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『早く来い来い『第12回アメリカ横断ウルトラクイズ』再放送! 座談会番組収録レポート

p_report_20140513a伝説の番組『アメリカ横断ウルトラクイズ』の再放送が、この6月、「ファミリー劇場」でついに実現する。世代によっては「幻」といえる映像を、「早く来い来い」とばかりに待ち構えているクイズファンも多いことだろう。オンエアを前にした5月9日(金)、東京・神楽坂でスタッフ・挑戦者を招いた座談会番組の収録が行われた。

収録に先立って行われた取材会には、第1回から構成・問題を手がけた萩原津年武(はぎわら・つとむ)氏と、元日テレアナウンサーの小倉淳(おぐら・じゅん)氏が出席。

p_report_20140513b萩原氏によれば、企画が立ち上がった1970年代はクイズブーム。『アップダウンクイズ』のような完成されたクイズ番組に対抗するべく、「敗者を主役にする」逆転の発想が生まれたという。「優勝賞品」であるところの海外旅行自体を、クイズの舞台にしてしまうスケール感も類を見なかった。しかし、あまりに莫大な予算がかかるとあって、各局ともに門前払い。番組制作に理解のある『木曜スペシャル』の石川一彦プロデューサーだけが即座に興味を示し、実現に至っている。

p_report_20140513cいざ番組が始まると、毎回1万問の問題を揃えるのに苦労した。アナウンサーの小倉氏までもが、問題を作成してクイズ会議に出席したというから驚きだ。当時、小倉氏はテレビマンの憧れ『ウルトラ』への参加を数年にわたって直談判、ようやく第12回でかなっている。だが、さすがにクイズを作るまでとは面食らった様子だ。さらに、せっかく苦労した問題でも、会議の席で福留氏に「○回の第△チェックポイントで××君が答えた」とやられてしまう。福留氏という存在には様々な凄味を感じていたが、記憶の精度もその一つだったという。

p_report_20140513d取材会に続けて収録されたオリジナル番組『今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集』では、萩原氏の他、美術スタッフの黒木遠志(くろき・えんじ)氏、そして今回放送となる第12回大会の挑戦者たち(どなたが登場するかは放送までのお楽しみ)が登場。小倉氏の軽妙な進行が、10分間の番組にはもったいないほど充実した内容を引き出しているので、必見である。
玄人好みの視点としては、過去におけるマスコミの記事では、黒木氏のような放送作家以外のウルトラスタッフの証言が少なく、興味深い事実を提供することになるだろう。 また、記者の個人的な感想では、四半世紀の時を経て、なおも続いている挑戦者たちの関係性には感動すら覚えた。リアルタイムで観ていた世代も、歳を重ねている。一般に疎遠になる友人も多くなる年齢で、『ウルトラ』という冒険を経た挑戦者たちがいま、どのような絆を保ち続けているのか、番組の一つの見どころに違いない。

今回放送される第12回は、南北アメリカ大陸を「横断」ではなく「縦断」する空前のスケールだ。この機会に「伝説のウルトラ」を初めて目にする視聴者も多いはずだが、その映像の迫力と人間ドラマは、また新たなファンを獲得することになるに違いない。オンエアを楽しみに待ちたい。

オンエアでは収まりきれなかった「証言」に関して、「QUIZ JAPAN」本誌が可能な限りフォローする予定なので、乞うご期待!

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