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クリスマスソングを答えてハイタッチ!「イントロクイズ忘年会」レポート

クリスマスソングを答えてハイタッチ!「イントロクイズ忘年会」レポート

5月と9月の過去2回も大反響を巻き起こした、クイズ専門誌「QUIZ JAPAN」主催によるイントロクイズ専門のイベント「イントロクイズナイト」。その3回目となるイベントが、12月5日(火)、渋谷・東京カルチャーカルチャーにて開催された。今回は12月ということで「イントロクイズ忘年会」と題して、クリスマスムードに沸く夜の渋谷に、初心者から上級者までイントロクイズ大好きな顔ぶれが集まった。

選曲・出題は、イントロクイズファンにはすっかりおなじみのイントロマエストロ・藤田太郎。司会進行は特撮番組『重甲ビーファイター』で主役を演じた俳優の土屋大輔が、前回同様の熱いパフォーマンスで盛り上げた。

「イントロクイズナイト」の大きな特徴は、個人戦ではなく、5人1チームの団体戦で行われること。参加者は当日受付で、イントロクイズの経験の有無を確認され、16チームに分けられる。実力者を散らすことでチーム間のバランスを均等にすることも狙いだが、ただクイズをするのではなく、出会いの場になってほしいという意図も込められている。イントロクイズ初体験の初心者にもチームメイトとなった常連が積極的にコミュニケーションを取り、勝ち抜けるとハイタッチして喜びを共有する。今回も、そんな光景があちこちで繰り広げられた。

1回戦、準決勝、決勝と勝ち上がること、勝ち抜けるにはチームで5ポイント先取といった基本ルールは前回と同様だが、今回からは新たなルールとして、チームのメンバーのうち2ポイントを獲得した人はその時点で解答権が無くなることになった。上級者は各チームに振り分けられているので、解答の上限が付けられることでチーム戦の様相が濃くなり、多くの参加者に解答権が行きわたることになる。また、「早押しクイズ」に加えて、7問目、14問目、21問目には、イントロを聞いて、全チームがフリップに答えを書き込むという「ボードクイズ」の形式も導入された。

出題される楽曲はもちろん今回も、昭和歌謡、JPOP、洋楽、アニソンと多彩なジャンルに渡る。「イントロクイズ忘年会と銘打っているからには、クリスマスソングや冬がテーマの曲も出題しますよ」というマエストロ藤田の宣言もあり、解答者が手ぐすねを引く中での第1問。先日引退を発表した安室奈美恵の『CAN YOU CELEBRATE?』という、話題の曲から始まった。

こちらは恒例の、マエストロ藤田によるこだわりの選曲の一部である。
『シンデレラハネムーン』『仮契約のシンデレラ』『シンデレラは眠れない』
『トラトラトラ』『ライオン』『ジャガー』
『冬のオペラグラス』新田恵利からのμ’s(新田恵海)『僕らは今のなかで』
『恋人はサンタクロース』からの『Woman “Wの悲劇”より』作曲・呉田軽穂(松任谷由実のペンネーム)
聞いているだけでも楽しく、マニアならずとも予想を立てて攻略したくなるだろう。

また今回から導入されたボードクイズでは、よく耳にするがタイトルを知らない楽曲が出題された。『マツコの知らない世界』で使われる『I’ve Told Every Little Star』(邦題『星に語れば』)や『M-1グランプリ』で“出囃子”として流れる『Because We Can』など、「そんな曲名だったのか?!」と、参加者も「目からウロコ」ならぬ「耳からウロコ」状態だった(ちなみに写真は和田アキ子の『古い日記』を『赤い手帳』と書いたDチーム(笑))

さて戦況はといえば、「1人2問しか正解できないルール」が功を奏し、どの組も追いつ追われつの攻防となり、第1組B・C、第2組F・H、第3組L・J、第4組M・Oのそれぞれのチームが準決勝に駒を進めた。さらに「ボードクイズ」による敗者復活戦(4チーム復活)を挟み、行われた準決勝では「懐メロ」「JPOP」「洋楽」「アイドル」「アニソン」の5ジャンルから順番に出題されるので、メンバーそれぞれの得意分野の見せ所となった。4チームからわずか1チームしか勝ち抜けられない狭き門である準決勝ではやはりエースが2ポイント獲得で解答できなくなるルールがチームの明暗を分ける展開となった。それまでリードしていたチームにブレーキがかかり、その間隙をついて別のチームが逆転勝ちを決める白熱した展開が続発。最終的にC・E・Mが決勝に残った。

そして決勝でCチームが見事優勝。優勝したCチームには、主催の「QUIZ JAPAN」編集長の大門からは渋谷TSUTAYAで調達した安室奈美恵のベストアルバムやB’zの最新アルバムが、マエストロ藤田からは本人所蔵の懐かしの8センチCDが賞品として贈られた。

回を重ねるたびに、イントロを聞きながらダンスをしたり、正解のあとに流れるサビに合わせて歌ったりと、ノリの良い人も多くなり、会場全体が音楽に酔いしれた、まさに「忘年会」さながらのイントロナイトだった。チームのメンバーとの交流も楽しく、2次会として一緒にカラオケに行くなどのグループもあったという。音楽を介した新しい出会いの場としても貴重な、イントロクイズのフェスとなりつつある「イントロクイズナイト」。ぜひ定期的に開催していきたい(執筆:編集部)

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