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廣海渉が念願の初優勝! フルオープンの短文クイズ大会『第17回勝抜杯』レポート

廣海渉が念願の初優勝! フルオープンの短文クイズ大会『第17回勝抜杯』レポート

2017年5月3日、大阪市此花区の「こども文化センター」にて『第17回勝抜杯』が開催された。『勝抜杯』シリーズは、自身もクイズプレーヤーである三木智隆が例年5月頃に開催している競技クイズのオープン大会。出場制限などはなく、毎年多くの強豪プレイヤーがこのステージを「勝ち抜け」るために集結する。数あるクイズ大会の中でも非常に長い歴史を持つ、伝統の一戦だ。スポーツ記者として活動する三木が作る特徴的な問題群もこの大会の持ち味となっており、参加者たちが事前に予想問題を作り合う姿も多く見られた。

今回は、前回を大きく上回る216人が大会にエントリーした。その中から予選のペーパークイズを通過することができるのは100人だけ。早速半数がここでふるい落とされる。ペーパーでは「世界の通貨を表す記号。ドルは“$”と表記しますが、ユーロはどう書く?」「1980 年代からインドで軽自動車の販売を始め、インドの自動車シェアで4割を超える日本の自動車メーカーは何?」など、広く深い知識が試される50問が出題された。その中で、40点もの高得点を獲得し、自身初のペーパー1位に輝いたのは松尾浩。関西のクイズサークル「モンキーズ」に所属するベテランが、念願のポールポジションに上がった。

1回戦はシード10人をのぞいた90人によるローリングクイズ。例年、ここで早々と姿を消す実力者が後を絶たず、シード10枠の争いを激化させる原因にもなっている。今年も昨年と同じく誤答は即失格というシビアなルールであったため、昨年の決勝進出者・中村栄斗や過去優勝経験のある宮川敬などの実力者が、ここで苦杯を嘗めることに。

2回戦の7○3×は、各組5人から2人が勝ち上がる方式。早押しクイズの黄金ルールとも呼ばれる形式だが、ここでも数々のデッドヒートが。特に見ごたえがあったのが第4セット。ベテラン・秋田芳巳に対し、大美賀祐貴、武藤大貴、北村諒太といった、20代の実力者がぶつかりあったこのセットでは、何と5人中4人がリーチにこぎつけるという大熱戦に。この他にも誰が勝ってもおかしくないセットが続発し、舞台は熱気に包まれた。

続く3回戦の1対1対決クイズは、最短4問で決着が付いてしまう短期決戦のため、いかなる強豪と言えども油断はできない。ここでは同大会2度の優勝を誇る大横綱・田中健一が、直近3大会でいずれも準決勝以上の成績を収めている野田修平に破られるなど、本命に数えられるプレイヤーが次々と脱落し、勝負の厳しさを思わせた。

準決勝は強豪がひしめく中で、他のプレーヤーグループより3ポイントもリードしなければ勝ち抜けられない方式。大混戦の末に決勝の舞台へとまず足を踏み入れたのは、『頭脳王』や『Qさま!!』などで活躍するクイズドクター・廣海渉と、昨年『Knock Out~競技クイズ日本一決定戦~』で初代王者に輝いたクイズ女王・横田薫。そして、敗者復活戦から勝ち上がり最後の切符を掴んだのは、『高校生クイズ』『東大王』のタイトルを持つ伊沢拓司。それぞれスタイルが別れる3人がぶつかり合う決勝戦は、前半戦終了時はほぼ横並びの大接戦になった。運命の後半戦、廣海が中盤にスルーを挟んでの4連答を決め、そのままリードを守りきり、自身初の栄冠に輝いた。
優勝者インタビューでは「折り返しまでは最も点数が低く負けてしまうかなとも思ったが、中盤の連答から優勝を意識しはじめた。簡単には終わらせてくれない手強い2人が相手だったが、勝ててよかったです」と興奮冷めやらぬ様子で語った廣海。ちょうど10回目の挑戦となる今年、輝かしいトロフィーを手に笑顔をにじませた。

『第17回勝抜杯』
優 勝:廣海 渉(筆記23位・岡山県)
準優勝:横田 薫(筆記3位・大阪府)
3 位:伊沢拓司(筆記13位・東京都・敗者復活)

筆記一位:松尾 浩(40点)
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