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QUIZ CHALLENGE

おせち料理に使う五段の重、最後の「五の重」を空にする意味とは?

おせち料理に使う五段の重、最後の「五の重」を空にする意味とは?

©時事通信フォト

一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
新年に家族揃っておせち料理を食べる方も多いのではないでしょうか。お正月に定番のおせち料理ですが、最近はデパートや料理店のお重、栗きんとんに黒豆など、手間のかかる料理を単品で購入することも珍しくありません。また近年では多様なおせち料理が販売されており、例えばコンビニで予約できる「ぼっちおせち」という商品もあります。世帯人数の減少などもあり少しずつ食べられる1人前おせちの人気が背景にあるそうです。他にも「ペット用おせち」は大きく売上を伸ばしているそうです。家族同然のペットとおせちを一緒に食べたいというニーズが高いのも納得です。
そんなおせち料理に関するクイズです。
一問一報2019年12月20日のクイズ
おせち料理が詰められるお重。正式な重詰は四段重とされています。五段の場合は最後の「五の重」は空にしておくのが決まりだそうです。それにはどんな理由があるのでしょう?
①重箱の隅をつつかれないように空にしておくため 
②松の内期間中の食べがらを入れるため 
③年神様から授かった福を詰めるため 

おせちを大晦日に食べる地域もあるみたいですね。


③年神様から授かった福を詰めるため
そもそも、おせち料理とは年神様へのお供え物。さらに、台所の火を止めて、釜戸の神様に休んでいただく、という意味もあります。重箱には順番によって中に入れるものが決められています。「一の重」は祝い肴と口取り(羊羹や寒天などの甘味類)、「二の重」は焼き物、「三の重」は酢の物、「与の重」は煮物とされています。そして「五の重」は『控えの重』といわれ、将来の繁栄余地という意味を込め、福を詰める場所として空箱にするのだそうです。おせち料理を自宅でつくる場合でも無い限り、空のお重には巡り会えなさそうですね。
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