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一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
経団連が集計した大企業137社の夏のボーナスの平均額が2年連続で90万円を超えたという景気の良いニュースが報じられましたが、ボーナスの支給が年2回と4回とでは、後者の方がお得になることをご存知でしょうか?
実はこれ、「1年に賞与を4回以上支給する場合には、それは賞与ではなく報酬として月額賃金に加え、それをもとに保険料を計算する」という賞与の支給回数によって社会保険料が変わる仕組みに起因するものなのですが…。
実はこれ、「1年に賞与を4回以上支給する場合には、それは賞与ではなく報酬として月額賃金に加え、それをもとに保険料を計算する」という賞与の支給回数によって社会保険料が変わる仕組みに起因するものなのですが…。
今日は、ボーナスのお得なもらい方にまつわるクイズを出題します。
【一問一報】2019年8月28日のクイズ
「年4回のボーナス支給は報酬として月額賃金に加え、それをもとに保険料を計算する」というルールは、残念ながら誰にでも当てはまるものではありません。では、この仕組でお得になる条件は次のどれでしょう?
①年収518万円以上
②年収762万円以上
③年収993万円以上
ちなみに、国税庁の民間給与実態調査によると、平成29年における日本人の平均年収は約432万円だそうです…。
②年収762万円以上
なぜ年収762万円以上かというと、厚生年金保険料の基礎になる標準報酬月額(社会保険料の計算対象になる4月、5月、6月の3ヶ月間に支払われた給与の平均額)の上限が62万円に定められていることが理由です。厚生年金保険料は12分割した賞与と月給を合算した賃金の標準報酬月額が62万円を超えた額は一律同じとみなします。そのため、賞与をあわせた年収が762万円以上になる人は、いくら稼いでも厚生年金保険料が上限の56,364円で頭打ちとなり、年3回以下の賞与に都度保険料が発生するよりも、賞与を月額賃金に加算した方が保険料が安くなるのです。
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