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一問一報

映画『羊と鋼の森』で山崎賢人が熱演。ピアノ調律師でも出せない音とは?

映画『羊と鋼の森』で山崎賢人が熱演。ピアノ調律師でも出せない音とは?

©時事通信フォト

一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
6月8日公開となる映画『羊と鋼の森』は、2016年に本屋大賞を受賞した宮下奈都の小説が原作。ピアノ調律師の成長を描いた作品で、高校時代に出会ったピアノ調律師に感銘を受け、ひたむきに修行する主人公の青年を山崎賢人が演じます。彼の人生に影響を与えることになる姉妹のピアニスト役には、実の姉妹でもある女優の上白石萌音と上白石萌歌が抜擢されました。また、エンディングでは世界的なピアニスト・辻井伸行が演奏を担当しています。
そんな『羊と鋼の森』でテーマとなっているピアノにまつわるクイズです。
一問一報2018年6月8日のクイズ
約300年前に発明された時は54鍵だったピアノの鍵盤は、現在88鍵となっています。それ以上増えない理由は次のうちどれでしょう?
①“ピアノの詩人”ショパンの楽譜を基本としている 
②人間の耳で聞き分けられる音域の限界があるから 
③ハンマーヘッドや弦を含めた全体の重さの限界 

音楽家はより広い表現力を求めますが…。

②人間の耳で聞き分けられる音域の限界があるから
現在の88鍵は7オクターブ1/4で、音域としては約27.5ヘルツ~4186ヘルツとなっています。人間の耳が音程として聴き分けることができる上限が4000ヘルツぐらいまでなので、それ以上ピアノの鍵盤数を増やしてもメロディを感じられず、ノイズとしか聞こえなくなってしまうのです。
タイトルである『羊と鋼の森』の「羊」とはピアノの内部にある「ハンマーヘッド」の羊毛フェルト、「鋼」は弦のことで、主人公の調律師がピアノの世界を通じて人生という「森」に入り込んでいく様子を表しているということです。
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