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『クイズマジックアカデミーMAXIVCODE』稼働記念! 「リコードアリーナ」メディア対抗トーナメントレポート

2018年4月26日(木)、六本木にあるKONAMI内イベントスペースにおいて、アーケードゲーム『クイズマジックアカデミーMAXIVCODE』のプレスイベントが開催された。

『クイズマジックアカデミーMAXIVCORD』は、先頃リリースされたばかりのアーケードクイズゲーム『クイズマジックアカデミー』シリーズ最新作。今回のプレスイベントは、この最新作に搭載された新モード「リコードアリーナ」を使って行うメディア対抗のトーナメント大会となる。

「リコードアリーナ」とは、「リコード」と呼ぶデジタルカードを使ったバトルを行う新モード。勝負は全部で4つのピリオドで行い、まずそれぞれのピリオドの冒頭でクイズが出題される(第1ピリオドでは2問、第2・3ピリオドでは3問、最終の第4ピリオドは4問)。このクイズに正解した数だけ、キャラゾーンに配置したリコードがアクティブとなる。そして、自分の手札のリコードをうまく使って、相手のリコード、またはプレイヤーキャラクターを攻撃し、先に相手プレイヤーキャラクターのライフ(体力)をゼロにすれば勝利となる。

と、ルールがなかなか複雑な上、これまでのクイズ中心のモードとは異なり、カードバトル要素がウェイトを占めるため、「リコードアリーナ」の魅力を、まずはゲーム媒体を中心にメディア関係者に体験してもらって、より多くの人に伝えてもらおうというのが、この大会の趣旨だ。

ゲストには、作中でアメリア先生役を演じる声優のたかはし智秋と、その助っ人として、現在TBSで放送中のクイズ番組『東大王』にレギュラー出演中のクイズ王・鶴崎修功が参戦(!)。鶴崎は先頃、『東大王』の番組内において、クイズの勉強として『QMA』をプレーしている様子が紹介されたこともあり、活躍が期待される。

ちなみに各種ゲーム媒体やウェブメディアに混ざり、弊誌『QUIZ JAPAN』チームも参加させていただいた。といいつつ、筆者(編集長の大門)は、このゲームに問題監修として長年携わっているため参加不可。そこで人選に悩んだ挙句、本誌のライターでもあるクイズ王の徳久倫康を抜擢。徳久は『超クイズサバイバー!』や『Knock Out~競技クイズ日本一決定戦~』で活躍する上、『QMA』界でも名の通った実力者。「ずるい!」「やりすぎだ!」という声が上がることを覚悟の上で(笑)オファーしたところ、平日の昼間にも関わらず、快く引き受けてくれた。徳久としても、満を持して出場した『東大王』では鶴崎擁する東大王チームの前に惨敗した過去があり、今回は得意とする『QMA』だけに負けられないところだ。

とはいえ、これまでのモードとは違い、「リコードアリーナ」は単純に知識量や『QMA』の経験では勝負が決まらない「カードゲームバトル」だ。カードゲームに長けたゲーム媒体の編集部が勝つ可能性も大いにありうる。果たして、勝負の行方は!?

まずはトーナメント1回戦。第1コートでは「たかはし・鶴崎ペア」vs「Hobby Japan」チーム、第2コートでは「A-portal」vs「QUIZ JAPAN」の試合が行われた(なお、大会に先立ち、全てのリコードがコンプリートされたデッキが用意された)。

第1試合、東大王・鶴崎を擁する「たかはし・鶴崎ペア」は、なんと全ピリオドでクイズを全問正解! 全問正解すると能力を発揮するセリオスのリコードも駆使し、クイズの強さを存分に生かした戦い方を展開するも、対する「Hobby Japan」は盤面全体を強化するサンダースや、ダメージを軽減するリエルをそろえ、鉄壁の防御で応戦。拮抗した中、迎えた最後の第4ピリオドで、鶴崎がスライド時に能力を発揮するリコードを、先頭に置いてしまうという痛恨のミス。これが響き、高い攻撃力を生かした「Hobby Japan」の快勝という結果となった。やはり戦略一つで、大きく局面が動く「リコードアリーナ」の怖さ・奥深さが改めて感じられた(ちなみに同時に行われた第2コートではクイズジャパンが勝利)。

その後、1回戦第3試合は「DMM.com」vs「アミューズメントジャーナル」、第4試合は「Gzブレイン」vs「4Gamer.net」の対戦が行われ、それぞれ「アミューズメントジャーナル」と「Gzブレイン」が勝利。

続く準決勝は「Hobby Japan」vs「アミューズメントジャーナル」、「QUIZ JAPAN」vs「Gzブレイン」が行われた。クイズジャパン・徳久は、第3ピリオドでスライド時に能力が発動するカードを4枚並べて、一気に畳み掛け勝利、強敵「Hobby Japan」との決勝戦へと駒を進めた(ちなみに「Hobby Japan」の出場メンバーの1人は、徳久の中学時代の同級生であることが発覚! こんな偶然あるんですねぇ)

「ジャパン」対決となった決勝戦、第1ピリオドはクイズジャパン・徳久が先制し、10対7と「Hobby Japan」のライフを3つも削る。ところが、カードゲームに精通した「Hobby Japan」はじっくりと強力な布陣を敷いていき、最後の第4ピリオドを向かえた段階では同点に追いつく。そして、2対2と均衡した最後の攻防の手順で、徳久が痛恨の采配ミス。結果、「Hobby Japan」が見事な逆転勝利を収めた。

優勝した「Hobby Japan」チームには、たかはし智秋サイン入りのサントラ『クイズマジックアカデミー GRAND TRACKS』が贈呈された。カードゲーマー編集部の編集長が率いる「Hobby Japan」チームは、とにかく終始、カードゲームとしての戦い方を熟知していて、後半戦を意識した組み立て方を徹底していたのが勝因だったのではないだろうか。

トーナメントや店内対戦が「知識+操作スピード」の戦いだとすれば、リコードアリーナは、リコードをいかに理解し、状況に合わせてどう戦うかという「知識+戦略」の戦いといえそうだ。リコードアリーナが、トーナメントや検定とともに、これからの『QMA』を牽引する可能性を感じさせられた一日だった。

©2018 Konami Amusement

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