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INTERVIEW

令和の高校生を知る2人が導き出した原点回帰――『高校生クイズ2024』増田雄太(演出)&宮崎慶洋(プロデューサー)インタビュー

昭和に始まり、平成、令和と、時代を超えて高校生の青春を描いてきた『全国高等学校クイズ選手権』。44回目となる今年は「日本列島を大移動!ひと夏の大冒険クイズバトル」と題して、かまいたち、指原莉乃、SixTONESという豪華な顔ぶれにより、全く新たな切り口の大会となる。担当するのは、令和の最強10代たちが出演する話題の番組『超無敵クラス』で高校生たちのリアルと向き合い続けている増田雄太・宮崎慶洋。令和の高校生を知る2人が導き出した「原点回帰」とは?
(2024年5月30日収録 聞き手:大門弘樹 写真:友安美琴)

写真左/増田雄太(ますだゆうた) 1985年、東京都生まれ。2008年に日本テレビ入社、情報カルチャー局(現コンテンツ制作局)へ配属。『高校生クイズ』は第28回から第35回までAD・ディレクターを担当。『謎解きバトルTORE!』『沸騰ワード10』(ディレクター)、『超問クイズ』(演出)を経て、現在は『ザ!鉄腕!DASH!!』『超無敵クラス』で演出を担当している。
写真右/宮崎慶洋(みやざきよしひろ) 1981年、東京都生まれ。2007年に日本テレビ入社、情報カルチャー局(現コンテンツ制作局)へ配属。これまでに『ザ!鉄腕!DASH!!』『ぐるナイ』『24時間テレビ』(2022年)などのプロデューサーを務めた。現在は『しゃべくり007』『超無敵クラス』のプロデューサーを担当している。

『高校生クイズ』を
憧れの青春の殿堂に戻したい

――解禁された今回の『高校生クイズ』の情報ですが、出演者の新しさと、日本列島を舞台にした「原点回帰」ともいえるコンセプトの両面をとても興味深く拝見しました。まずはお二人が、今回の『高校生クイズ』を担当されることになった経緯からお伺いできますでしょうか?
宮崎 実は『高校生クイズ』の企画募集が社内でありまして。僕らは普段『超無敵クラス』という10代との番組をやっているので、そのチームで「青春」と「ロケ」という要素を足して『高校生クイズ』をアレンジさせてもらいたいという企画でエントリーして、今年、担当させてもらうことになりました。『高校生クイズ』の主役は、「高校生」と「クイズ」なので、日本テレビにはレギュラーのクイズ番組もいろいろありますから、本来であれば、そういうクイズに強い制作チームがやるべきなんですけど、外野から「僕らもやりたいです」と(笑)。
増田 呼ばれてもないのに手を挙げて(笑)。
宮崎 だから僕らは「クイズ」の部分ではなくて、「高校生」というところから手を挙げて。その結果、今年、担当させてもらえることになりました。
――『高校生クイズ』の歴史を紐解くと、第1回の福留功男さんの有名な「青春真っただ中」というフレーズが象徴するように、クイズよりも先に「青春ドキュメンタリー」だったことが思い出されます。まさにこれ以上ない原点回帰のように感じました。
増田 大人になると忘れちゃう大切なものっていっぱいあるじゃないですか。僕らが『超無敵クラス』で高校生に密着していて感じるのは、あの年齢でしか見られない「煌めき」みたいなところが、どの高校生にもあるんですよ。それを『高校生クイズ』でも、ちゃんと表現したいと思ったのが今回手を挙げた理由の1つです。『高校生クイズ』を、憧れの青春の殿堂に戻せればいいなと。そういう意味では確かに原点ですよね。
――『高校生クイズ』は長い歴史がある番組だけあって、その時代ごとに番組のベクトルが大きく変わってきたように思います。例えば伊沢拓司さんが優勝した第30回・31回大会の頃は「知力の甲子園」と呼ばれる難問路線でしたし、そのあとはアメリカを横断するスケールの大きな時期もありました。コロナ禍を乗り越えて、今回再び「青春」にフォーカスするというのも何か感慨深いものがあります。
宮崎 でも、会社としてそういう方向転換を先に決めていたという感じではなくて、おそらく企画募集の段階で集まった中から、「今年はこれにしよう」というものに着地したんだと思います。例えば昨年までの「知力の甲子園」みたいなところも、『高校生クイズ』にとってはすごく大事な部分なんです。僕らもクイズの真骨頂の部分は絶対にブレさせるつもりはないんですけど、味付けというか……高校生たちを見る目つきが、他のチームと少し違うんです。『超無敵クラス』で見る高校生のパワーと熱量は本当に素晴らしいものがあるので、『高校生クイズ』でもクイズに向けた高校生たちのその部分をしっかり描くというのが、僕ら流のアレンジになるんだと思います。
――味付けという部分では、確かに昨年までの知力の頂上決戦という路線とは、かなり大きく方向性が異なりますね。ちなみに、お二人はこれまで『高校生クイズ』に関わられたことはあったのでしょうか?
宮崎 あります。僕らは入社した時に、主に生放送の情報番組を扱う部署に配属されまして。日本テレビに制作の仕事で入社すると、通常はバラエティーだと『24時間テレビ』で研修するんですよ。でも僕らはバラエティーではなく情報系の制作として入ったので、この部署は『高校生クイズ』で最初の研修を受けるんです。
増田 僕は入社して初めてADで入ったのが「知力の甲子園」にリニューアルした年(2008年)でしたね。
――第28回ですね。外ロケを一切なくして、スタジオで知力を競うという、それまでの『高校生クイズ』から大きく変わった節目の大会でした。
増田 私の師匠がまさにその「知力の甲子園」を生み出した河野雄平さんなんですけど、河野さんがあの路線を作ったことで、『頭脳王』や『東大王』のような、知力を競うフォーマットは増えましたし、ほかにも伊沢くんの「QuizKnock」がやっているクイズ大会(『WHAT』)だったりと、高校生にとって楽しい競技クイズの大会はいっぱい増えたと思うんですよ。実は先日、伊沢くんと話をする機会があって、その時に「今の『高校生クイズ』って、高校生のプレイヤーの子たちにとってどんな存在なの?」と質問したんです。すると、「昔は『高校生クイズ』に出たいという想いがあってクイズをやっている子が多かったけど、今は選択肢が増えたので、目指す場所の一つかもしれませんね」と言っていて。
――なるほど。
増田 ここ2年の『高校生クイズ』の知力路線は多分そういう(クイズプレイヤーの)子たちに向けて作っていたと思うし、その子たちが全力で頑張ってきたものを描こうとしていたはずなんです。ただ一方で「難しすぎて私たちの出る幕じゃない」と思う子も少なくともいるだろうなと個人的に思っていて。だとすると『高校生クイズ』は非常に中途半端な現在地だなと……。だから今年は「テレビがやるクイズ大会としての意味」を僕らはもっと追求したいんです。例えばですけど「どろんこクイズ」って、人生で1回ぐらい飛んでみたいじゃないですか(笑)。
――絶対に『高校生クイズ』じゃないと体験できませんからね。
増田 テレビならではのスケール感というか夢の舞台をお届けしたいですよね。「夏の思い出を作りたい!」とかそんな気軽な感じで出てみてほしいです! 普段、番組で10代と接していて感じるのは、クイズプレイヤーではない高校生も日頃から知識や情報を自分の中に積極的に溜め込んだりしていますし、その量と深さに大人の我々も驚かされることが多々あります。潜在的にそれを試したいとか披露したいって気持ちはあると思うんですよね。そういうところの発露になればいいなという想いもありますね。でも、クイズプレイヤーを置いていくというわけでは絶対ないし、プレイヤーもそうではない子もみんなで楽しく競えるクイズってところを大切にやっていきたいなって。
宮崎 実は僕、高校生の時に『高校生クイズ』に出て、西武球場に行ったことがあるんです。僕は決してクイズに明るい高校生ではなくて、普通に友達との思い出作りで参加したんですけど。だから、今そういう子たちに門が閉ざされていたり、興味がなくなっているんだったらよくないなと思って。だって、全国の高校生の中から選ばれて進んでいくっていうことは、裾野が広ければ広いほど本当の高校生のナンバーワンが決まるわけじゃないですか。だから、まずは参加するハードルを下げて、とにかく多くの高校生に参加してもらうためにまずはやろうと。その上で、きっととんでもなくすごい子たちが優勝する。この構図は変わらないですから。クイズに青春をかけている子たちは絶対に裏切らない。それは大前提ですが、もう1回、なるべく裾野を広げて、テレビで告知して見てもらうっていうところから、しっかりやり直したいですね。

ロケには魔物が棲んでいるから
絶対に面白くなる

――今回の事前発表で「ウルトラクイズを知らない高校生へ送るひと夏の大冒険クイズ大会」というフレーズが公式サイトに掲載されて、大変驚きました。40代以上は『ウルトラクイズ』という名前で共有するイメージがあると思いますが、今の高校生は間違いなく『ウルトラクイズ』は知らないですよね。わざわざこの名前を使った意図をぜひ教えてください。
増田 『ウルトラクイズ』を作るわけではないんですよ。それだけは言っておきたい(笑)。やっぱり『ウルトラクイズ』は福留さんがいて、当時のスタッフさんがいろいろ考えて作ったものだから。だから『ウルトラクイズ』とは別のものなんですけど、今年は「高校生の全力を見せるドキュメントバラエティ」だという意味を込めています。きっと『ウルトラクイズ』を知らない高校生たちが観ても、「何か違うな」っていうのは思うだろうし、「実はそういう番組があったんだよ」っていうことも伝わればうれしいですね。……ただ、ネットの反響がすごくて、ちょっと言い過ぎちゃったかもなと(笑)。
――「ドキュメントバラエティ」というのはまさに『ウルトラクイズ』のコンセプトですし、さらに言えば、『ウルトラクイズ』から生まれた初期の『高校生クイズ』のコンセプトそのものですね。さらに公式サイトには「日本列島を大移動!」とも書かれていました。「日本列島を大移動」、つまり今年は久々に外を駆け回る『高校生クイズ』になるということですね。
増田 はい、おっしゃる通りです。昨年までのスタジオのセットもかっこいいんですけど、例えば『M-1グランプリ』みたいな、どちらかというと成熟した大人たちが戦うのに合っている気がしまして。あくまで僕の個人的な感覚ですけど、高校生といえば、日差しの下で全力でいろんなことをやるのが一番伝わるんじゃないのかなって思うんですよね。頑張ってるのは同じなんですけど、その熱量みたいなのが一番伝わるのが外じゃないかな。……あと、ロケの方が変わったことが起きますし……。
――変わったこと、ですか?
増田 はい、ロケには魔物が棲んでいるので何かが起きるんですよ。それこそ台風が来たり(笑)。
――たしかに以前の取材で、第34回ではハワイに台風が直撃して、「どろんこクイズ」を成立させるのが大変だったという裏話をお聞きしました。
宮崎 今年も当然夏にやるので、台風が来たら逃げられないですからね。
増田 もう地獄ですよ(笑)。でも、そういう緊張感って、やっぱり画に出ると思っていて。高校生もビックリするし、そういうのも含めて楽しんでほしいなっていうのは思いますね。
――予定調和の外にある、自然や神様の力が加わるわけですもんね。
宮崎 僕はこれまでクイズ番組をやっていないので、今回『高校生クイズ』の引き継ぎをした時に、問題を作るクオリティや問題を管理するシステムがしっかり構築されていて、すごくビックリしたんです。だから、今年の『高校生クイズ』は、クイズはこれまでの問題のクオリティを担保することと、それをどこで出すかということ、この2つがマッチしていくと、これまでとはさらに違うものになるんだろうなと思っています。
――なるほど。クイズの問題にふさわしいロケ先、ということですね。
宮崎 はい。青空の下で、例えばものすごい数式を解かせてもしょうがないじゃないですか。そう考えると、海岸であれば海洋生物の問題が出るかもしれないし、日本の各地に行けばその土地にまつわる問題が出るかもしれない。そういうものが掛け算されると、外に出る意味も出てくるよねと。
――第33回から第36回(2013~2016年)にフランスやアメリカを舞台にした海外ロケの時代がありましたが、国内を巡るのはかなり久々ですね。
増田 そうなりますね。日本をあちこち移動するので、この機会にもう1回日本について学ぶというところが今回の大事なポイントですね。あと、『超無敵クラス』をやっていて、一番いいなって思うのが、実は高校生って地元を愛しているんですよ。番組の中で、自転車で長距離通学している高校生に密着する「チャリ通ジャーニー」というコーナーがあるんですけど、その時なんかに、高校生がすごく自然に地元の「こういうところが美しい」みたいなことを言っていて。そこって、大人になると意外とないがしろにしてたりするじゃないですか。高校生のそういうところをぜひ出したいなと。
――そういえば、福留さん時代の『高校生クイズ』も高校生たちの方言がよくフィーチャーされていましたね。とても素朴で親しみやすかった記憶があります。
増田 そうそう、それも郷土愛ですよね。高校野球でも、各地の高校が地元を背負ってきてるというのが大きいじゃないですか。最近の『高校生クイズ』ではその要素がちょっとなくなっちゃっていたのは自分の中でも感じていたので、今年はそこをうまく表現していきたいと思って、いろいろ仕掛けを考えてるんです。
宮崎 日本テレビでいえば箱根駅伝がわかりやすい例だと思います。箱根駅伝って関東圏の大学ばかり出ているじゃないですか。けどランナーを紹介する際に、「どこどこ高校出身」みたいなテロップが出ているのを見たことがあると思うんです。ほんの小さな仕掛けなんですけど、当時の制作スタッフが、“地元の子を応援したい人もいる”ってことに気づいて、全国の視聴者が、お正月に楽しんで見られる名物番組になっていった……という都市伝説を弊社ではよく耳にします(笑)。
――なるほど、そういう工夫があったんですね。
宮崎 今回の『高校生クイズ』も全国放送なので、地元を背負っている高校生たちを応援してもらえるような感じを大切にしていきたいですね。
――いったいどんなところでクイズを行うのか、ものすごく楽しみです!
宮崎 僕は今、ロケ先をあちこち仕込んでいるところなんですけど、増田がアレやりたいコレやりたいと無茶なことばかり言うので、日々バトルしてます(笑)。
増田 どこでクイズをするかというのはサプライズの部分でもありますので、まだお教えできませんが……でも、「どろんこクイズ」はやりますよ!
――おお、それは明かしても大丈夫なんですね!
増田 全然大丈夫です! そのほかにも10何年ぶりの全国ロケということもあって、この番組をすごく愛しているベテランのスタッフの方々がものすごい熱量で「こんなことやりましょう!」とネタを持ってきてくれて、会議が本当に楽しいですね(笑)。
宮崎 そうですね。新しくいじりすぎちゃうと何かが抜け落ちちゃう可能性があるから、生き字引みたいな人たちが一番大事な根っこの部分を押さえてくれているのは本当にありがたいです。
増田 やっぱり、今たくさん競技クイズの目標がある中で大事にしたいのが、それらと絶対にかぶらない、テレビじゃないとできないものを作ることなんですよね。それを見て、「これなら来年また出たい!」と思ってもらいたいですから。

きっとSixTONESも
「どろんこ」に飛び込んでくれるはず!?

――続いてパーソナリティーについてお伺いします。今回のパーソナリティーは、かまいたちのお二人、指原莉乃さん、SixTONESの皆さんと、『超無敵クラス』でもおなじみの顔ぶれとなりましたね。
宮崎 はい。かまいたちさんと指原さんはMCとして、SixTONESの皆さんはパーソナリティー発表前から何度かゲストとして『超無敵クラス』にご出演いただいていますが、まずかまいたちのお二人と指原さんは、高校生に対してすごく熱い思いがある方々なんですよ。『超無敵クラス』でも、取材先の高校生にも、スタジオの10代にも寄り添ってくれるので、絶対お願いしたいなと思っていました。SixTONESさんは、私もライブを観させてもらっていて、もちろんかっこいいのもありますけど、何より、自由で、楽しそうな感じがすごく素晴らしいなといつも思っているんです。あの6人は、何かやってくれそうな、やらかしてくれそうな、そんな期待をしちゃう人たちなんですよ。パーソナリティーを発表した時も、「ジェシーをどう抑え込むかが大事だと思いますね」(濱家さん)、「いやいや、よりジェシーに行ってもらわないと!(笑)」(山内さん)というやり取りがあったのですが、かまいたち×SixTONESだと絶対に熱量が高くなりますよね。コントロールする指原さんの負荷が高くなって申し訳ないのですが……。
増田 そうそう、彼らはめちゃくちゃ熱いんです。

写真左からかまいたち(山内健司・濱家隆一)、指原莉乃

写真左からSixTONES(田中樹・髙地優吾・ジェシー・京本大我・松村北斗・森本慎太郎)


宮崎 『高校生クイズ』はこれまでは総合司会のアナウンサーが「パワー!」とか「ビクトリー!」ってやっていましたけど、今回どんなパワーワードが飛び出るかも楽しみです。
増田 彼らのYouTubeチャンネルを観ていても、本当に楽しそうですもんね。あと単純に僕ら、SixTONESのことがめちゃくちゃ好きなんです(笑)。
宮崎 僕も大好きですね。特に増田は『ザ!鉄腕!DASH!!』の演出もやっていて、そこに森本慎太郎くんがレギュラーで出ていたりとか、京本大我くんがシンタローのお友達として出てくれたりとか、そういうつながりもありますし。
増田 本当に仲が良くて、永遠に10代の男子校の生徒みたいなんですよね。そこが絶対に高校生と合うと思うんですよ。だから、かまいたちさんと指原さんが「高校生たちの保護者」で、SixTONESさんが「高校生よりちょっと年上のお兄ちゃんたち」という布陣です。
宮崎 そう、「高校生の頃ってこうだったよなー」という大人の目線がかまいたちさんと指原さんで、高校生と同じ目線なのがSixTONESの6人という感じですね。だからSixTONESさんには、高校生と一緒になって、体を動かしてほしいですね。
――情報解禁の時の「パーソナリティーはどっち?」の2択クイズで、ジェシーさんがAとBに飛び込む映像も面白かったです(笑)。
増田 あれ、ホントは「どろんこ」をやりたかったんですけどね(笑)。
宮崎 室内に泥水を用意しようとしてたので、僕が止めました(笑)。
増田 やりたかったなあ。でも、本番で見れるんじゃないですか(笑)。


――6月からは『超無敵クラス』内でSixTONESメンバーも参戦する『高校生クイズ』応援企画がスタートしていますし、ぜひSixTONESファンの高校生たちにも挑戦してほしいですね。
宮崎 ぜひチャレンジしてほしいですね。全国一斉スマホ予選にもパーソナリティー9人が全員来るんですよ。特設会場での参加は抽選で40チームと限られた人数にはなってしまうのですが、予選参加者限定で生配信もありますし、一緒に楽しんでほしいですね。
――今回、さらに『超無敵クラス』の生徒さんたちも応援マネージャーという肩書で『高校生クイズ』に出演するそうですね。
増田 はい、『超無敵クラス』も全面的にサポートしようということで、例えば予選大会が終わった後に通過した学校の壮行会みたいなのをやりたいなと思っているんですけど、そこへ『超無敵クラス』の生徒に行ってもらう予定です。
宮崎 今回は都道府県代表ではないですけど、全国6ブロックになっているので、通過チームにはブロック単位で地域を背負ってもらうことになります。『超無敵クラス』の生徒に行ってもらうのは、もちろんそのブロックの通過した人たちと仲を深めてもらう意味合いもありますが、テレビ的にはクイズ経験だけではなくて、例えば「この子は大家族で、家族の応援を糧に頑張っている」みたいな情報があったっていいと思うし、そういう出場者のことを知る意味合いでも、『超無敵クラス』の生徒たちがどんどん飛び出して行って、代表校の子たちを知って戻ってきてもらうというようなことをやりたいなと思っています。
増田 それを全部『高校生クイズ』の中でやろうとすると、おそらく毎年、尺の問題もあって、しょうがなく切っている部分もかなりあると思うんですけど、僕らは幸いそういう番組を持っているので。そういう部分を放送していくっていうところをちゃんとやっていけば、総合的に見たら伝わるんじゃないかなと。かまいたちのお二人は、「この子、こういうところが面白いな」っていうのを見つけるのが抜群に上手いので、「この子はこういう子だ」というのを印象付けてくれますから。
宮崎 せっかく3人1組のチームなので、「3人の中で誰がエースなのか」「文系・理系、それぞれ得意なのは誰か」「この3人すぐ喧嘩するよな」みたいな色がついている状態で観てもらった方が、出場者たちを放送でもっと応援できるはずですからね。
――これまでたくさんの高校生と向き合ってこられたお二人だからこそ、令和の高校生たちに肉薄した、これまでにない『高校生クイズ』になりそうで、とても期待が高まりました。制作準備で大変だとは思いますが、今の率直な想いを最後にお聞かせください。
増田 やっぱり、出てくれた高校生に「楽しかった」と言ってもらえて、この放送を見て「出てみたい」って言ってくれる人が増えることが一番大事かなと思います。夏休みの一週間ぐらいを使った修学旅行みたいなものなので。出てくれた高校生たちにとって、いい思い出になればいいなと思いながら作っています。
宮崎 僕も増田と全く同じ想いです。それに追加するとすれば、『超無敵クラス』でも僕は裏テーマにしているんですけど、「今の日本の高校生ってすごいでしょ!」というのが伝わるといいなと。スマホ依存とか言われがちですし、おじさんとおばさんからすると、別の生き物みたいに思われがちですけど、心の部分は変わらずピュアで、今の高校生、すごくいいんですよね。番組を通して、それを感じ取ってほしいってのはすごくありますね。


『第44回全国高等学校クイズ選手権 高校生クイズ2024』
【出演者】
パーソナリティー:かまいたち、指原莉乃、SixTONES
メインアナウンサー:石川みなみ(日本テレビアナウンサー)

【大会情報】
エントリー資格:現役の同じ高校の3人で参加(学年はバラバラでもOK)
エントリー締切:2024年6月30日(日) → 2024年7月3日(水)18時に延長決定! ※6月30日(日)12:00追記
予選:2024年7月13日(土)14時頃開始予定 ※2時間程度を予定しています
全国大会:2024年8月16日(金)~21日(水) ※遠方の方は、前日8月15日(木)に都内に集合していただく可能性があります

番組公式サイト https://www.ntv.co.jp/quiz/
番組公式X https://x.com/quizNTV

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