一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
9月9日、台風15号が千葉県に上陸し、大きな被害が発生しました。送電線や電柱も倒壊し、大規模な停電が発生。経済産業省の推計によると約2000本の電柱が倒れ、最大93万戸が停電したということです。停電が長引き、復旧作業が遅れていくなかで注目されたのが、電線を地中に埋めて電柱をなくす「無電柱化」です。欧米などでは、無電柱化された町も多くありますが、無電柱化の推進には、その敷設コストの高さがハードルとなっている現状があります。さらに、いちど損傷を受けてしまった場合の復旧に時間がかかるという指摘もあり、日本では電線の地中化はあまり進んでいません。
そんな電柱に関するクイズです。
【一問一報】2019年10月5日のクイズ
電柱と電信柱は似ているようで厳密には異なるものです。では、その大きな違いは何でしょう?
①電柱は電信柱の法律上の略称。公文書などでは電柱と書く
②電柱は電力会社の所有、電信柱はNTTなどの通信会社が所有するもの
③電柱は地方自治体が設置したもの、電信柱は旧郵政省が設置したもの
「電柱」と「電信柱」を使い分けていたなんて…。
②電柱は電力会社の所有、電信柱はNTTなどの通信会社が所有するもの
電柱と電信柱の大きな違いは、所有者の違いです。一般的に「電柱(電力柱)」と呼ばれる柱は、電力会社などが、送電・配電の目的で設置・管理しているものを呼び、「電信柱」と呼ばれるものは、電話線など通信に使用するための電線を架線するために設置したものをいいます。さらに、電力線、電話線をともに架線するための柱は、「共用柱」と呼びます。ただし、一般的には電柱のことを指して「電信柱」と呼ぶことも多く、厳密に使い分けされているというわけではありません。なお、東海地方から関西にかけては「電信棒」という言い方もされているようです。ちなみに、柱に取り付けてある「東京電力」や「NTT」と書かれたプレートは所有者を示すもので、共用柱の場合は、地面に近い方のプレートが、その柱の所有者だそうです。
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