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『東大王』ジャスコ林 2ヶ月ぶりの復帰戦!鈴木光は試験勉強から合流

東大王『東大王』 公式twitterアカウント(@toudaiou_tbs)より

1月27日放送の『東大王』は、長らく学業のためお休みしていた林輝幸が2ヶ月ぶりの復帰。鈴木光と共に卒業するまであと7回……と思いきや、鈴木光の姿がない。期末試験の追い込みのため、楽屋で勉強しており、ファイナルステージだけ合流するとのこと……!

ファイナルまでは画面右上のワイプに楽屋で勉強する鈴木光の姿が映し出され、「鈴木光 試験勉強中」「Finalから参戦」という柱がクルクル回っている。まるで同じTBSの『モニタリング』のようであった。

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難関中学入試問題でデッドヒート!

1stステージは、もうすぐ中学入試の季節ということで「難関中学入試問題」。灘中学や開成中学など、難関校の入試問題から出題される。これは東大王チーム有利なのでは……ということで、かなり厳しいハンデがついた。芸能人チームは正解者数×10Pに対し、東大王チームは全員正解すれば100P、1人でも不正解なら0P。0か100かの勝負だ。

1問目は順調に全員正解を達成した東大王チームだったが、2問目「次の中から意味する内容が大きく異なることわざは?」で波乱が起きる。選択肢は以下の5つ。

(ア)釈迦に説法
(イ)河童に水練
(ウ)孔子に学問
(エ)猿に木登り
(オ)鬼に金棒

芸能人チームは(ア)と(オ)に解答が割れ、東大王チームはジャスコ林だけが(ア)。正解は……「(オ)鬼に金棒」。

間違えやすいのだが、(ア)〜(エ)は全て「もともと得意なものをさらに与えている」ことから「見当違いで無駄な事」のたとえ。鬼に金棒は「ただでさえ強いものにさらに強さが加わること」。釈迦に説法を与えても、さらに強くなるわけではないのだった。

ジャスコ林のミスで東大王チームの獲得ポイントは0P。芸能人チームとの点差が90Pに広がってしまう。芸能人チーム&伊沢拓司は1問で最大130P獲得できるため、これ以上点差が開くと逆転が難しい。しかし東大王チームはこのあと1問も落とさず、じわりじわりと点差を詰めていく。最終問題直前で700対720! 逆転勝利のためには絶対に落とせない東大王チームだが、最終問題に難問が待っていた。

「日本に初めてキリスト教を伝えた人物が、最初に上陸した地はどこか?」
(あ)長崎県
(い)鹿児島県
(う)山口家
(え)大阪府

日本に初めてキリスト教を伝えた人物といえば、フランシスコ・ザビエル。キリスト教といえば長崎県のイメージが強いが、ザビエルが上陸したのは鹿児島県の稲荷川河口付近だった(1549年)。「鹿児島県は種子島=鉄砲伝来のひっかけでは……?」と、選択肢から外してしまった人もいるのではないだろうか。

この難問に東大王チームも(あ)と(い)で解答が割れてしまい、獲得ポイントは0Pに。芸能人チームが逃げ切ってこのステージを制した。

関連記事:『東大王』2連敗は避けたい東大王チーム。緊張と焦りとプレッシャーと

高所恐怖症の記憶を呼び覚ます鶴崎修功

2ndステージ「お絵かきリレー」は両チームドロー。芸能人チームは伊沢獲得チャンスに失敗し、12人でファイナルステージ「全員一斉早押しバトル」(7問先取)に挑む。そして東大王チームは、ようやく鈴木光が合流。舞台は整った。

1問目のひらめき問題を大将・鶴崎が正解すると、2問目3問目と砂川、林が続く。4問目「撮影された島の名前は?」では、地表に積もった雪のアップからスタート。カメラが引いていくと、そこが山頂であることがわかり、建物らしきものも見える。ほぼ全景が見えたところでランプが点いたのは鶴崎! 「ハワイ島」で4ポイント目を奪取する。山頂の建物は日本の国立天文台で、2019年9月の「東大王ハワイ修学旅行」でヘリから見えたものだった。「僕が死にそうになりながら……」と回想する、高所恐怖症の鶴崎。

東大王チーム大量リードのなか、芸能人チームも粘りを見せる。7問目の都道府県問題では、出題とほぼ同時にFUJIWARA原西が押した。画面に一瞬映っていたのは、巨大なつらら。原西は「昨日ニュースで見た」と「埼玉県(秩父市の”三十槌の氷柱”)」を見事正解する。収録前日のニュース映像が時事問題に使われるとは、情報収集も気が抜けない……。

その後、8問目のひらめき問題を猪狩蒼弥が取り、ポイントは5-3。9問目「何を表している?」では「白=21.9mm 黒=22.2mm」という表記から鶴崎が「碁石の大きさ」を正解。碁石は白は膨張色で大きく見えるので、黒の石をあえて大きくしている。「白」「黒」から一瞬でこの知識まで引き出す強さ。

マッチポイントを迎えた東大王チーム。最後に決めたのは砂川だった。「画像のおかしな所は?」と、路上をいくつかの自動車が走行する写真が映し出される。背景にはビル群や高架、街路樹、標識などがあり情報量が多い。ここで砂川が注目したのは「数字」だった。解答は「全く同じナンバーの車が2台ある」で、正解! 砂川は「おかしなところを探すときは数字に着目すると答がある」と、攻略法を惜しみなく教えてくれた。

番組によると、これで東大王チームは「4連勝」とのこと。年末最後の放送では2連勝だったので、前回の3連戦は1回の放送で「1勝」というカウントのよう。鈴木&林の卒業まであと6回。10連勝まであとがない。

『東大王』(2021年1月27日放送)
司会:ヒロミ、山里亮太
解説:伊沢拓司
東大王チーム:鶴崎修功、鈴木光、林輝幸、砂川信哉、紀野紗良、岡本沙紀、伊藤七海
芸能人チーム:猪狩蒼弥(HiHi Jets)、井上裕介(NON STYLE)、皆藤愛子、北川悠理(乃木坂46)、後上翔太(純烈)、小島よしお、富永美樹、八田亜矢子、原西孝幸(FUJIWARA)、藤本敏史(FUJIWARA)、ゆいP(おかずクラブ)、ゆん(ヴァンゆん)

【ライタープロフィール】

井上マサキ
路線図マニアでテレビっ子のライター。『99人の壁』でグランドスラム達成(ジャンル「路線図」)。著書に『たのしい路線図』。宮城県出身。二児の父。

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