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QUIZ CHALLENGE

CDの長さが中途半端な“74分”になったワケとは?

一問一報/CD

Image by Thomas Breher from Pixabay

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一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?

サブスクリプションと呼ばれる定額聴き放題の音楽配信サービスが浸透してきています。2015年頃から「Apple Music」「LINE MUSIC」「Google Play Music」など定額聴き放題の音楽配信サービスのスタートが相次ぎました。翌2016年には「Spotify」が日本に上陸し、2018年にはYoutubeも流れに乗り「YouTube Music」をスタートさせました。
定額聴き放題の前はiTunesに代表されるダウンロード型が定番で、iPodに楽曲をダウンロードして聞いていた、という人も多いのではないでしょうか。
さらにその前はCDを購入して聞く、というスタイルだったことを考えると近年の音楽の楽しみ方の急激な変化を感じずにはいられません。
そんな懐かしのCDに関するクイズです。
一問一報2020年9月15日のクイズ
CDの規格を決める際、最大収録時間が74分になった理由とはなんでしょう?
①当時のテクノロジーの最大限の容量だった 
②80分と60分でモメたので、中間をとって74分になった 
③ベートーベンの第九が収録されるように決めたから 

初めて買ったCDは何?という話題も今は使えませんね……。


③ベートーベンの第九が収録されるように決めたから
1979年、フィリップスとソニーが共同でCD(コンパクトディスク)の規格の共同開発に乗り出しました。CDの録音時間は直径の大きさによりますが、当時11.5cmを推すオランダのフィリップスと、12cmを推すソニーで意見が割れていました。どちらも60分は録音できる規格ですが、最大録音時間をどこまで大きくするかで両社が一歩も引かない中、決めてとなったのが当時のソニー副会長でCD開発事業を統括していた大賀典雄氏の「第九が入らなくては」という一声だったとされます。そこで演奏時間が一番長い「第九」を調査し、ヴィルヘルム・フルトベングラーが指揮した74分のものを最長と判断し、これが入るよう12cmに規格が決まったそうです。
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