一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
梅雨が明けたかと思えば、今度は大型台風の接近でおおわらわ日本列島。ところで、この「台風」が明治以降に用いられるようになった新しい呼称で、その前は別の呼び方があったことをご存知でしょうか?
台風は「北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、低気圧域内の最大風速がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のもの」を指す呼称です。 それ以前の呼び名には諸説ありますが、太平洋北西部で発生する熱帯低気圧を指す「typhoon」が明治末期に「颱風」と日本語で表記されるようになり、1956年に制定された「同音の漢字による書きかえ」にともない現在の「台風」になったとされています。 さらにさかのぼると、11世紀初頭の『枕草子』『源氏物語』などでは、別の呼称が用いられているのですが…。
そんな「台風」の語源に関するクイズです。
【一問一報】2019年8月14日のクイズ
古くは平安時代に用いられていた、「台風」の起源ともされる言葉は次のどれでしょう?
①野分
②山駆
③海渡
ただし、この言葉が用いられていた当時は暴風そのものを指しており、気象学上の台風とは概念が異なります。
①野分(のわき/のわけ)
「野分」は光源氏36歳の秋の話を綴った『源氏物語』第二八帖の巻名にもなっており、「野の草を吹き分ける強い風」という意味で用いられています。 古くから遺る言葉だけに、俳句の源流である俳諧(はいかい)では、秋の季語にもなっています。
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