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『パネルクイズアタック25』の構成作家・高見孔二をゲストに迎えた「関西クイズ番組史の研究」レポート

p_report_20140512a2014年5月9日に、「関西クイズ番組史の研究」と題されたトークイベントが大阪・千日前の「なんば紅鶴」にて開催された。「なんば紅鶴」は、千日前にあるレジャービル味園内に立ち並ぶバーの中にあるライブシアター。普段はここで毎月第3土曜日に「味園クイズ研究会」によってクイズの例会が開かれるなど、大阪のサブカルスペースとして注目を集めている。ちなみに味園クイズ研究会とはいうものの、会員制のクイズサークルではなく、会場に来たお客さんが自由に参加できるクイズの遊びの場というニュアンスの集まりである。

今回「関西クイズ番組史の研究」はその味園クイズ研究会の会長・西野ヒロシ氏が進行を、漫才・落語作家のさぬき氏が構成を手がけた。まず第1部は、「QUIZ JAPAN」編集長の大門弘樹も参加し、関西のクイズ番組の年表を元に、それぞれの番組を振り返った。

続く第2部はゲストはなんと『パネルクイズアタック25』の構成を務める高見孔二氏。高見氏は現在は関西演芸作家協会の会長代行を務めている漫才作家でもあり、テレビの世界では800近くの番組(本数にしてのべ1万本!)に携わってきた人物。中でもクイズ番組との関わりは、古くは『アップダウンクイズ』の問題作家としてスタートし、その後、故・堤章三氏の後を継ぎ、『パネルクイズアタック25』のメインの構成作家となり、今年で21年目になる。そんな「大阪発のテレビ番組の重鎮」を迎え、本邦初公開となる『アタック25』の裏話がたっぷりと語られた。

p_report_20140512b中でも印象的だったのが『アタック25』で採用されるクイズ問題の作り方だ。高見氏によるとクイズの問題の作り方は漫才の台本と同じだという。つまり視聴者を楽しませるという一貫した姿勢が、『アタック25』の問題の質の担保になっているということなのだろう。

また様々な理由でお蔵入りとなった問題のエピソードも会場から驚きの声が上がった。例えば「宮沢賢治の詩『雨ニモ負ケズ』の中で、一日に玄米何合を食べると謳われているか?」という問題。本当は4合だが、戦争中に4合は食べ過ぎだとされて、3合になっている教科書があったため、この問題は使えなくなってしまったそう。オンエアされた問題の陰で、問題制作に大変な苦労があることがうかがい知れた(ちなみに問題チェックの要であるリサーチャーには、『アップダウンクイズ』時代から40年以上に渡り裏取りを担当している人もいるそうだ)。

特に視聴者参加の番組であることへのこだわりは強く「素人さんを使っても面白いのが本当に面白い番組。そこにタレントが来れば、もっと面白くなるのは当たり前なんだから。素人さんでも面白いものを作るのが僕らの仕事」「単に視聴率を上げようと思ったらタレントさんを呼べば簡単に上がる。でもそれをやってたら絶対に番組は潰れてる。タレントさんを入れずにがんばってるところが長続きしてきた理由」とも。

その他、故・児玉清さんのエピソードや、予選でどのようなところを見ているか等の『アタック25』裏話に加えて、さらには2002年に深夜番組として放送された『プロジェクトQ』の苦労話まで飛び出し、実に密度の濃いトークショーとなった。

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