Subscribe / Share

Toggle

column

『東大王』2連勝に立ちはだかる富永&オセ朗太!「こっから見せましょう大逆転を」

宮川一朗太アカウント(@ichirota0325)より

7月22日放送『東大王』は、4ステージ中2ステージに新クイズが登場した。新たなルールに、いかに早く攻略法を見つけるかがポイント。前回新シーズン初勝利を飾った東大王チームは、2連勝を飾ることができるのか。

関連記事:『東大王』東大王チーム連敗脱出なるか?鈴木光が攻めて岡本沙紀が守る

「こっから見せましょう大逆転を」オセ朗太の自信

1stステージは新クイズのひとつ「4択クロック」。出題は全て数字が答えとなる4択問題。時計の針の動きに合わせて現れる選択肢を見極め、正解を指したと思ったタイミングでボタンを押す。4択問題でありながら早押しの要素もあるルールだ。

選択肢は徐々に現れるため、どこで正解が出るかわからない。しかし、数字の大小を見極めれば予想はつく。「海外旅行に一度も行ったことがない人は何%?」という問題では、「13%」「23%」と選択肢がオープンされ、「33%」が出た瞬間に鈴木光が押した。3割くらいだろう、という予想があり、選択肢が10%刻みであることに気づけば、早押しのスピードもあがるのだ。

ステージ中、唯一時計の針が一周したのが「北海道におけるコタツの所有率」だった。18%、23%、48%、75%と現れる選択肢を慎重に見極める両チーム。2周目に差し掛かり、砂川信哉が「23%」で針を止めて正解する。意外な数字だが、北海道は住宅そのものが暖かい構造なのでコタツがいらないのだ。

「4択クロック」は東大王チームの勝利で終わり、2ndステージは「難問オセロ」。出題は「夏にまつわる難読漢字」だが、序盤の「煙火(はなび)」で芸能人チームが5人連続失格し、アンミカ、山下真司、宮川一朗太という強者たちも倒れてしまう。

その後も不正解が続き、中盤で残ったのは富永美樹、篠原梨菜、小島よしおの3人だけで、盤面は東大王19枚vs芸能人2枚。圧倒的不利な状況だが、宮川一朗太は「こっから見せましょう大逆転を」と全く動じない。

その言葉に嘘はなかった。一時期は25枚vs4枚まで追い詰められるも、角マスを押さえながら芸能人チームの青マスを増やしていく。東大王チームは自分たちのマスを増やしすぎたせいで駒をおけず、3回連続のパス。これぞオセロの醍醐味だ。

ファインプレーも光った。前回も活躍した小島よしおが、今回も「蚕豆(そらまめ)」「跣(はだし)」「陸蓮根(おくら)」「忍辱(にんにく)」と難読漢字を当てていく。最後は富永美樹が「蕣(あさがお)」「棚機(たなばた)」を開け、終わってみれば東大王7枚vs芸能人29枚と大逆転。東大王チームは一人も失格者を出さなかったが、宮川一朗太の「オセロ力」の前に為す術もなかった。

関連記事:『東大王』鈴木光&ジャスコから重大発表! 女子高生の“勝負”に全員が燃えた

新クイズ「穴埋めワードバトル」紀野紗良が紡いだ22字

3rdステージは「12アンサーズ」。「答えが『お」から始まる問題」では、最後に残った2問が悩ましかった。

残ったのは「洋菓子の名前」と「山の名前」。解答者の伊藤七海は、次の出番の砂川信哉が悩む様子を見て、「洋菓子の名前(オランジェット)」を開ける。次の砂川信哉が「オリンポス山」をコールすると、笑顔でうなずく七海。「(山の写真が)宇宙っぽいからわかってくれるはず」と振り返る七海に、「まさにおっしゃる通り」と敬語を使ってしまう砂川であった。

4thステージはふたつめの新クイズ「穴埋めワードバトル」。空欄に文字を入れて言葉を作り、完成したワードの文字数がポイントになる。ただし辞書(デジタル大辞泉・日本国語大辞典)に載っていないと不正解だ。

1問目から紀野紗良のファインプレーが光った。出題は「か□う」。芸能人チームは3時のヒロイン福田が「火事場泥棒」で7ポイント。対する東大王チームは、紀野紗良が「化学物質排出把握管理促進法」で24ポイント!このクイズ、「う」で終わるなら「法」「業」、「く」で終わるなら「国」、「ん」で終わるなら「園」「館」など、語尾の選択が長い単語を生み出すポイントになる。

中盤まで東大王チームがリードしていたが、「ち□く」でふくらPが「朝鮮民主主義人民共和国」を、「せ□く」で伊沢&宮川が「セントビンセントおよびグレナディーン諸島」を紡ぎ出して逆転。これで芸能人チームが3ステージを制覇し、ファイナルステージへの伊沢拓司参戦が決定する。

関連記事:『東大王』鶴崎がなぜか「ジャス!」連勝を賭けた超絶早押しバトルのゆくえ

「国名当て」が冴え渡る両チーム。再び大接戦!

ファイナルステージは「全員一斉早押しバトル」。8問先取したチームの勝ちだ。ここまで快進撃を続ける芸能人チームは、早押しでもその勢いは止まらない。1問目2問目のひらめき問題はふくらPが連取、伊沢拓司と富永美樹も続き、あっという間に東大王1ポイントvs芸能人4ポイント。東大王チームが追う展開が続く。

今回の早押しは、画像の一部から撮影された国名を当てる「国名当て」がよく出題され、両チームとも勘が冴え渡っていた。東大王チームは特徴的な建造物を一部分のみで把握してみせる。金閣寺のような建物から鈴木光が「ブラジル(ブラジル金閣寺)」を、庭と車道から林輝幸が「メキシコ(サン・ブエナベンチュラ・コンプレックス)」を特定。岡本沙紀もノルウェーの観光名所「スタヴァンゲルの記念碑」を先端のみで当てて見せた。

一方の芸能人チームは、自然の景観から地域を特定してみせる。森と茶色い山肌を俯瞰する写真から、富永美樹が「フィリピン(チョコレート・ヒルズ)」を、森の中に斜めに生えた木から宮川一朗太が「ポーランド(クシュヴィ・ラス)」を正解。「クイズ用に作った資料に載っていた」と、対策が的中したことを喜ぶオセ朗太。もはや漢字とオセロの2人ではない。

前回と同様のシーソーゲームが繰り広げられ、気がつけば両チーム7-7のマッチポイント。最終問題は世界遺産。地球の衛星画像が止まったのは、ヨーロッパの南東付近。徐々に拡大するなか、ランプがついたのは前回も地球押しを成功させた宮川一朗太! 解答は「ディオクレティアヌス宮殿」だが……残念ながら不正解。

出題再開。上空まで近づくのを待って押したのは鈴木光だった。解答はセルビアにある「ストゥデニツァ修道院」。数秒の静寂ののち、鳴り響く正解音! 東大王チームが2連勝を決めたウイニングアンサーだった。

最後の世界遺産問題、鈴木光は3つあるセルビアの修道院から「上からみて一番円形でキレイなもの」を絞り込んだという。解説の最中、悔しそうな顔を見せる宮川一朗太。ディオクレティアヌス宮殿は隣国のクロアチアにある世界遺産なのだ。

芸能人チームがますますパワーアップを続けるなか、次回7月29日は鈴木光&砂川信哉が不在。さらに芸能人チーム大将は伊沢拓司。3連勝に向け、また山場がやってくる。

『東大王』(2020年7月22日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:富永美樹、アンミカ、井桁弘恵、小島よしお、篠原梨菜、武元唯衣 (欅坂46)、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、福田麻貴(3時のヒロイン)、福良拳(QuizKnock)、宮川一朗太 、山下真司

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

Return Top