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QUIZ CHALLENGE

日本人8人目のノーベル化学賞!吉野彰博士に受け継がれた別のノーベル賞技術とは?

日本人8人目のノーベル化学賞!吉野彰博士に受け継がれた別のノーベル賞技術とは?

©時事通信フォト

一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
10月9日、スウェーデンの王立科学アカデミーは、2019年のノーベル化学賞を吉野彰博士ら3名に授与すると発表しました。吉野彰博士は旭化成名誉フェローで名城大の教授を勤めています。受賞内容は、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車などのバッテリーに広く使われるリチウムイオン電池を開発した功績です。これは、現在の情報化社会を支えるほか、地球温暖化の解決にもつながる成果として高く評価されました。
そんな吉野彰博士のノーベル賞に関するクイズです。
一問一報2019年10月12日のクイズ
ノーベル化学賞の受賞理由となった「リチウムイオン電池」ですが、開発の歳に別のノーベル賞受賞の技術が使われたそうです。それは次のどれでしょう?
①化学賞を受賞した白川英樹博士の「電気を通すプラスチック」(2000年) 
②化学賞を受賞した下村脩博士の「光るタンパク質」(2008年) 
③物理学賞を受賞した赤崎勇博士ほかの「青色発光ダイオード」(2014年) 

ノーベル賞がノーベル賞を呼ぶ…。

①化学賞を受賞した白川英樹博士の「電気を通すプラスチック」
かつて、金属リチウムを用いた二次電池(充電可能な電池)は、充電するさいに、発火・爆発の危険があるうえに、性能の劣化が激しく、実用化が難しいものでした。そこに、吉野博士は、負極(マイナス側)に、電気を通すプラスチック「ポリアセチレン」を使うことによって、性能を大きく改善させる方法を開発します。この「ポリアセチレン」こそが、2000年にノーベル化学賞を受賞した白川英樹博士が発見した素材でした。その後、負極には炭素素材が使われるようになりましたが、ポリアセチレンが、リチウムイオンバッテリーの開発と進化に、大きな役割を果たしたことに変わりはありません。吉野彰博士のノーベル賞受賞は、日本人で27人目で、化学賞としては8人目となります。吉野博士は会見し「受賞は非常にうれしい。電気自動車が普及すれば、環境問題の解決に貢献できる」と述べました。
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