Subscribe / Share

Toggle

column

『東大王』新生東大王メンバー初陣!波乱のファイナルを鶴崎が止める

東大王『東大王』公式twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

4月21日放送の『東大王』は、一軍二軍制度になってから初となる芸能人チームとの対戦。解答卓には赤ローブをまとった5人の男子が並ぶ。「1ステージ落とすごとに二軍メンバーと1人入れ替え」という緊張感も漂うなか、初戦を白星で飾れるか?

関連記事:『東大王』11ヶ月ぶりの1対1早押しで絶体絶命のピンチ「僕まで来たら終わり」

「夏の甲子園」の正式名称(13文字)は……?

1stステージ「ひらめきルーム」では、東大王チームの後藤弘&和田空大が瞬発力を発揮。芸能人チームの自滅が目立ち、東大王チームが勝利した。

2ndステージは「熟語陣取り合戦」。1回戦は過去最長となる13文字の熟語が焦点になった。先攻の芸能人チーム、カイ(超特急)が「全国高校野球選手権」をコールするも不正解。これを受けて東大王チームの猪俣大輝が「全国高等野球選手権」を解答するも、これも辞書には載っていない。いわゆる「夏の甲子園」の正しい呼称に苦戦する両チーム、正解を奪ったのはアンミカの「全国高等学校野球選手権大会」だった。

そのまま差が縮まらず、1回戦は13-20で芸能人チームの勝ち。2回戦はいきなり伊沢拓司が「個人情報保護法」の最長7ワードを獲得。しかし伊沢は「まだ……」とつぶやく。「動物愛護法」「社会福祉法人」など「法」がつくワードが盤面に多くあり、予断を許さないのだ。

しかし、今回はあまり逆転劇がなく、白マスを中心に塗りつぶす展開に。ほぼ同点で迎えた終盤。後藤の前に白マス「地」「獄」だけが残るが、他のワードとつながらず「地獄」のみに留まった。2回戦は1マス差で東大王チームが勝利するも、1回戦とのトータルでこのステージは芸能人チームの勝利に。

東大王チームはなかなか「熟語陣取り」で勝利がつかめない。鶴崎も「どうすればいいんだろうなぁ〜」と首をかく。

関連記事:『東大王』2020年を振り返る3時間SP。最後は東大王チーム全員に見せ場が

13回ぶりのファイナル伊沢参戦。いきなりのピンチ

芸能人チームの大将・富永美樹が、13回ぶり(!)に伊沢獲得チャンスをものにして、ファイナルステージは久しぶりに伊沢が参戦! ステージは「全員一斉早押しバトル」で、8問先取で勝利だ。

新生東大王チームで初となる、5人での早押しバトル。しかし、芸能人チームは手加減をしてくれるわけではない。1問目の「あるなし問題」を八田亜矢子が正解したのを皮切りに、時事問題をFUJIWARA藤本が、人物連想問題を伊沢が、場所の名称を富永が、それぞれ得意分野で力を発揮してポイントを奪取。芸能人チームならではの層の厚さを発揮して、瞬く間に4ポイント差をつけてしまう。

5問目「現象の名称」を鶴崎が「トリスカイデカフォビア」で正解すると、6問目「ひらめき問題」を川上諒人が「サービスエリア」で追従。「対」を「VS」に変え、ひっくり返し、線を足して「SA」にするという、変換手順の多いひらめき問題を瞬時に解いてみせた、

その東大王チームへの流れを伊沢が止め、芸能人チームがポイントを重ねる。11問目「地図上の線は何を表しているか」では、ゆりやんレトリィバァが「線路」でまさかの正解。ポイント4−7で、芸能人チームがリーチに……!

関連記事:『東大王』プレバト・YouTuber・アナウンサーとの3番勝負!鈴木&砂川が覚醒

崖っぷちの状態から、大将自ら勝利を引き寄せる

ちょうど1年前、鶴崎の大将デビュー戦が黒星で終わったことが頭をよぎる。当の鶴崎本人もそう思っただろう。ここから、鶴崎による怒濤の追い上げが始まる。

12問目「都道府県シルエット」は、格子の向こうを都道府県が通り抜ける前に「愛媛県」を正解。13問目「+−×÷を入れて等式を完成させよ」では、「4□2□6□3□1=9」が表示された瞬間にボタンを押して解答権を確保。いきなり横を向き、壁に向かって考える鶴崎。パッと振り返って出した答は「4×2+6÷3−1=9」。正解音にMC席から「よーし!!」の声、杉山アナの「皆さんこの男がIQ165です!」という叫びが響き渡る。

ポイント6−7。鶴崎はまだ止まらない。14問目の世界遺産問題では、インドネシア上空で地球の回転が緩くなったのを見極めた“宇宙押し”で「ボロブドール」を正解。「世界史でも有名なものなので、ここで押してまず言うのはボロブドールだろう」と、勝負の仕方を身をもって後輩に伝える。たとえ不正解でも、世界遺産が得意な猪俣らがカバーしてくれるという読みもあったろう。

ついにポイント7−7に追いついた。15問目「建造物の名称」。映像はどこかの美術館の内部のようだが、どこの美術館なのかわからない。ボタンを押したのは鶴崎。しかしその表情は険しい。答をうながされコールしたのは、「ルーヴル・アブダビ」。たっぷり時間をとったあと、正解音が鳴り響く。

鶴崎は「アラビア語が見えたので」と話したが、映像を確認するとアラビア語が映ったのは、映像が始まってすぐに出てきたパネル上のみ。一瞬の情報を逃さず、大将自らの4連続正で新生東大王チームの勝利を守り切った。

……そして気になるのは、2ndステージを落としたことによる「二軍への入れ替え」。成績最下位だった和田が二軍に落ち、二軍での筆記試験トップだった紀野紗良が一軍に復帰。次回は2時間SPで、フルメンバーが登場だ。

『東大王』(2021年4月21日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、猪俣大輝、川上諒人、後藤弘、和田空大
芸能人チーム:アンミカ、井上咲楽、愛花、カイ(超特急)、児嶋一哉(アンジャッシュ)、武元唯衣(櫻坂46)、富永美樹、八田亜矢子、FUJIWARA(藤本敏史、原西孝幸)、ゆりやんレトリィバァ、篠原梨菜(TBSアナウンサー)

【ライタープロフィール】井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

Return Top