盂蘭盆会は「吊るす」という意味のサンスクリット語「ウランバナ」から来た言葉で、釈迦の弟子・目連（もくれん）の故事に由来しています。他人への思いやりが足りなかった目連の母は死後餓鬼道に落ち、逆さまに吊るされて苦しみます。目連はそんな母を助けようと釈迦に相談したところ「僧侶の夏の修行が終わる頃に、僧侶にごちそうを振る舞えば母を救うことができる」と言われ、その通りにすると母は極楽浄土の世界に導かれました。これが盂蘭盆会の始まりとだと言われています。

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