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QUIZ CHALLENGE

ソレは無いわ…日本発祥のトイレマーク、不採用になった驚きのデザイン案とは?

ソレは無いわ…日本発祥のトイレマーク、不採用になった驚きのデザイン案とは?
一日一問クイズにチャレンジして、頭の栄養補給しませんか?
現在、トイレのマークといえば、男性と女性が立つシンプルなピクトグラム(マーク)がよく使われています。これが何を表すのか知らない人はいないでしょう。
このピクトグラムは、世界各地で使用されており、多少のバリエーションがあるとはいえ「男女が立っている」という形は共通しています。
そんな「トイレのマーク」ですが、実は日本発祥のものでした。
1964年、東京でオリンピックが開催されたときのことです。世界各地からやってくる外国人が、言葉がわからなくても、ひと目でそれが何の施設かわかるようにするため、簡単な絵でそこが何かを表すピクトグラムを決めることになりました。
ピクトグラムの制作には、無印良品のトータルデザイナーである田中一光をはじめ、永井一正(JR、TEPCOのマークをデザイン)、横尾忠則など、当時の新進気鋭のグラフィックデザイナーたちが集められ、トイレマークだけでなく、郵便局や銀行といった様々なピクトグラムが決められました。
そんなピクトグラムに関するクイズです。
一問一報2019年9月8日のクイズ
トイレのピクトグラムが現在の「男女の人型」に決まる前、実際に出された案で本当にあったのは?
①ペンとドーナッツの形 
②しゃがんで用をたす忍者の形 
③とぐろを巻いたウンコの形 

本採用されたマークの方が俄然わかりやすいですね!

③とぐろを巻いたウンコの形
ピクトグラムを考案するために集められたグラフィックデザイナーたちも、トイレのマークには非常に苦戦したようです。当時、トイレと言えば和式便器が多かったため、和式便器の形をマークにしても外国人には伝わりにくい……そこで、案として出されたものには、足を上げて用を足すトイプードル、シルクハットとハイヒールなど、今ひとつ伝わりづらいものばかり、そのひとつに「とぐろをまいたウンコ」の案もあったようです。そんななか、田中一光が考案した「立った男女」のマークが採用されたそうです。「男女に別れて入る部屋」といえば、普通トイレぐらいしかありません。トイレというものの使われ方を端的に、かつ上品に表現した優れたデザインといえるでしょう。

【次のクイズにチャレンジ!】電柱? 電信柱? いったい何がどう違う?

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