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INTERVIEW

『新天才クイズ』2024年12月特番の出場者募集中! 『天才クイズ』の歴史が詰まった“8番倉庫”ミニレポートもお届け

1967年から2004年まで約37年間続いた、CBCの視聴者参加型の長寿クイズ番組『天才クイズ』。レギュラー放送終了後も定期的に特番が放送され、2024年8月には4週連続で、2370組以上の応募から選ばれた80組の子供たちが出場した『Pascoプレゼンツ 新天才クイズ ~2024夏~』が放送された。現在も2024年12月に『Pasco プレゼンツ 新天才クイズ ~2024冬~』(全2回)の放送が決定しており、10月28日(月) 23:59まで出場者を募集している。

QUIZ JAPANでは以前、『天才クイズ』『新天才クイズ』新旧ディレクターによる鼎談記事を公開したが、今回は、その取材後に潜入した『天才クイズ』倉庫の模様をお届けしよう。
……とその前に、CBCでのみ放送(※Locipoでも期間限定で配信)された『Pascoプレゼンツ 新天才クイズ ~2024夏~』についても、各地に住む『天才クイズ』ファンに向けて簡単に振り返りたい。

3人1組の小学生が、CBCホールで間違えたら即脱落の◯×クイズ全7問に挑み、全問正解の“天才賞”を目指す本番組。2024年夏特番は、各回に20組60名の小学生が出場。
第1週では「この夏行きたい!お出かけスポット」、第2週では「すごいぞ!愛知・岐阜・三重」、第3週では「ちょっぴり怖い」、第4週では「なりたい!憧れの職業」をテーマに放送され、名古屋の放送局ならではの問題も多く、東海地方に馴染みのある視聴者にはその点でも楽しめる内容となっていた。
博士が出題するクイズに数字で答え、正解の数字に近い上位10人が勝ち残る「ステージチャレンジ」があったこともここに記録しておこう。

なお夏特番では、天才賞にはオリジナルトロフィーと副賞(ナガシマスパーランドのワイドパスポート券とホテル花水木の宿泊券ペアセット)が、そして全出場者に参加賞としてPasco商品詰め合わせが贈られた。

12月に全2回で放送される『Pasco プレゼンツ 新天才クイズ ~2024冬~』応募の条件は、
・同じ小学校に通う、小学生3人1組のチームであること
・12月1日(日)、CBCホールで行われる収録に参加できること
の2つだけ!
内容はいたってシンプルな◯×クイズで、各回に20組60名が出場することができる。

・出場者3人のプロフィール
・代表者の保護者連絡先
・3人1組で撮影した動画(1本の動画であれば1人ずつの数珠つなぎでもOK!)
のみで応募が可能なため、周りに小学生のお子さんがいる方や小学生のお子さんを持つ親御さんは、ぜひ勧めてみては?

そしてここからは、なかなか見ることのできない貴重な『天才クイズ』倉庫のミニ潜入レポートをお届けする。

倉庫があるのは、CBC局内の薄暗い地下倉庫。その一画が『天才クイズ』専用スペースとなっている。取材させていただいた今泉さん(1995年~1996年担当D)と大井さん(2000年~2002年担当D)は「入るのは10年ぶりかなぁ」とのことで、今回初めて入るという畑本さん(2016年~担当D)に対して「本当に!?」と驚きつつも「幽霊が出そうなところですよ」と一言。


こちらがその入口。撮影のため電気をつけてもらったが、電気がついていないと確かにどこかそわそわしてしまうような真っ暗闇の空間だった。この8番区域の中に、台本や制作ノート、天才賞など、過去の『天才クイズ』にまつわる膨大な資料が大切に保管されているのだ。

案内してくださったのは、ここ20年ほどCBCの資料室や倉庫を管理している社員の方で、倉庫のどこに何があるのか、そして番組の歴史などを誰よりも知っている、と言っても過言ではない。その方に最初に倉庫全体の説明をしてもらったあと、各々が気になった資料を実際に手に取って閲覧していく。

お三方が真っ先に手に取ったのは過去の台本だ。初期の『天才クイズ』の台本や資料はなんとすべて手書き! それもそのはず、初回放送はまだパソコンもワープロも世間に浸透していなかった1967年7月なのである。棚と段ボールに丁寧にまとめられたたくさんの紙資料から時代の変遷を目の当たりにし、それぞれ興奮しながらページをめくっていた。

特に初期の紙資料についてはとても年季が入っているが、丁寧に保管されているおかげで現在も綺麗な状態。すべての資料が手書きで作成されていたのが徐々にデジタル化されていき、ワープロやパソコンで作成された資料が増えていった。その変化が以下の写真。基本的なフォーマットはそのままでデジタル化されていた。
問題に関する資料はジャンルごとに丁寧に保管されており、まさに『天才クイズ』の長寿の歴史を感じる代物であった。

資料室の奥には、天才賞にまつわる資料に加え、当時の子どもたちの憧れであった天体望遠鏡など、天才賞の物品そのものも残されていた。

こちらはボーイズチームとガールズチームに分かれて対戦していた2001年4月までの、「勝組賞」の賞品の一部。当時は、最終的に残った人数が多かったチームに勝組賞が贈られており、これはボーイズVSガールズ時代後半に用意されていた天才博士の文具セットだ。数十年の時を経てもなお変わらぬ姿で残っている品々たちには感動せずにいられない。

そんな天才賞関連資料の手前には、番組の公開収録の際に使用されていた立て看板も。実は今回の取材には当時アナウンサーとして出演していた丸山蘭那さんも同行しており、この看板を見つけたときは一同大盛りあがりの瞬間であった。

そして番組全般に関する様々な資料が詰まっていたのが、こちらのクリアブックだ。

ロゴデザイン案など番組に関する秘蔵資料が多く収録されており、出場が決定したチームに送付された案内状やチラシも。

特に多くのページを占めていたのは、天才博士に関する資料。

例えばこの資料には、天才博士のデザインについての細かなレギュレーションがまとめられている。様々な装いの博士のカラー写真や、視聴者から届いたたくさんのファンレターなども、すべてこのクリアブックや缶ケースに入れて大切に保管されており、今後『天才クイズ』の歴史を語り継いでいくうえで欠かせない資料をたくさん紹介してくださった。

ちなみに編集部も最近その存在を知ったのだが、天才博士はLINEスタンプにも登場している(https://store.line.me/stickershop/product/1323842/ja)。『天才クイズ』とともに育った東海地方出身の皆さんにぜひおすすめしたいスタンプだ。

今も昔も多くの人に愛され続け、この取材で、そのスタッフ陣からの愛情も多く伝わってきた『天才クイズ』『新天才クイズ』シリーズ。これからの特番放送にも期待したい。

『Pascoプレゼンツ 新天才クイズ ~2024冬~』
【放送日】
2024年12月21日(土)・28日(土)
【放送エリア】
CBCローカル(愛知・岐阜・三重の東海3県)
【製作】
CBCテレビ
【出演者】
MC:向井慧

番組公式サイト https://hicbc.com/tv/shin-tensai-quiz/
番組公式X https://x.com/cbc_tensai_quiz

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