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『東大王』伊沢拓司が常に参戦!? ファイナルで魅せた水上颯との激しいバトル

東大王twitter公式アカウント(@toudaiou_tbs)より

1月15日放送『東大王』では新ルールが発表された。水上颯の卒業まで2ヶ月、「東大王により強くなってもらいたい」との期待をこめて、伊沢拓司がファイナルステージ以外のどこか1ステージに芸能人チームの助っ人として必ず参戦することになったのだ。

助っ人としてステージに参戦し勝利すれば、ファイナルステージに向けた「伊沢チャンス」でカードを引き当てられる確率も高くなる。自らチャンスを引き寄せられる立場になった伊沢に対し、2連勝中の東大王はどう立ち向かうのか?

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「夢に見そう」東大王チーム、スイーツの名前に大苦戦

1stステージは「スピードアンサー」では、さっそく芸能人チームに伊沢が参戦。久々のスピードアンサーに「距離遠くなりました?」と戸惑いを見せ、みんなに「いつも通りです」と否定される一幕も。

1回戦「城・寺・神社の名前」は芸能人チームが先取。2回戦「スイーツの名称」にはスイーツ好きのプロレスラー真壁刀義に期待が高まるが、「落雁」「ういろう」といった和スイーツが答えられない。次の出番の伊沢拓司が真壁のミスを確実にカバーする。

続いて後攻の東大王チームだが、「ミルクレープ」「パウンドケーキ」「シュトーレン」などがなかなか出てこず、このステージを落としてしまった。特にジャスコ林はスイーツが全く答えられず「名前はわかるけど画像と結びついてない」とコメント。「ジャスコ、それは『わかってない』」とMC2人にたしなめられてしまう。

2ndステージ「難問オセロ」は「新年にまつわる難読漢字」。ここのところ3戦連続で全滅が続いているので、出題者の齋藤孝先生もご機嫌。一方の東大王チームは、水上颯が「パウンドケーキ夢に見そうです」と前のステージを引きずっていた。

この悪い流れはオセロにも現れる。「新年に関連するもの」というイメージしやすいお題のためか、芸能人チームは順調にマスをあけ、特に山下真司は4つの角のうち2つ「繁縷(はこべら)」「草石蚕(ちょろぎ)」を当てる大活躍。最後の角「菘(すずな)」も馬場典子が正解し、全滅することなくオセロでの勝利を久々にもぎ取った。

これで芸能人チームが本日2勝し、伊沢拓司のファイナルステージ参戦が確実に。早くも伊沢にチャンスが巡ってきた。ファイナルステージは「全員一斉早押しバトル」。芸能人チームは「伊沢参戦+1ポイント追加」のフル装備で臨む。

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東大王vs伊沢拓司の「空中戦」に芸能人たち戦意喪失

ファイナルステージ1問目は「漢字が表しているものは?」。画面に「福→」が出た一瞬で、水上颯が押した。「福か…」と考える所作を見せ、「ノーベル化学賞の受賞者」を導き出す……!

漢字と聞いて人名だと当たりをつけ、最初は「福沢諭吉」だと思ったが、福沢諭吉が最初に来る順番が思い浮かばなかったという。そこから「福が頭につく人名」を脳内でスキャンして、日本最初のノーベル化学賞受賞者・福井謙一にたどり着いている。この一連の流れをボタンを押してからの「福か…」で終えるのが恐ろしい。

伊沢も負けてはいない。2問目「グラフは何を表しているのか答えなさい」。縦軸に人数、横軸に年代。年を経るごとに人数は減り、1975年にゼロになる。両者すぐに答えは出ず、数秒間にらみ合いになったが、伊沢が「軍艦島の人口」で沈黙を切り裂いた。海底炭鉱で栄えた軍艦島は、1974年の閉山に伴って無人島となっているのだ。人口がゼロになったグラフに「なんらかの立ち退きがあった島」と推測して勝負した伊沢、「気持ちいいですね!」と笑顔を見せる。

この2問の超絶早押しを見て、芸能人たちはすっかり戦意を喪失。さらに東大王vs伊沢の空中戦が続く。3問目は鶴崎が「フロストフラワー」を、4問目は水上が「旭川市(雪の美術館)」を正解。そして5問目の生き物問題では候補生・伊藤七海が閃く。画像が出た瞬間にボタンを押し、身体に透けた骨だけを見て「ガイコツパンダホヤ」を当てる! 伊沢含め誰も手が出なかった問題、ファインプレーにスタジオが湧いた。

これで東大王チームはリーチに。迎えた6問目の世界遺産問題(地球が南北逆さまの状態で出題)は、水上颯が落ち着いて当てた。終わってみれば5ポイント中3ポイントを水上が奪った結果に。1st、2ndの悪い流れを大将自ら断ち切り、連勝を「3」に伸ばしたのだった。

『東大王』(2020年1月15日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:水上颯、鶴崎修功、鈴木光、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:岩岡徹(Da-iCE)、北原里英、柴田理恵、馬場典子、本田剛文(BOYSANDMEN)、真壁刀義、村井美樹、富永美樹、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、宮川一朗太、山下真司

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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