Subscribe / Share

Toggle

NEWS & REPORT

『The 7th KONAMI Arcade Championship/QMA JAPAN TOUR 2017 グランドスラム大会』開催!!

2018年2月11日(日)、千葉県・幕張メッセにて開催された「ジャパンアミューズメントエキスポ2018」において、『クイズマジックアカデミー(QMA)』の1年の最強を決める『QMA JAPAN TOUR 2017 グランドスラム大会』が行われた。本大会はKONAMIが開発する様々なアーケードゲームの頂点を競うイベント『The 7th KONAMI Arcade Championship』の一環として、また2017年5月より行われてきた「QMA JAPAN TOUR」の最終戦として催される一大イベント。ここ1年で顕著な成績を残した16人の選ばれしプレイヤーだけが進むことのできる、正真正銘、最高峰の舞台だ。ゲスト解説者は、毎年今大会の解説を担当している「とうちゅう」こと永田喜彰と、昨年の『ヤングウィザーズカップ』に続き2度目の登板となった廣海渉という、クイズ番組で華々しい戦績を残すダブルクイズ王が担当。

注目の大会ルールだが、今回は初戦となる準決勝が前半戦と後半戦の2ステージとなった。まず前半戦は組み合わせがクジで決定され、出題されるのは全て新問のみ(!)。ただし、ここでは敗退は出ず、あくまで各コート1位のプレーヤーが後半戦の対戦相手3名を指名する指名権を獲得できるという趣向。そして組み合わせが決まると、ジャンル・形式・難易度がフリーの後半戦を戦い、各コートの1位のみが決勝進出となる(コート内で使用されたジャンルは重複不可)。

新問限定の前半戦に苦戦しつつも、高得点を記録した「かどばん」「ひなたビタレント」「れお」「やまとなでこ」の4人が指名権を獲得した。ちなみに最高得点は276.54を記録した「かどばん」(圧勝率126.67%)であった。

かくして第1試合は「かどばん」「くろさきさら」「アヤ24トリバ」「クレアDンズ」、第2試合は「ひなたビタレント」「カムカム」「ウエスト」「アルスター」、第3試合は「れお」「オタク」「べんじー」「ほりべやすこ」、第4試合は「やまとなでこ」「キレキャリオン」「のりちゃん」「おうさかひめの」という対戦に決定。ここからがトップ1名のみ通過の狭き門となる。

第1試合は京都の「アヤ24トリバ」と滋賀の「かどばん」という関西勢によるデッドヒートとなり、前半戦の勢いそのままに「かどばん」が見事勝利した。第2試合は、昨年の優勝者である賢神「ひなたビタレント」(昨年は「あいあんメィデア」として出場)が圧勝。第3試合は、『賢竜杯』を3度制した「れお」を、昨年の『賢竜杯』の優勝者である「ほりべやすこ」が破るという展開に。そして第4試合は、第2回全国大会の優勝者である「キレキャリオン」が最後の1席をものにした。

いよいよ迎えた決勝は、最下位1人が落ちるサドンデスを3マッチ行うサバイバル方式。決勝戦内で自分が選択したジャンルは使用不可となるため、どの武器をどのタイミングで使うかという高度な駆け引きも要求される。

第1回戦は「理系・線結び」「芸能・順番当て」「芸能・グループ分け」「社会・エフェクト」が飛び交い、僅差で「キレキャリオン」が脱落。続く第2回戦は、空いた1枠にノンジャンル・ランダムを選択したスタッフが入り、スタート。出題されたのは「ライフスタイル・タイピング」「文系学問・線結び」「ライフスタイル・グループ分け」、そしてスタッフ選択の「ノンジャンル・ランダム」。ここではスタッフ選択のランダムで2問差がついてしまった「かどばん」が無念の敗退となった。

そして最終コーナーの第3回戦。空席となった3人目、4人目の席には、スタッフが入り、スタッフの選択内容は残った出場者がそれぞれ指名できるというルールとなる。残った賢神「ひなたビタレント」と、昨年の賢竜「ほりべやすこ」(昨年は「リゾットカーン」として出場)は、なんと昨年のグランドスラム大会でもこの最終戦で優勝・準優勝を争った因縁を持つ。ここまで1回戦を「ひなたビタレント」が、2回戦を「ほりべやすこ」が制し、まさに互角。2つの出題ターンを駆使して、「賢神」の称号を手にするのは果たしてどちらか?

まず「ほりべやすこ」が選択したのは「理系学問・○×」。ここではどちらも全問正解し、隙を見せない。続いて「スポーツ・エフェクト」。両者全問正解だが、この形式を得意とする「ほりべやすこ」が終始、リードを稼ぐことに。3つ目は、「ひなたビタレント」の切り札「アニメ&ゲーム・連想クイズ」。ここで「ひなたビタレント」全問正解に対し、「ほりべやすこ」が痛恨の1ミス。そしてラストの形式は「文系学問・一問多答」。ここでは5問正解同士で差がつかず。結果は、349.46点の「ひなたビタレント」が、342.223点の「ほりべやすこ」をわずかに突き放し、2年連続でグランドスラム大会の頂点に輝いた。

因縁の相手を迎え、見事にタイトルを防衛した「ひなたビタレント」は「他の対戦相手だったら、パワープレイで勝てる時もあるんですけど、ほりべやすこさんだけは完全に計画を立てていかないと絶対倒せない。だから決勝では、自分の武器は封印して、ほりべやすこさんが苦手であろうものだけに絞る作戦だったんです」と、大会前から相手を「ほりべやすこ」と想定した綿密なシミュレーションをしていたと語る。まさに『QMA』が対人競技であることを証明する名勝負であったと言えるだろう。

その後、「QMA JAPAN TOUR 2018」開催決定が告げられた後、アーケード版『QMA』の次回作『クイズマジックアカデミー MAXIVCORD』が発表された。15周年を迎え、アプリ版『クイズマジックアカデミー ロストファンタリム』をリリースされたばかりだが、アーケード版にもさらなる展開が期待される。

©2016 Konami Amusement

Return Top