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JR東日本は12月4日、山手線品川駅と田町駅の間に2020年に完成する新駅の名称を『高輪ゲートウェイ』とすることを発表しました。この決定に対し、山手線の駅名に唐突に英語が入ることに違和感を感じた人が多かったようで、ネット上では「かっこわるい」「長い」などの批判的な意見が相次ぎました。
芸能人からの批判も多く、カンニング竹山は、自身のツィッターで「何故、芝浜にしなかったんだ！」と、落語の演目にちなんだ駅名『芝浜』にならなかったことを残念がっていました。また、劇作家の鴻上尚史も「『高輪ゲートウェイ』という名前はコンセプトだけで、人情として口にしない言葉です。インテリは感情をバカにしてこういう失敗をします」と、その命名の姿勢を批判しました。さらに、コラムニスト能町みね子の呼びかけにより「高輪ゲートウェイという駅名を撤回してください」という署名運動まで開始され、現在1万5千人以上が賛同するという事態に至っています。
ＪＲ東日本は、旧田町車両センターの再開発地域の玄関口に、との意図を込めて命名したようですが、はたして利用者に愛される山手線の駅となるかは、今後にかかっています。

一般的に「山手線」といえば、環状運転を行っている緑色の電車を思い浮かべがちですが、それは「運転系統」としての山手線です。「路線名称」としての山手線は、品川駅が始発、そして、大崎、目黒、渋谷、新宿、池袋などの駅を経由し、終点田端駅までの「Ｃ」の字型の路線が「山手線」です。田端駅から東京駅までは「東北本線」、東京駅から品川駅までは「東海道本線」で、緑色の電車が、東北本線と東海道本線の線路を経由して環状運転を行っているのが運転系統としての「山手線」というわけです。

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