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「QUIZ JAPAN」主催 第4回トークライブレポート【ゲスト:長戸勇人・永田喜彰】

p_report_20150403a2015年3月29日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』優勝者・長戸勇人氏、準優勝者・永田喜彰氏をゲストに招いた「QUIZ JAPAN」主催のトークライブ「〜『第13回ウルトラクイズ』再放送記念! ニューヨークへ行きたかった君へ!〜」が開催された。

今年1月、ファミリー劇場において遂に『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』の再放送が実現したことは、皆さんもご存じのことだろう。その興奮さめやらぬ中に実現した、『第13回ウルトラ』ファイナリスト2人の話を直に聞ける機会とあって、今回のトークショーは立ち見も出るほどの大盛況。「QUIZ JAPAN」主催イベントでは過去最多となる、約90人のクイズファンが会場へと詰めかけた。

「QUIZ JAPAN」主催 第4回トークライブレポート【ゲスト:長戸勇人・永田喜彰】
今回のトークライブは「2人の出会いから『第13回ウルトラクイズ』までの話」「『第13回ウルトラクイズ』の話」「『第13回ウルトラクイズ』以降の話」の3つの時期について、長戸氏・永田氏に語ってもらうという3部構成の予定。ということで、まずは、第1部として「2人の出会いから『第13回ウルトラクイズ』までの話」からスタートしたのだが……。

p_report_20150403b「QUIZ JAPAN」主催 第4回トークライブレポート【ゲスト:長戸勇人・永田喜彰】
ここで会場を訪れた『ウルトラ』ファンに嬉しいサプライズゲストが登場。なんと、長戸氏・永田氏が在籍したRUQS(立命館大学クイズソサエティ)の創設者にして『第11回アメリカ横断ウルトラクイズ』チャンピオン・稲川良夫氏が、岐阜から(しかも自腹で!)駆けつけてくださったのだ。ということで、急遽、稲川氏もステージに登壇。3人の出会いから『第13回ウルトラ』に至るまでのディープな思い出話が次々と語られていく。

「西沢泰生さんとは『Mr.ロンリー』で同じ収録だったので、『第10回ウルトラ』でドームを抜けた時点で西沢さんとは顔見知りだった。でも、その時点では森田敬和さんのことを知らなかった。なので成田空港で前泊する際、森田さんが“決勝は俺と西沢さんで、10−7のスコアで俺が優勝する”とか言っているのを聞いたとき、“何を言っているんだ、この人?”と思った」(永田)

「13回のドームでは、途中から一般の参加者が稲川さんの後を追っかけてくるようになったので、何とかして(稲川さんを)切ろうと思っていた」(長戸)

「第13回のグアム・どろんこクイズで、“わざと負けたの?”って聞かれることが多いんだけど、あれは故意ではなく、普通に負けた。どろんこは考えもまとまらないうちに走らないといけないし、壁が迫ってくる」(稲川)

など、ファンにはたまらない裏話が連発された第1部。そんな中でも、観客がもっとも驚いていたのは

「実は『第13回ウルトラクイズ』には、自分ではハガキを出していなかった」

という衝撃の告白から始まった、長戸氏が『第13回ウルトラクイズ』に参加するに至る過程の話だろう。1989年、『第12回ウルトラクイズ』のドーム予選で補欠に残ったものの本選に出場できなかったこと、『アタック25』大学対抗サバイバルマッチを制し「クイズはやり尽くしたかな?」と感じたことなどから、クイズを離れ南米に長期滞在していた長戸氏。ところが、大学の後輩が気を利かせて、長戸氏の分も『ウルトラクイズ』のドーム予選に申し込んでいてくれたという。そこから様々な偶然が重なり、まさに奇跡とも思える軌跡をたどって『第13回ウルトラ』に出場するに至るまでのストーリーは、観客一同に大きな驚きをもって迎えられたようだ。

「僕は放送では“マルタの恋人”なんて言われてましたけど、本当は“ベリンダの恋人”なんです」(長戸)

p_report_20150403c続いては、今回の本題ともいえる「『第13回ウルトラクイズ』の話」について語る第2部。ここではまず、スペシャルゲストとして『第13回ウルトラ』5位の木村文彦氏がステージに登場! 思わぬサプライズに沸き立つ会場。特に、今までメディアなどで『ウルトラ』について語ったことがなかった木村氏から発せられた

「『第13回ウルトラ』では、東大クイズ研は17人が成田まで残った」

「どのチェックポイントでも、“田川さんに負けなければ大丈夫”と思って田川さんだけをマークしていた。ところが、メンフィスで田川さんが爆発してしまい、パニックになってしまった」

といった思い出話は、特に新鮮に感じられたようだ。もちろん、永田氏・長戸氏も

「実は決勝の時もマリックさんのTシャツをワイシャツの下に着用していた。もし勝ったら、おもむろにワイシャツを脱いで、“実はマリックさんのおかげで…”と披露するつもりだった」(永田)

「ボルチモアで秋利が付けていた猫のはちまきは、ホノルルクラブの村田(栄子)さんからもらったものなんだけど、実は僕も同じものをもらっていた。なので、決勝戦の相手が秋利だったら、僕も決勝戦でそれを付けて戦うつもりだった」(長戸)
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といった秘蔵エピソードを次々と披露。本放送から25年以上たった今、初めて明かされる秘話の連続に、会場のファンからは驚きの声が絶えることが無かった。

あまりの盛り上がりに、予定より時間が大幅に超過。ということで、当初の予定していた第3部「『第13回ウルトラクイズ』以降の話」はとりやめて、会場の皆さんから募った質問にお答えする「質問コーナー」へと突入する。ここでは

「大声クイズの“秋利帰れ!”という絶叫フレーズは、最初から決まっていたのですか?」(長戸氏へ)

「Mr.マリックの超魔術の解き方を教えてください」(永田氏へ)

といった、『ウルトラ』ファンならではの鋭い質問が連発。質問そのものに、また、質問に対する2人からの回答に、場内には大きな歓声が沸きあがった。

大きな盛り上がりの中で幕を閉じた今回のトークライブ。しかし、『ウルトラクイズ』という壮大なスケールの番組を、熱い『ウルトラ』ファンの前で語るのに3時間は短すぎたか、永田氏・長戸氏ともに「まだまだ話したりない。」とのことだった。もちろん、会場やニコニコチャンネルでご覧になった方々も、もっと聞きたいことはあっただろう。もしかしたら、再度『第13回ウルトラ』を語るトークライブが開催される可能性も? この興奮をもう一度味わいたい方は、ぜひ熱いリクエストの声を!

また、「QUIZ JAPAN」トークライブは、ファミリー劇場で『第12回ウルトラ』『第13回ウルトラ』が再放送されるたびにチャンピオンを招いて開催されてきた。ということは、他の回の再放送されれば、さらなるゲストを招いてのトークライブが開催される可能性も? 再放送のリクエストは、ぜひファミリー劇場へ!

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