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制作裏話が続出!TVアニメ『ナナマル サンバツ』スタッフ座談会レポート

制作裏話が続出!TVアニメ『ナナマル サンバツ』スタッフ座談会レポート

2017年10月21日、阿佐ヶ谷ロフトAにてTVアニメ『ナナマル サンバツ』スタッフ座談会が開催された。『ナナマル サンバツ』とは、競技クイズを題材にした杉基イクラの原作漫画を忠実にアニメ化し、この夏大きな話題となった作品。日本テレビの佐々木まりなプロデューサーを司会に、大宙征基(監督)、古賀一臣(助監督)、高鉾誠(キャラクターデザイン)、山川剛史(トムスエンタテインメント)、中澤周(原作担当)、正木大督(KADOKAWA)、ゲストの吉田尚記アナウンサー(ニッポン放送)が登壇した。

挨拶と乾杯のあとさっそく始まったのは、TVアニメ『ナナマル サンバツ』を振り返るトークコーナー。初のスタッフ登壇イベントということもあり、これまで語られることのなかった貴重な話が飛び出した。漫画『ナナマル サンバツ』が生まれた経緯からTVアニメのスタッフ編成、本編に関するマル秘トークなど、客席からはそれぞれ笑いや驚きの声があがった。

無事に放送を終えた心境としてまず話題になったのが、余裕ある制作スケジュールについて。厳しい進行になりがちな昨今のアニメ業界だが、佐々木プロデューサーは「2週間前に納品、みたいな感じでした」と言い、大宙監督も「こんなにゆったり作っていいのかなと思うぐらい(笑)」とコメント。アニメ作品としては珍しい手法の「問題テロップ」も、映像編集をする段階まではテロップを入れることが決まっていなかったとのこと。ゆとりある進行だったからこそこだわることができた部分だという。

キャラクターデザインを決めるコンペについては、当初より高鉾氏のデザインを推していた原作・杉基イクラ氏のコメントも紹介された。決め手の一つであった「手の描き方が美しい」は、競技クイズを題材にした本作ならではだ。このほかにも、『ナナマル サンバツ』好きには嬉しい裏話が盛りだくさんのコーナーとなった。

ファンからの質問にも答え、続いては参加型のクイズコーナー。一般の参加者に制作スタッフも混ざり、クイズ研出身の吉田アナによる問読みで5◯2×ルールの「ボードクイズ」と「早押しクイズ」が行われた。作品内で登場した問題が多く出題され、作品を振り返りながら楽しむのことのできるコーナーだ。早押しクイズには吉田アナも急遽エキシビションとして参戦するなど、大いに盛り上がった。各クイズで優勝・準優勝した4名には、原画イラストを使用したクリアファイルがプレゼントされた。

エンディングでは登壇者それぞれからのコメントに加え、生原画をかけた即席の「◯×クイズ」もあり、およそ3時間半にも及んだTVアニメ『ナナマル サンバツ』スタッフ座談会はあっという間に終演の時間に。最後は主人公・越山識を演じる堀江瞬によるサプライズアナウンスで締められた。制作スタッフとファンの作品愛にあふれ、TVアニメ第2期制作への期待感がより一層高まるイベントとなった。

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