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クイズを通じて金融経済の仕組みを学ぶ高校生のためのイベント 『第8回エコノミクス甲子園』全国大会レポート

p_report_20140207aクイズを通じて金融経済の仕組みを学ぶ高校生のためのイベント『第8回エコノミクス甲子園』の全国大会が2月2日(日)、東京・イイノホールで行われ、全国大会初出場の県立千葉高校が、公立勢で初となる優勝を手にした。
「全国高校生金融経済クイズ選手権」、通称『エコノミクス甲子園』は、2007年に第1回が開催された、高校生のためのクイズ大会。学校教育で取り上げられることの少ない「金融知識」を若いうちから学ぶ機会を作ろうと、認定特定非営利活動法人「金融知力普及協会」が主催し、今年で8回目を迎えた。

p_report_20140207b同じ学校の2人1組で参加するチーム戦。第1回大会では100人に満たなかった参加者も、今年は全国39ヶ所で地方大会が行われ、2000人を越す高校生が参加した。この日は、インターネット大会優勝校1校を加えた全40校の精鋭たちが、東京に集い「金融知識」を競い合った。もともと「教育」が出発点であるこの大会は、オーソドックスな「筆記予選」「早押し予選」の他にも、クイズ大会としては珍しい「プレゼン予選」「エコノミカ(経済カードゲーム)予選」などの関門もあるのが特徴。参加者には知識だけではなく、ビジネスマンとしてのプレゼンスキルや、突然与えられた課題への対応力など、幅広い要素が求められる。
p_report_20140207c大会を制したのは、今回が全国大会初参加の県立千葉高校。優勝が決まった瞬間、並木亮、池田麟太郎(共に2年生)は互いに手をとり、優勝の喜びを分かち合った。
クイズ経験はまったく無いという2人。昨年9月から、今大会に向けて金融経済を猛勉強してきた。平均点が40点代だった難問揃いの筆記予選では、並木が89点という驚異の点数で1位を獲得した。

「並木の知識を活かせるように頑張りました」(池田)
「作戦を立てる部分は、全部池田に任せました」(並木)

知識の並木と戦略の池田。理想的なコンビネーションが、圧倒的な力を生み出した。
「(優勝に必要なのは)コツコツ努力すること」(並木)

『エコノミクス甲子園』というイベントを通じて、金融経済の深い知識と、大きな勲章を手にした。2人は今春、優勝商品であるニューヨーク研修旅行へ旅立つ。

『第8回エコノミクス甲子園』
優 勝:千葉県立千葉高校
準優勝:埼玉県立春日部高校
3 位:広島学院高校

筆記1位:並木亮(千葉県立千葉高校)
ベストセールスマン賞:山本遼(東京都立立川高校)
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