トルコといえば世界三大料理の1つにも数えられるトルコ料理があり、様々な種類があるケバブ、トルコ風水餃子マントゥ、ヨーグルトを使ったスープなど、本場で食べたい料理がたくさんあります。しかし、トルコは料理だけではありません。実は、温泉大国としても注目される国です。トルコの世界遺産「ヒエラポリスとパムッカレ」はローマ時代から温泉保養地として栄えてきました。パムッカレは、まるで雪が積もったように見える真っ白な棚ですが、これは雪ではありません。

日本は温泉大国として知られていますが、トルコも1000箇所以上の源泉数がある温泉国です。パムッカレはトルコ第3の都市イズミルから南東へ約250kmにある、トルコ有数の温泉保養地です。斜面を流れる温泉水に含まれる石灰分が石化して、白い鍾乳石の棚を作り上げました。棚に溜まった温泉には水着を着て入ることもできます。ただし、現在は、石灰棚の保護のために温泉の流れをコントロールしており、温泉がは流れるのは夏期のみとなっています。パムッカレとは、トルコ語で「綿の城」という意味を持ち、かつてこの地で良質な綿花が採れたことに由来します。