の名前を当てる歴史クイズ。東大王チームにチャンスが巡る一方で、狩野英孝は「知ってる偉人が数人しかいない」と肩を落とし、1問目も「野口ひでお」か「野口ひでよ」か分からず「のぐちひでお(よ)」と書いてしまうほど(正解はエジソン)。

しかし2問目、なんと野口英世の問題が出た……! 「奇跡が起きた」とザワザワするスタジオ。「これはあるぞ!」と色めき立つYouTuberチーム。果たして狩野の答えは……「のぐちひでお(よ)」。結局どっちが正解なのかわからないままなのだった。ただ前半の貯金が効き、このステージは人気YouTuberチームが勝利。

東大王ステージ「タイムアタックだるま落とし」は東大王チームが勝利。人気YouTuberチームは伊沢獲得チャンスに成功し、ファイナルステージは人気YouTuberチーム+伊沢が東大王チームの前に立ちはだかる。

1問目のひらめき問題は鶴崎が正解。2問目「誰のプロフィール?」では、ヒント1つめの「東京都八王子市に生まれる」で鈴木光が押した。八王子と言えば……と、「ヒロミさん」とコールするが不正解。続いてボタンを押したのは狩野英孝。「フワちゃん」とコールした瞬間、鈴木光が「2択だもん……」とつぶやいた。結果は正解! 鈴木光もヒロミかフワちゃんが悩んだ末、番組を優先してヒロミを答えたのだった。

勢いづいたYouTuberチームはこのあと2問正解し、ポイント1-3。しかしここから鈴木光が覚醒する。5問目の音楽問題では音が出た瞬間に「Make me happy」を当て、6問目、7問目と3問連続正解! 7問目「チーム名の由来は?」では、こと座のベガのみから正解の「ベガルタ仙台」を導き、伊沢の「ベガとアルタイルにちなんでいて、仙台は七夕祭りもあるから」という解説に「そうなんだ」とつぶやくほど。わずかな情報あら正解にたどり着く強さ……!

鈴木光の活躍で東大王チームが逆転&リーチ。8問目ではここでも鶴崎が「静岡県」でウイニングアンサーを決め、2戦目も東大王チームが征した。

関連記事:『東大王』ジャスコ林 2ヶ月ぶりの復帰戦!鈴木光は試験勉強から合流

猪俣大輝「だいきからお伝えします」

3戦目はアナウンサーチーム。注目は東大卒TBSアナウンサー・喜入友浩。伊沢と同期で、出演が決まってから対策を聞いたという。今回の台風の目となるか。

ゲストステージは「ニュース原稿クイズ」。間違いやすい日本語やアクセントがテーマになったクイズを、ニュース原稿を読む形で解答してもらう。解答席のバックはTBS報道フロアで、本当にニュースを読んでいるよう。東大王たちがあのガウンでニュースを読む姿も楽しい。

さすが本職だけあり、アナウンサーチームは正解を連発。東大王チーム鈴木光には「バリエーション」のアクセントが出題されたが、ニュース原稿の読み上げで猪俣大輝(ひろき)を「だいき」と読んでしまうハプニングが。間違えた瞬間、右側のワイプでは猪俣本人と伊沢がニヤニヤ。謝り倒す鈴木光に対し、猪俣の番では「だいきからお伝えします」とアドリブを入れてでイジる一幕も。

「ニュース原稿クイズ」はアナウンサーチームが勝利し、次の東大王ステージは「12アンサーズ」。出題は「Yahoo!検索大賞2020を受賞したヒト・モノ」。最後に残った2つ「ねこねこ食パン」と「ヤリスクロス(車)」で不正解者が続出し、最終的にアナウンサーチームの全滅で決着。

いよいよ3戦目のファイナル。アナウンサーチームは伊沢獲得チャンスに成功し、6人で東大王3人に挑む。1問目のひらめき問題は砂川信哉が、2問目のひらめき問題は鶴崎が瞬殺。砂川に見せ場が回ってきたのが3問目。「【昨年11月の国会答弁】空欄に入る言葉をお答え下さい」と問題文が表示され、VTRに入る前に砂川が押した。そしてコールした「全集中の呼吸」で正解! VTRは2020年11月2日に菅首相が「全集中の呼吸で答弁させていただきます」と発言したときのものだった。砂川はこれまでも奈良県の撮影スポット(柳生一刀石)や、福島県の“無限城”(芦ノ牧温泉大川荘)を正解してきた。鬼滅の刃問題は誰にも渡せない。

4問目は鈴木光が正解しポイント4-0。追い込まれたアナウンサーチームは、伊沢&喜入がポイントを返すも、7問目ひらめき問題でまたも鶴崎が反応! 3戦連続でウイニングアンサーを決めて、3時間SP特別編は東大王チームの3戦全勝で幕を下ろした。

またParaviでは次の東大王の座を賭けた「プロジェクト東大王」がスタート。10人の候補のなかから生き残るのは誰なのか、こちらも気になります。

『東大王』(2021年1月13日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海、猪俣大輝
プレバト!!俳句チーム:皆藤愛子、篠田麻里子、千原ジュニア、筒井真理子、藤本敏史(FUJIWARA)
人気YouTuberチーム:井上裕介(NON STYLE)、狩野英孝、木下ゆうか、鈴川絢子、ゆきりぬ
アナウンサーチーム:大島由香里、喜入友浩、塩地三澄、野村彩也子、馬場ももこ

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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