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９月29日に「ポケベル」のサービス終了をしのぶ葬式「みんなのポケベル葬」が開催されましたが、その遺影に使われた数字「1141064」の意味をご存知でしょうか？
ポケベルの愛称で親しまれた通信機器「ポケットベル」ですが、全国で唯一サービスを続けていた東京テレメッセージが９月30日にサービスを終了したことで半世紀に渡る歴史に幕を閉じました。当初ポケベルは数字しか送信できなかったため、例えば「04510」を「お仕事」と読ませたりする、通称「ポケベル暗号」と呼ばれる語呂合わせが大流行。専用のマニュアル本『ポケベル暗号BOOK』（双葉社刊）がベストセラーになりました。しかし、そのブームは長く続かずPHSや携帯電話のショートメッセージ機能が普及すると、ピーク時には1000万台あった契約数も最終的には1500台以下となってしまいました。
今回、「みんなのポケベル葬」を企画したのは東京都葬祭業共同組合。葬儀業者は常に連絡がつく状態でいないとならず、ポケベルの登場は画期的だったとのこと。主催者は「仕事柄、大変お世話になったお礼の気持ちと、ポケベルを愛用していた方々にもお別れの場を提供したいという考えで企画しました」と開催意図を説明。式場では遺影に見立てたポケベルのパネルに「1141064」という愛用者には懐かしいポケベル暗号が表示されていました。

遺影に使われた「1141064」はズバリ「愛してるよ」。主催者によると「3470（さよなら）」も候補に上がったそうですが、当時のポケベルユーザーにアンケートを取った結果、最も多かったのが「愛してるよ」でした。ほかにも「49106（至急テル）」、「0840（おはよう）」など仕事や日常生活で実際に使う機会が多かった数字が人気だったそうです。

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